『「日本」を捨てよ』
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- 2020/05/05(Tue) -
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苫米地英人 『「日本」を捨てよ』(PHP新書)、読了。
著者の本は、いつも「失敗したぁ」と買ったことを悔やんでしまうのですが(苦笑)、 Youtubeの動画チャンネルにゲストで出てたりするのを見ると、 「面白いこと言うなぁ、発想の切り口が違うよなぁ」と感心してしまいます。 なんで、本はつまらなく感じちゃうのでしょうか? 出版社の自主規制?ゴーストライターの能力?それとも著者が本を限定的に捉えているのか? もっと本音で語って欲しいなぁと思ってしまいます。 なんだか、本になると、とてもハウツー本みたいな空気が出てくるんですよね。 で、本作ですが、いきなり「被災地での盗みは犯罪ではない」と言い、 3.11の被災地で日本人が互いに協力し、耐え忍んできた姿を否定します。 空腹を耐えるぐらいなら、店から食料品を取ってくればよいと。 確かにそれで空腹は満たされ、肉体的には満足度が得られるのでしょうけれど、 精神の面で一線を越えてしまうと、他人を思いやる気持ちが持てなくなりそうな気がします。 あの震災を乗り越えてきた人たちに向ける言葉ではないのではないかと思います。 まぁ、今の新型コロナウイルス禍における自粛の同調圧力に対して NO!と言っているホリエモンのような存在がありますが、 パノプティコン社会から脱しろ!という著者の教えは、 横並びで何でもかんでも自粛するな!ということになるのかな? 新型コロナウイルスに対して著者がどんな発信をしているか押さえてないので、 また今度Youtubeで検索してみよう。 で、本作に戻りますが、後半のキリスト教における「フェアネス」の考え方の解説は 面白く読みました。 日本人の考え方との対比で分かりやすかったです。 ただ、この話を脳科学者から聞く必要性ってどのぐらいあるのかな?とも思ってしまい、 この話は社会学者から聞いた方が深そうだなとも思ってしまいました。 ![]() |
『お釈迦様の脳科学』
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- 2015/10/11(Sun) -
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苫米地英人 『お釈迦様の脳科学』(小学館101新書)、読了。
なんだか、この人の本を読んでは文句を言っているような気がしますが、 本作もまた同じ轍を・・・・。 もともと興味のある仏教がテーマなら、 もうちょっと読めるかなと思って買ってみたのですが、 そもそも仏教が専門ではない人が書いた本ですから、 当然、仏教の話が体系だって読めるわけはなく 著者が言いたいことを、仏教の話題を借りて述べているだけということで、 自分としては何とも中途半端な読書となってしまいました。 仏教のことを知っていないと著者の主張の正確さや異端さやが分からないし、 著者の主張を知っていないと、仏教というテーマを通じて何を言おうとしているのか理解できない。 うーん、著者の作品の中で、私の選ぶ本が間違っているということなのでしょうかね。 ストレートに著者の主張を読んでみるべきなのかな。 でも、それも重そうだな・・・・・。
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『テレビは見てはいけない』
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- 2013/10/30(Wed) -
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苫米地英人 『テレビは見てはいけない』(PHP新書)、読了。
「IQテスト満点」というのはどういうことなのか、どういう人なのか、 それを知りたくて、著作を読むのは2度目ですが、 やっぱり、解は得られず(苦笑)。 まぁ、今のテレビが低俗だという主張には肯定しますが、 それって、IQ無限大の人でないと言えない話ではないと思います。 むしろ、ちょっと気の利いた社会批判をする人なら誰でも言うことでありまして。 主張は同じでも、主張の仕方や切り口が違うのかと言えば、 その点でも、さほどの目新しさはなく・・・。 ところどころに自分の自慢が入っているのがアレですが、 その内容も、ニッチなビジネスのように思えて、 世界を変えるような取り組みでもないように感じます。 本当は凄い人なのでしょうか? 未だに、分かりません・・・・・・。
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『年収が10倍アップする超金持ち脳の作り方』
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- 2013/06/01(Sat) -
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苫米地英人 『年収が10倍アップする超金持ち脳の作り方』(宝島社)、通読。
超人的にIQが高い天才という触れ込みに、 脳科学者としての観点で以前から気になってはいたのですが、 最近、別の話題で名前が出るようになってからは、怪しさ爆発(苦笑)。 図書館に調べものに行ったときに、たまたま本作が目に留まったので 興味半分で読んでみました。 ま、タイトルからして、大した内容の本ではないことは想像がつくのですが、 くだらない内容でした・・・。 B/Sの考え方とか、言っている内容は、まぁ理解できるのですが、 何というか、くだらない読者層に向けて一生懸命熱くなっているような、 何とも言えない無駄な印象を受ける本でした。
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