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『我らクレイジーエンジニア主義』
- 2024/01/05(Fri) -
リクナビNEXT Tech総研 『我らクレイジーエンジニア主義』(中経文庫)、読了。

昨年たまたまNHK地上波で『魔改造の夜』を見て、
「日本のエンジニアはやっぱり凄い!」と感激しました。
特に、本業がある傍らで、生き生きと魔改造に取り組むモノづくりの原点のような楽しそうな表情や、
本番のレースで、ライバルチームのアイデアや成績に素直に感嘆する心、
そしてライバルのチャレンジが失敗したときに我が事のように悲しむ姿、
エンジニアの魂みたいなものが可視化されていて、良い番組だなと感じます。

で、たまたまブックオフで本作を見つけ、
「クレイジーエンジニア」というワードに惹かれて買ってきました。
T社のケルベロスの生みの親みたいなクレイジーな人がいっぱい登場するのかな?と期待して。

結果としては、そこまでサイコパスな感じの人は登場しなかったように感じました(苦笑)。
というか、登場したエンジニアは皆、自らが代表者として社会と向き合っている人たちであり、
T社のケルベロスの親のように、T社という看板の庇護があるわけではないので、
こういう業績紹介みたいなインタビューでは、結構まともな人としてしゃべろうとして当たり前ですよね。
もちろん、苫米地先生はここでも異端の人大爆発で通常運転でしたが(笑)。

たぶん、深く突っ込んだインタビューになったら、T社の人みたいに
サイコパスな一面を垣間見れそうですけど。

それを思うと、ちょっと本作のインタビューは、タイトルほどには当人に突っこめてないのかなとも
感じてしまいました。ボリュームもそんなになかったですし。

あと、本作に登場してくる人たちは、映像とかCGとかアンドロイドとかロボットとか、
未来的なテーマに取り組む人が多かったので、私が「エンジニア」という言葉でイメージする
ジャンルとはちょっとズレた感じがありました。

どうしても私は、「エンジニア」というと、
ケルベロスのT社とか、魔破★掃一郎のH技研とか、そういう商品化できる物体を開発する技術者を
イメージしてしまうので、本作で言うと、スピーカー開発者の由井啓之氏や
電気自動車開発者の清水浩氏とかが、私の中ではエンジニア的エンジニアです。

エアロトレイン開発者の小濱泰昭氏の話は、そもそもエアロトレインという計画を知らなかったので
リニアモーターカーみたいな「浮く乗り物」が、他にもあるのか!と驚きました。
早速、読後に検索してみましたが、残念ながら大して情報が出てこず、
計画は途中で挫折したんですかね?
それとも素人向けに情報が出てくるまでにはまだ至ってないのでしょうかね?
うーん、残念。
ただ、これから未来に発展する乗り物としては、レールを延々と敷いていかないといけないというのは
ちょっと無駄が多い感じもしちゃいますね。
そういう点では、近未来の乗り物というより、新幹線の延長線上の乗り物なのかも。




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『なぜ、脳は神を創ったのか?』
- 2022/11/25(Fri) -
苫米地英人 『なぜ、脳は神を創ったのか?』(フォレスト2545新書)、読了。

「なんで、あんなに怪しい教祖に対して何千万円も寄付しちゃうんだろ?」という疑問が渦巻く今日この頃、
ちょうど良いお手軽本かな?と思い、ブックオフで買ってきました。

天才脳科学者の苫米地先生の本は、過去に何冊か読んできて
「なんで話している動画を見ると天才性を感じるのに、本になると軽い感じがしちゃうんだろ?」と
いつも疑問でした。
本作を読んでいて思ったのは、「私の思考回路に読者はついていけないだろうから
読者のレベルに落として易しく解説してあげなければいけない」という著者なりの思いやりに対して、
著者が、読者の凡人度合いをうまく見極められていないから
易しくし過ぎてるんじゃないかと思うようになりました。
我々凡人が天才苫米地の思考回路を想像できないように、
天才苫米地は凡人の思考回路を理解できないのでは?という気づきです。
動画では、対談相手や現場スタッフの反応などを見ながら、そのレベル感を適度に調整できるけど、
著作では一方的に書くしかないから、軽い方に振れちゃうのかなと。

