『ダークナイト・ライジング』
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- 2015/12/30(Wed) -
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『ダークナイト・ライジング』
実家に帰ったらMovie Plusで放映していたので観てみました。 うーん、やっぱりバットマンシリーズは苦手だな。 主人公の正義の哲学が良く分からんのです。 殺人はしない銃なし主義ということなのですが、 ちんたらと肉弾戦をやっているがために大勢の街の住人が死の危険に晒されている・・・・ というか、実際、死んじゃってるし。 8年ぶりにマットマンとして復帰しようとしたきっかけも 何に価値を見出したのか、何がそれまでの放置という判断からの転機になったのか よく分かりませんでした。 そもそも物語の見せ方が、冒頭に劇的な飛行機アクションシーンをもってくることで 何が始まったんだ?このアクション凄いな!と見入ってしまいましたが (飛行機アクションや、その後のカーアクションなどは見ごたえがありました) 展開が全然頭に入ってこなくて・・・・・。 そもそも冒頭のシーンは障りの部分を切って前に出したということで、 終盤にならないと話が繋がってこないし、 悪役の狙いも分かりにくいし、そもそも黒幕そこかい!というありきたりな展開だし。 このシリーズにはまっている人にとっては バットマンの哲学中心に描いていく本作は非常に楽しめるものなのでしょうが、 単純に単発の1本の映画として観た私としては、 登場人物の誰もが、また製作側の誰もが、独り善がりな印象を受けてしまいました。 収穫は、アン・ハサウェイが格好良かったことですかね。 素性は結局よくわかりませんでしたが(苦笑)。
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『ダークナイト』
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- 2009/11/08(Sun) -
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『ダークナイト』
大ヒット映画でございます。 まぁ、私は「アメコミでしょ?」ぐらいのつもりだったのですが、 映画評論家から素人まで、皆さんべた褒めなので、 どんなもんだろか?と思って観てみました。 で、感想はというと、「期待しすぎた・・・・・」というところでしょうか。 ジョーカーが提示する「金なんて下品なものに左右されない崇高で純粋な悪の論理」は 極限までイッちゃっていて面白かったです。 どこまで人をコケにすれば気が済むのかという感じで。 しかし、その悪の対極に置かれたバットマンの哲学が何とも頼りないんです。 『ビギンズ』のときにも感じたことですが、 バットマンの行動基準は、非常に個人的な感情に支配されていて、 今回も、ハービーとレイチェルを選ばされたら、 迷わずレイチェルを選ぶんだよなー。 結果としてレイチェルを選ぶのはいいけれど、 ちょいとは逡巡しておくれよ・・・・と思っちゃいます。 「人を殺さない」というルールも、自己保身のように映ってしまいました。 「殺人はしないから、無法者であってもヒーローの列に加えてくれ」と 言わんとしているような。 だから、「マスクを脱げ」云々の苦悩も、大局観を見据えてのことではなく、 あくまでブルース個人に降りかかった重責に悩まされているようにしか 見えないんです。 結局、「金持ちのボンボンの道楽」から抜け出せていなくて、 だからこそ「ダークナイト」の称号で満足できてしまうのではないかと 残念に思いました。 あと、フェリーの中の乗客も囚人も整然としすぎだろう・・・・。 即暴動になるのが当然の国のように思うのですが。
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『バットマン・ビギンズ』
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- 2009/03/21(Sat) -
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『バッドマン・ビギンズ』
「バットマンシリーズ」を始めて見ました。 『ビギンズ』から見始めるのは、ある意味正しいのかしら? さて、バットマンがどのようにして誕生したかは理解できましたが、 これって「金持ちのボンボンの道楽」なんじゃないの? 都合よくウェイン財団のお荷物部署に 驚愕の化学兵器がどっさり置き忘れられている・・・・。 ザッツ・アメコミ!って感じのご都合主義です。 そして、「おれは人を殺さない」的な台詞をヤマ場で吐いてましたが、 それまでのカーチェイスとかで、警官や巻沿いくらった市民とかで 無くなっている人が絶対いるはず。 自分の手で首を締めなければOKということ? アメコミの世界の理論は、私には難しいです。 あと、ワタナベ・ケンの登場シーンってあれだけ?というもの拍子抜け。
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