『地方消滅』
- 2015/11/08(Sun) -
増田寛也 『地方消滅』(中公新書)、読了。

増田レポートとして話題を呼んだ、地方消滅に関する予測。

ダイビングで訪れる海は、熱海のような観光地もありますが、
小さな漁港の町であることも多く、鄙びたというより、寂れたと表現したくなる町も多いです。
お年寄りしか歩いていないような・・・・。

地元に戻っても、街に人が歩いていないことが気になります。
我が家のある商店街も、昼間の閑散とした様子に驚くばかりです。
私が小学生の頃は、それなりに賑わっていたはずなのですが・・・・。

むしろ、増田レポートで、地元の津市が、若年女性の急激な減少地域に色分けされていなかったことが
自分の実感と合わずに驚きました。
田舎とはいえ、一応、県庁所在地なので、それなりに若年層人口は維持されるということなのでしょうかね。

本作の前半は、レポートの解説が中心で、やや味気ない文章だったのですが、
後半の藻谷浩介氏との対談が、重要ポイントをざくっと振り返って
今後のことを考えていく視点を持つために、分かりやすかったです。


地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)
増田 寛也

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『金融緩和の罠』
- 2015/02/16(Mon) -
藻谷浩介、河野龍太郎、小野善康、萱野稔人 『金融緩和の罠』(集英社新書)、読了。

最近受講した講義で耳にした「人口オーナス」という考え方が、本書でも語られています。
このようなマクロの視点での適切な環境分析が大事だと思う反面、
藻谷氏の「付加価値の上昇のためには人件費を上げることが大事だ」という主張には、
確かに、経済学的な定義だとそうなるけれども、
経営学的な観点でいくと、その賃金アップの原資はどこから生み出すのだろうか?というあたりが
よく分かりませんでした。

もともとインタビュー形式の構成なので、
各論者の主張が出きっているのかがつかみ難いのですが、
なんだか、経済学と経営学の立脚点の違いのようなものの
ギャップが上手く埋められないまま読み終わってしまいました。

自分の会社に当てはめて、この3人が言わんとしていることをやりつつ、
自社の従業員の生活を守り、自社の業績も伸ばし・・・・・・という姿が
描くことができませんでした。


金融緩和の罠 (集英社新書)金融緩和の罠 (集英社新書)
藻谷 浩介 河野 龍太郎 小野 善康 萱野 稔人

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『デフレの正体』
- 2012/06/29(Fri) -
藻谷浩介 『デフレの正体』(角川ONEテーマ21)、読了。

研修などで、SWOT分析などをやると、
外部環境の欄に必ずといっていいほど出てくる「人口減少」「少子高齢化」といった言葉。
しかし、イメージ先行で、いまいちピンと来ていませんでした。
いったい、どんな風に、この企業の業績、もしくは日本の経済に響くのだろうかと。

本作で、ようやく、人口問題のインパクトの内容そのものと、
インパクトの大きさ、そして回避することの難しさを、理解することができました。

30代で理解するには、かなり悲しくなる数字ばかりですね・・・。
そういう私自身が、子供が居ないので、大きい口は叩けませんが・・・・。

「率」と「絶対数」の関係をきちんと押さえることなど、
数字の読み方についても、勉強になりました。


デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
藻谷 浩介

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