『とっても不幸な幸運』
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- 2015/05/04(Mon) -
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畠中恵 『とっても不幸な幸運』(双葉文庫)、読了。
「酒場」という名の酒場に集まる常連とマスター、バーテン。 そこに「とっても不幸な幸運」というラベルの缶が持ち込まれて・・・・・・。 しゃばけシリーズの著者が描く現代物ファンタジーです。 入り口の話は登場人物たちのキャラクターの妙もあり 結構面白く読めたのですが、だんだんと食傷気味になってきました。 登場人物たちにリアリティがないというか、幼いというか。 ま、ファンタジーですから・・・・・で済んじゃうのかもしれませんが。 気分転換に読むには、ほどほどな本でした。
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『ぬしさまへ』
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- 2012/04/06(Fri) -
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畠中恵 『ぬしさまへ』(新潮文庫)、読了。
シリーズ第2弾。 世の中の評判ほどには、乗り切れない私(苦笑)。 前作から言っていることですが、どうも、文章が肌に合わないようです。 ところどころで変に時代もの口調を取り入れようとするから、 継ぎ接ぎみたいな文章になっているように感じてしまいます。 起こる事件も、人が死ぬ割には、動機がイマイチ・・・。 ま、お気軽に読むには、手ごろな感じですが。
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『しゃばけ』
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- 2010/06/03(Thu) -
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畠中恵 『しゃばけ』(新潮文庫)、読了。
お初の作家さんです。 日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作ということで、 あんまり深く考えずに、お気楽に読みました。 (ファンタジーノベル大賞って、時代もの多いのかしら?) 妖怪たちが日常世界に溶け込んでいる生活という設定が面白かったです。 鳴家たちの無邪気な感じが、挿し絵の可愛らしさと相まって、 微笑ましかったです。 日本古来からの霊的な世界について、もうちょっと深く触れられていると、 文化・学問的な興味も満足させられて良かったのですが、 ま、娯楽小説においては、その匙加減が難しいですかね。 あと、文章が、ちょっと読みにくかったです。 ところどころ神視点で書かれているように思え、 地の文で「驚いた」と書いてあったときに、 誰が驚いたのかがパッとわからない時がありました。 結構、これが読んでいてストレス。 もうちょっと文章がスッキリしてくれると嬉しいです。 ま、それはそれとして。 本作は、シリーズ化されていますので、 お気楽読書を楽しみたいときに、続きを読みたいと思います。
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