『戦国の群像』
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- 2016/08/17(Wed) -
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小和田哲男 『戦国の群像』(学研新書)、読了。
冒頭の戦国大名と国人領主の違いというテーマが 時代の変わり目を端的に表していて、興味深かったです。 それまでの封建制度における官僚的な組織の動きから、 能力主義の個人の動きへとダイナミックに変わっていき、 しかも、それが国盗りという側面だけでなく、 国造りや人民平定にも如何なく発揮されたというところが、 この時代の面白さですね。 また、百姓というものは、農民を指すわけではなく、 農民、漁民、猟民を幅広く指す言葉であったにもかかわらず、 幕府の政策の偏りから次第に百姓=農民となっていったなど、 面白い話もいろいろありました。 後半は、だんだん話が地味になっていった印象ですが、 歴史への興味を膨らませるには良い本なのではないでしょうか。
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『戦国合戦 武将たちの決断』
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- 2014/04/20(Sun) -
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小和田哲男 『戦国合戦 武将たちの決断』(PHP文庫)、読了。
またまた頂き物の本です。 戦国時代の合戦における武将の判断を3択問題で出していくのですが、 3択の内容に必然性がなく、単純な知識を問うだけの設問になってます。 歴史好きが、「おぉ、もちろん知ってるわ!」「これも知っとる!」と 自分の知識の量を確認するための本なのでしょう。 各合戦の情報は、文庫本で4ページ弱しかなく、 事実の情報以外に得るものがない本でした。
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『日本の歴史ミステリ まさかの展開』
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- 2013/11/08(Fri) -
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小和田哲男 『日本の歴史ミステリ まさかの展開』(知的生き方文庫)、読了。
またまた歴史の小咄本です。 ま、内容的には時間つぶし、気分転換レベルです。 読みながら思ったのは、 こういう本って、どんな人が書くのだろうか???ということ。 正直、この手の本がヒットすることはないですよね。 歴史マニアが買えば、コンスタントには売れるのかもしれませんが・・・。 中学・高校の歴史の先生とかかなぁ・・・ それとも郷土史家みたいな歴史ファンのおじちゃんかなぁ・・・ なーんて思ってたら、本作は大学の先生でした。 しかも、雅子さまの繋がりの方なの?良く分かりませんが。 へー、と思ったものの、内容はやっぱり時間つぶし程度でした。
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