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『中国・韓国の歴史教科書に書かれた日本』
- 2015/10/22(Thu) -
別冊宝島編集部 『中国・韓国の歴史教科書に書かれた日本』(宝島社文庫)、通読。

かねてから、日中や日韓の歴史認識問題に触れるにつけ、
中国や韓国ではどのような歴史教育、特に日本という国の説明がなされているのだろうかという疑問
持っていました。

まさに、その疑問に答えをくれそうなタイトルだったので読んでみました。

最初の印象は、予想していたほどには
中国も韓国も感情的な記述にはなっていないんだなということです。
記述量もそれほど多くないということもあり、
(ま、自国の歴史を語る上で他国の記述をそんなに増やすのも変な話なのですが・・・)
個々の内容はともかくとして、全般的には冷静な教科書のような印象受けました。

一方で、教科書がどのように学校教育において使われているのかという
運用面に関する解説が一切ないので、片手落ちです。

例えば、私の場合、高校の日本史の先生は教科書をなぞるような授業をしましたが、
中学の社会の先生は、自分でプログラムを組み立てており、ほとんご授業中に
教科書を読むようなことはしませんでした。あくまで試験勉強に自分で使うぐらいで。

どんなに教科書の記述が冷静であったとしても、授業で使われずに、
毒々しい副読本を使っていたり、先生が熱弁を奮っていたりすれば、
教育の結果は全く違うものになってくると思います。
そこを知らなければ、私のそもそもの疑問は解消しないなと、本作を読んで感じました。

一つ興味深いなと思ったのは、
中国では複数の教科書が存在し、学校自身が教科書を選択できるのに比べて、
韓国では国定教科書1つしかないということです。

私の勝手な想像ですが、中国では、やはり教育はエリートのものであり、
何を勉強するのかという選択自体に一つの価値を置いているのに比べて、
韓国では、いかに全国民を等しく教育するかというところに価値を置いているのかなということです。
純粋培養さで言うと、韓国のほうが危うい印象を受けます。

ま、いずれにしても、今回の読書は流し読みで終わってしまいました。


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『日本を牛耳る巨大組織の虚と実』
- 2015/06/14(Sun) -
別冊宝島編集部 『日本を牛耳る巨大組織の虚と実』(宝島SUGOI文庫)、通読。

この手の本は、大したことは書いていないのだろうけど、
もしかすると面白いことが掘り下げられているかも・・・・・と思いながら読んで、
結局、大したことなかったなぁ・・・・で終わるという。

本作もそのパターン。

WEBで簡単に概要を検索できるようになった今、
個々の事案を掘り下げるか、切り口で工夫するか、
思わぬ事案を織り交ぜるかしないと、つらいですねぇ。


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『私でも面白いほどわかる会社の数字』
- 2014/10/19(Sun) -
別冊宝島編集部 『私でも面白いほどわかる会社の数字』(宝島社文庫)、通読。

文句を言いつつ2冊目。

一緒に買ってしまったから。

感想は1冊目と同じです。


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『私でも面白いほどわかる決算書』
- 2014/10/19(Sun) -
別冊宝島編集部 『私でも面白いほどわかる決算書』(宝島社文庫)、通読。

「80万部のベストセラー!」と表紙に書かれているのですが、

「これで!?」と思うほどに初歩的な内容でした。

ま、初歩的だからこそ、読者層が広いということなのでしょうけれど。

P/LやB/Sの中で、そのページで議論している項目に

「あ」「い」「う」などと項番が振られていて、

確かにパッと見は分かりやすくなってますが、

頭を使うべきプロセスを省いてしまっているような印象も受けました。

これで皆さん、頭に残るんだろうか・・・・・。


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『日本の黒幕200人』
- 2014/02/09(Sun) -
別冊宝島編集部 『日本の黒幕200人』(宝島SUGOI文庫)、読了。

主に昭和という時代において
暗躍した人々を簡単に紹介した本。

児玉誉士夫、小佐野賢治といった王道の人々はもちろん、
ヤクザ、右翼、スポーツ界など、幅広く押さえています。

まぁ、黒幕というと、ネガティブなイメージ、
悪と繋がっているようなイメージを持ちますが、
そして、そのイメージは間違っていないのですが、
一方では、決断力、洞察力、行動力、指導力、企画力の塊だと思います。

こうなりたい・・・・と憧れる対象にはなりませんが、
何か学べるところがあるのではないかと探したくなります。

それぞれ、人物紹介の最後に、その人が発した名言が載っているのですが、
これまた含蓄のある言葉が並んでいます。

民主主義の基本は妥協である


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