『世界を歩いて考えよう!』
- 2015/08/01(Sat) -
ちきりん 『世界を歩いて考えよう!』(大和書房)、読了。

3冊目のちきりん先輩です。

今回は、世界各地を旅行したという経験をもとに、
現地で考えたことをまとめたエッセイ。

訪問先が、ソビエトだったり、キューバだったり、ミャンマーだったり、
かなりマニアックな国をマニアックなタイミングで訪問しているので、
旅行記としては面白かったです。

ただ、「社会派」というには、掘りが浅いのではないかと・・・・・。
実際に著者が目にした光景や体験した出来事から思索をしていく
その出発点はなるほどなぁと感じるものが多かったのですが、
意外と思索が深まらないと言いますか。

この著者は、聡明だし社会的経験値も高いので、
相当深くまでモノゴトを考えていると思います。
なのに、本にするとこの程度になってしまうというのは、
言葉は悪いですが、「このシリーズの読者ならこの程度がちょうど良いだろう」と
見くびられているのではないかと思います。

その点は、読んでいて、あまり気持ちの良い感じがしませんでした。
ま、私の推測が間違っているのかもしれませんが。

もっと深掘りして突き抜けた文章を一度読んでみたいものです。


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『ゆるく考えよう』
- 2015/03/03(Tue) -
ちきりん 『ゆるく考えよう』(イースト・プレス)、読了。

前に読んだものが面白かったので、再び。

本作は、あまり難しく考えずに楽観的に生きよう!という内容です。

ちょっと緩すぎかな・・・・・。

様々なことに挟まれて、焦って、どうしたらいいか分かんない!?と
パニックになっている人には、「落ち着きなさい」「楽になりなさい」と
ヒーリング効果がある気がします。

ただ、将来に向けて自分を成長させたいと、冷静に考えている人にとっては、
あまり刺さってこないと思います。

できる人のタイプを、パソコンのスペックに准えて解説したくだりなどは、
さすがトップコンサルタント、話が分かりやすいし、面白い!と感じました。
こういう個別具体的な説得テクニックを知るには、参考になると思います。

読んでいてずっと疑問だったのは、
本作で述べている考え方&生き方を著者はどの時点で会得したのかということ。
外資コンサルでバリバリ働いていた人(のはず)なので、
その当時も、このような考え方を持っていたのか、そして実現していたのか、
それとも、退職してから悟ったことなのか、そのあたりが、どーにもモヤモヤ。

本作で主張されていることと、今の私とを、
どう結び付けていけばよいのかがイメージできませんでした。


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『自分のアタマで考えよう』
- 2014/10/02(Thu) -
ちきりん 『自分のアタマで考えよう』(ダイヤモンド社)、読了。

「なんだか売れてるらしいぞ」との情報は得ていたのですが、
この本が世の中に出てきた経緯を良く知らないまま、
とりあえず100円で見つけたので買ってきました。

ふむふむ、元エリート金融マンのαブロガーなのね。
ゲームで使ってた名前が「ちきりん」・・・・・
ということは40代後半ぐらいの男性かな???
と予想しながら読み始めたら、女性でした。
しかも、後で調べてみたら、どうやら大学の先輩らしい・・・・。
型にはまった見方で思い込んではいけませんね。

「分かりやすく解説する」という時に陥りやすい罠に、
説明対象の事象について複雑なことや高度なことは取り除けてしまい
簡単な当たり前のことだけを触れるという方法があると思います。
初歩の初歩しか説明しないんだから、そりゃ聞いてる方は分かった気になれるわよ!という類のもの。
でも、理解は全然深まらないという・・・・。

そんな罠は何のその、本作は、複雑に見えること、高度に思えること、
そして、普段は気にせず素通りしてしまっているけど大事なことについて
きちんと分かるようになるための「考え方」を分かりやすく解説してくれています。

シンプルで理路整然としているので、汎用性があり応用しやすいと思います。

内容を安易に簡便化しているわけでもないため、
読んでいて興味が殺がれることもありません。
適度にウィットに富んでいて、楽しんで読めます。

ただ、著者が言っている「考え方」「モノの見方」というのは、
著者がゼロから生み出して身につけたものなのではなく、
既存の一定の思考パターン化されたフレームワークを活用しているに過ぎないので、
そこは誤解してはいけないと思います。

というか、むしろ、思考パターンとして一般的なフレームワーク化できているがために、
私たちでも頑張れば身に付けられる期待が持てるという有難いものなのです(笑)。
フレームワーク自体を考えるような大変な作業は賢い人にお任せして、
私たちは、それを如何に上手く使うかに知恵を絞ったほうが賢明だと思います。

以前も少し書きましたが、ツボの押さえ方をパターン化できると
非常に仕事がしやすくなります。

そして、そのパターン化に至るロジック、
著者の言葉を借りると「情報を納める思考の棚」の作り方を自分のものにできると、
仕事以外にも様々な場面で活用することができ、
何事も効率よく合理的に、また自分自身のアイデンティティとして一貫性のある思考・行動が
取れるようになって、体力的にも時間的にも精神的にも余裕が生まれます。

この能力は、磨けば磨くほど、自分の成長感や達成感を得られるという点で、
力の入れ甲斐があるというか、病み付きになるというか、
面白い分野だと思います。

なので、時々、この手の本を読みたくなっちゃうんでしょうね~。
他の著作も挑戦してみたいです。


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