『徳川家の経営戦略』
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- 2019/08/26(Mon) -
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武光誠 『徳川家の経営戦略』(中経文庫)、読了。
先日の家康の幕府経営論が面白かったので、その流れで読んでみました。 正直、先日の作品の方が面白かったな(苦笑)。 前半は、家康が徳川幕府を開くまでの戦国武将としての知恵の使い方を紹介していますが、 正直そこは、「経営戦略」というほどの組織論ではなかったように思いました。 後半の幕府経営の話の方が、組織運営のノウハウとして興味深く読めましたが、 「経営戦略」という軸でしっかり書き込まれているかというとそれほどでもなく、 普通の歴史解説本と大差ないように思えました。 もうちょっと意識を配って欲しかったなというところです。 例えば読者予定層をサラリーマン社長に据えてみるとか。 あと、8代将軍吉宗の時代で突然終わってしまうのも残念。 むしろ、後半の、将軍の威光が落ちてきた時代の方が、 サラリーマン経営者たちは、幕府経営の難しさから学べることが多いように思うのですが。 ![]() |
『一冊でつかむ日本史』
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- 2015/02/25(Wed) -
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武光誠 『一冊でつかむ日本史』(平凡社新書)、通読。
こういう本を最初に読んでから日本史を勉強すると 流れがつかみやすいんだろうなぁ・・・・と最初は思っていたのですが、 しかし、やっぱり荘園とかの話になってくると、 中学、高校で日本史をやったからこそ、大学受験で日本史を叩き込んだからこそ 本作のようなダイジェスト版を読んでも理解できるのであって、 いきなり本作を読んでも、やっぱり分からないだろうな・・・・・と意見はひっくり返ってしまいました。 というぐらい、やっぱり歴史というのは学ぶのが難しいのですね。 そういうことを実感する読書となりました。 ところどころに出てくる、自然科学の観点を踏まえた歴史の流れの解説は 面白かったです。
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『知っておきたい日本の神様』
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- 2015/02/18(Wed) -
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武光誠 『知っておきたい日本の神様』(角川ソフィア文庫)、読了。
伊勢の国に生まれた人間として、読んでおくべきかと思い手にとったのですが、 かなり幅広に様々な神様を扱っており、神様1人当たり(1神社あたり?)の扱いが小さく、 伊勢神宮でさえ6ページ程度でした。 うーん、伊勢国人としては、物足りない・・・・・。 しかし、様々な神様の解説が出てくることで、 いかに神道が広い世界観を持ち、何事をも飲み込むような大きさを持っているのかを 感じることができました。 ただ、解説が、結構、百科事典的で・・・・これまた残念。 もっとストーリーテリングに力を入れてくれていれば、 多少のページ数の少なさはカバー出来る面白さになっていたのではないかと思います。
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『地名から歴史を読む方法』
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- 2014/11/23(Sun) -
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武光誠 『地名から歴史を読む方法』(KAWADE夢新書)、読了。
オーソドックスな地名の由来の紹介本で、面白く読めました。 由来だけでなく、 律令政治の体制が作られていく過程で 各地の地名が整備されていったという歴史背景の話もあったので 興味深かったです。 私の地元の地名もいくつか紹介されていましたが、 残念ながら「津市」の話には触れず。 難波津や摂津、大津などの流れで触れて欲しかったなぁ・・・・。 一応、かつての日本三津の1つなんですけどねぇ。
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『知っておきたい世界七大宗教』
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- 2011/11/11(Fri) -
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武光誠 『知っておきたい世界七大宗教』(角川ソフィア文庫)、読了。
この著者の別の書籍が、私の「買いたい本リスト」に入っていたので、 とりあえず見つけたこの本から・・・と思って買ってきました。 が、イマイチ。 なんだか、百科事典を読んでいるような味気なさ。 宗教の話なのに、血が通っていない感じがします。 特段、目新しいことも書いてないし。 残念。
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