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『小沢一郎 50の謎を解く』
- 2015/03/20(Fri) -
後藤謙次 『小沢一郎 50の謎を解く』(文春新書)、読了。

こちらは、実家のお店のお客さまにいただいた本。
自分では買わなそうな本なので、チャレンジ。

著者は、共同通信で記者をされていたということですが、
冷静な書きぶりが読みやすかったです。
小沢氏礼賛でもなく、小沢氏糾弾でもなく、フラットな印象です。

タイトルの「50の謎」ということから、
章立てが50個に分かれていますが、その分、時系列が分断されて、
小沢一郎という一人の人間で見たときに、流れがやや分かりづらかったです。

しかし、小沢一郎という政治家は、
良くも悪くも、その一挙手一投足が注目される数少ない政治家ですよね。
以前なら、頭となる人物を祭り上げる黒幕、
今は壊し屋のイメージが強いですが、どうにも最後は後ろに隠れてしまい、
よく分からない政治家です。

そのために、一般受けが良くないように思いますし、
このギョーカイの人には受けが良いのかと思いますが、
いずれにしても、まだ評価を下すには生々しい感じがしますね。

本作を読んで一番印象に残ったのは、
小沢一郎って、もう72歳なのか!?
ということ。

安倍首相と比較すると、やっぱり第一線で活躍する政治家というより、
後ろで操る黒幕が似合うまさにその年齢になった感じがしますね。


小沢一郎50の謎を解く (文春新書)小沢一郎50の謎を解く (文春新書)
後藤 謙次

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『検察の罠』
- 2014/03/21(Fri) -
森ゆうこ 『検察の罠』(日本文芸社)、通読。

こちらも、父の店のお客様からいただいた本。
またもや検察叱責モノです。
検察機構にご不満があるのでしょうか?それとも民主党支持者?
ま、三重県は、岡田屋のおかげで民主党支持者が多いのですが・・・・。

で、本作ですが、
やっぱり民主党議員の書く本には、大局観が欠落してると感じざるを得ません。

なぜ検察によりこのようなでっち上げ(著者の主張を前提にすればですが・・・)が
行われることになったのかという真相への踏み込みが弱いです。
「私、この事件で、こんなに頑張ったの!」という奮闘譚、冒険譚の域を出ません。

そもそも「西松建設事件」や「稜山会事件」についての
概要説明が大してなされていないので、
著者の1つ1つの活動の意義を把握するのが困難です。
かといって、わざわざ自分で調べようというほどの興味もないですし・・・。

国民ではなく、自分が物語の主人公になってしまうのが、
民主党議員の残念なところだと思います。


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『検察崩壊』
- 2014/01/13(Mon) -
郷原信郎 『検察崩壊』(毎日新聞社)、読了。

民主党政権時代、正直、全く政治に興味が持てなくなり、
小沢氏関連の事件も、ほぼスルーしてました。
なので、このような検察によるでっち上げ事件が起きていることは
認識できていませんでした。
実家に帰ったとき、たまたま見た『そこまで言って委員会』で
石川元議員が呼ばれていろいろ主張してたのをチラッと見たことがあるぐらいで・・・。

で、なぜ、こんなものを読んだのかというと、
父が知人からもらった本の箱の中に入っていました。
自分では買わない本ということで、試しに・・・・。

本作では、当事者や関連者との対談により、
検察側がどのような「でっちあげ」を行ったかを暴いていきます。

ただ、当の事件の内容を把握してない人間には、
超簡単な概要説明だけしかなされないので、付いていくのが大変でした。

あと、この事件における「でっちあげ」のポイントは分かりましたが、
「でっちあげである」ということを一生懸命訴えているだけで、
「なぜ検察がそんなことを行ったのか」という大局的な視点が弱いので、
「検察って酷いことするのねー」という感想以上のものが抱きにくいです。

「こんなことを狙って検察は事件を作り上げようとした」
「最終目的は、こういうことだ!」という観点の提示があると、
「あぁ、日本の世の中は、そういう方向に誘導されようとしていたんだ」
「流されてしまわないように注意しなきゃ」というように、
自分の問題として落とし込むことができます。

佐藤優氏の本
にあって、この本に無いのは、そういう大局観かなと思いました。
そこが物足りない・・・・。

それにしても、「対検察」「検察の陰謀」というジャンルが、
鈴木宗男氏、佐藤優氏の事件以降、出来上がった感がありますね。


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