いきなり話が脱線してしまいましたが、本作は、人間と神の話。
なぜ脳が髪を作ったか?という問いは、私にとっては、なぜ脳は神を必要としたか?という
感情の面、特に集団感情の面での必要性の問題だと思っていたのですが、
著者は感情は関係なしに、あくまでロジカルに神を説こうとします。

人間は完全情報を得たいという欲望があるが、自分が不完全な部分情報であるため
完全情報としての神を希求するというコトバは理解できたのですが、
うーん、そんな単純で合理的なものなのかしら?と腑に落ちない感じが残ります。
不安という心情も、怖いという心情も「完全」に対して何かが欠けている状況だから、
それを神という存在で埋めようとしているのだ・・・・ということかもしれませんが。

そんな人間と神の関係において、神が存在するのかという疑問を、
数学的な証明方法で「神はいない」と書かれても、なかなか受け入れにくいです。
いや、私は、神様が物理的に存在するとはもともと思ってませんが、
誰の心にも何かの折にすがりたい「神」という存在がいるということは、
精神的安定感を得るためとか、気持ちの逃げ場を確保するためとか、そういう理由で
とても大事なことだと思っています。
だから、数学的に「神はいない」と証明することの意義が良く分かりませんでした。
というわけで、前半は、文章の上を目が滑るだけで、中身が頭に入ってきませんでした。

後半は、神や仏の世界を、各宗教がどういうう風に説いているのかを簡単に解説しており
そこは興味深く読みました。
著者が「天台宗ハワイ別院国際部長」という肩書をなんで持っているのか、
そもそもそのポストは一体何なんだという疑問は尽きないのですが(苦笑)、
かといって仏教や天台宗の教えが一番だと主張するのではなく、
仏教というものを突き放して説明してくれるので、興味深く読めました。

そして、キリスト教などの一神教と、仏陀の説く世界の仕組みとの根本的な違いについても
私なりに理解できたような気がします。
日本人の変な宗教観は、仏教だからこそ許されたものであり、
インドから日本に伝わってくるまでの間に、チベットやら中国やら朝鮮半島やらで
様々な要素が勝手に足された状態で日本に渡ってきたので、
じゃあ、日本人も神道と混ぜちゃえ!となっても、そりゃ仕方ないですよね。
それでいて、今のチベットの仏教徒が、日本の仏教感について「おかしい!」と
モノ申す訳でもないところが、仏教の寛容さというか、
そもそも宗教というより生活の教えみたいな面が強いからだろうなと感じました。

最後に、本作を読んでの私なりの結論ですが、
やっぱり、神が客観的に居るか居ないかとかはどうでもよい議論であり、
万人の心の中にそれぞれ困ったときにすがる相手や、助けられたときに感謝する相手が
神なり仏なりの姿で像を結んでいることが、幸せな状態のなのじゃないかなと思いました。




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『「日本」を捨てよ』
- 2020/05/05(Tue) -
苫米地英人 『「日本」を捨てよ』(PHP新書)、読了。

著者の本は、いつも「失敗したぁ」と買ったことを悔やんでしまうのですが(苦笑)、
Youtubeの動画チャンネルにゲストで出てたりするのを見ると、
「面白いこと言うなぁ、発想の切り口が違うよなぁ」と感心してしまいます。

なんで、本はつまらなく感じちゃうのでしょうか?
出版社の自主規制?ゴーストライターの能力?それとも著者が本を限定的に捉えているのか?
もっと本音で語って欲しいなぁと思ってしまいます。
なんだか、本になると、とてもハウツー本みたいな空気が出てくるんですよね。

