『コンサルタントの習慣術』
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- 2015/03/11(Wed) -
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野口吉昭 『コンサルタントの習慣術』(朝日新書)、読了。
非常に納得できる内容の一冊でした。 自分自身の経験と照らし合わせて、そのとおり!と言いたくなる感じです。 「見える化」「極力前倒し」「愚直さ」 まさに、この3つがキーワードだと思います。 自分自身の学習法なり仕事法を振り返ってみて、 その習慣が継続できているとき、成果が出ているときというのは、 1日の流れの中に、その行為が埋め込まれているかのように 自然に着手でき、しかも、やっておかないと気が済まなくなるようになります。 たとえば、中小企業診断士試験の勉強をしていたときは、 「毎日30ページテキストを読む」とか、「毎日10問問題を解く」とか決めて、 遅い時間になっても必ずやるようにしていました。 飲み会が入って無理そうだと分かっているときは、前日にまとめて済ませておく等して、 理解度とか正答率とかよりも、まずは毎日愚直にやることを心がけました。 結構これって、試験当日になって、「私はしっかり勉強したんだ!」と自分を信じるときの 定量的な支えになってくれる気がします。 少なくとも、私は、これで自分に暗示をかけることができます。 他にも、レコーディングダイエット中は、カロリーコントロールそのものよりも、 カロリー計算を毎食分すること自体に執着するとか、 行動そのものに拘って習慣化したものは、結果的に良い成果に繋がっているような気がします。 一方、今、本当は英会話の勉強をしなくてはいけないのですが、 仕事量を理由に、ずるずるとなし崩しになってしまっています。 本当は、英会話のレッスンの時間を毎日確保する、そのために仕事を効率的に片付ける、 そのためにいは仕事の優先順位付けややるべき仕事の見極めを最初にやる、というような 取り組むべき課題がたくさんあるはずなのですが・・・・・・・。 反省。 何をやりたいのかという目的が明確になっていれば、 著者の教える習慣化の技術は、非常に役に立つものだと思います。 そして、どうやって習慣化をするのかというテクニック的なところが、心情面も含めて 分かりやすく丁寧に解説されている良い本です。
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『コンサルタントの質問力』
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- 2014/07/20(Sun) -
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野口吉昭 『コンサルタントの質問力』(PHPビジネス新書)、読了。
ここ数日、鼻風邪のような症状がひどいので、 早く寝よう・・・・と思って、昨夜は11時前に布団に入ったのに、 ちっとも眠気が襲ってこず・・・・結局、新書一冊読み終わってしまい、寝たのは1時過ぎ(苦笑)。 というわけで、本書はすらすら読めました。 「質問力」に関する本は、過去に何冊か読みましたが、 今回改めて感じたのは、コミュニケーションが上手い人は、 話すのが上手いのではなく、聞くこと、聞き出すことが上手いということ。 私自身、上手く会話を盛り上げるのが得意ではないのですが、 どうしても、自分の話し方や話題の選び方のようなところに意識がいってしまいがちです。 でも、会話に対する相手の関心を惹こうと思ったら、 相手に如何に参加させるかを考えた方が効果的なはず。 そのための手段の1つが「質問」なのだなと。 では、どうやったら質問力が上がるのか・・・・・については、 本作は、あんまり体系だった教えになっていない印象が(苦笑)。 いろんな場面を想定したアドバイスは多数盛り込まれているので、 自分で質問力についての哲学を再構築すればよいのですが・・・・。 この辺は、コンサルの大ボス、大前研一氏の方が説得力がありました。
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『企業遺伝子』
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- 2011/02/03(Thu) -
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野口吉昭 『企業遺伝子』(PHP新書)、読了。
非常に情緒的な本でした。 著者には、伝えたいものがあるんだという熱いものは分かるのですが、 それが言葉になっていないというか、うわ滑っているというか。 確かに企業が勝ち残っていくためには、 経営理念と戦略が必要で、それらをいかに実現するかが重要。 それは、もちろんわかっています。 で、どうやるの?というところが知りたいのですが、 この本は、「大事なんだ!大事なんだ!大事なんだ!」ばっかりで 内容があまり無い気がします。 また、熱い思いを裏付ける理論も薄っぺらいような。 残念。
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