で、本作ですが、いきなり「被災地での盗みは犯罪ではない」と言い、
3.11の被災地で日本人が互いに協力し、耐え忍んできた姿を否定します。
空腹を耐えるぐらいなら、店から食料品を取ってくればよいと。

確かにそれで空腹は満たされ、肉体的には満足度が得られるのでしょうけれど、
精神の面で一線を越えてしまうと、他人を思いやる気持ちが持てなくなりそうな気がします。
あの震災を乗り越えてきた人たちに向ける言葉ではないのではないかと思います。

まぁ、今の新型コロナウイルス禍における自粛の同調圧力に対して
NO!と言っているホリエモンのような存在がありますが、
パノプティコン社会から脱しろ!という著者の教えは、
横並びで何でもかんでも自粛するな!ということになるのかな?
新型コロナウイルスに対して著者がどんな発信をしているか押さえてないので、
また今度Youtubeで検索してみよう。

で、本作に戻りますが、後半のキリスト教における「フェアネス」の考え方の解説は
面白く読みました。
日本人の考え方との対比で分かりやすかったです。
ただ、この話を脳科学者から聞く必要性ってどのぐらいあるのかな?とも思ってしまい、
この話は社会学者から聞いた方が深そうだなとも思ってしまいました。




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『お釈迦様の脳科学』
- 2015/10/11(Sun) -
苫米地英人 『お釈迦様の脳科学』(小学館101新書)、読了。

なんだか、この人の本を読んでは文句を言っているような気がしますが、
本作もまた同じ轍を・・・・。

もともと興味のある仏教がテーマなら、
もうちょっと読めるかなと思って買ってみたのですが、
そもそも仏教が専門ではない人が書いた本ですから、
当然、仏教の話が体系だって読めるわけはなく
著者が言いたいことを、仏教の話題を借りて述べているだけということで、
自分としては何とも中途半端な読書となってしまいました。

仏教のことを知っていないと著者の主張の正確さや異端さやが分からないし、
著者の主張を知っていないと、仏教というテーマを通じて何を言おうとしているのか理解できない。

うーん、著者の作品の中で、私の選ぶ本が間違っているということなのでしょうかね。
ストレートに著者の主張を読んでみるべきなのかな。
でも、それも重そうだな・・・・・。


お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? (小学館101新書)お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? (小学館101新書)
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『テレビは見てはいけない』
- 2013/10/30(Wed) -
苫米地英人 『テレビは見てはいけない』(PHP新書)、読了。

「IQテスト満点」というのはどういうことなのか、どういう人なのか、
それを知りたくて、著作を読むのは2度目ですが、
やっぱり、解は得られず(苦笑)。

まぁ、今のテレビが低俗だという主張には肯定しますが、
それって、IQ無限大の人でないと言えない話ではないと思います。
むしろ、ちょっと気の利いた社会批判をする人なら誰でも言うことでありまして。

主張は同じでも、主張の仕方や切り口が違うのかと言えば、
その点でも、さほどの目新しさはなく・・・。

ところどころに自分の自慢が入っているのがアレですが、
その内容も、ニッチなビジネスのように思えて、
世界を変えるような取り組みでもないように感じます。

本当は凄い人なのでしょうか?
未だに、分かりません・・・・・・。


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『年収が10倍アップする超金持ち脳の作り方』
- 2013/06/01(Sat) -
苫米地英人 『年収が10倍アップする超金持ち脳の作り方』(宝島社)、通読。

超人的にIQが高い天才という触れ込みに、
脳科学者としての観点で以前から気になってはいたのですが、
最近、別の話題で名前が出るようになってからは、怪しさ爆発(苦笑)。

図書館に調べものに行ったときに、たまたま本作が目に留まったので
興味半分で読んでみました。

ま、タイトルからして、大した内容の本ではないことは想像がつくのですが、
くだらない内容でした・・・。

B/Sの考え方とか、言っている内容は、まぁ理解できるのですが、
何というか、くだらない読者層に向けて一生懸命熱くなっているような、
何とも言えない無駄な印象を受ける本でした。


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