『反社会学の不埒な研究報告』
| ||
- 2014/06/28(Sat) -
| ||
パオロ・マッツァリーノ 『反社会学の不埒な研究報告』(二見書房)、読了。
久々にマッツァリーノ先生の本を見つけたので買ってきました。 うーん、何度読んでもクドイ文章を書くヒトだ(苦笑)。 ちょっと本作では、統計による詐術の話から、 オジサマの尊敬されたい症候群の話から、 ちっぽけな街の喫茶店で繰り広げられるストーカー小説まで、 テーマを広げすぎというか、雑食すぎというか、ノン・ジャンルというか、 まぁ、やりたい放題過ぎて、ちょっとしんどかったです。 もう少し、言いたいことを絞って欲しいなぁ。
![]() |
||
『反社会学講座』
| ||||||||
- 2010/10/09(Sat) -
| ||||||||
パオロ・マッツァリーノ 『反社会学講座』(イースト・プレス)、読了。
社会学者の胡散臭さを一刀両断にした本作。 都合の良い統計の使い方や、社会不安を煽ることで自分の提案を 社会の中に浸透させていく手法などを分析しています。 『つっこみ力』のときは、ちょっとクドイと思ったユーモアセンスも、 本作では非常に面白く感じました。 社会学者をネタにしているからでしょうか(笑)。 この本を読んでいると、社会学者の大半は、 テレビでのんきに感想を垂れ流しているコメンテーターと同じ人たちのようですね。 流行に合わせて無責任なコメントや提案を言いっぱなしという・・・。 この方の講義を実際に聞いてみたくなりました。 どこの大学の誰なんでしょうかね?
![]() |
||||||||
『つっこみ力』
| ||||||||||||
- 2009/03/21(Sat) -
| ||||||||||||
パオロ・マッツァリーノ 『つっこみ力』(ちくま新書)、読了。
イザヤ・ベンダサン氏を想起させる筆名と 本の趣旨がよく見えない始まり方と ギャグ満載で不真面目にも思える文章で、 最初はかなり引き気味で読んでいたのですが(苦笑)、 社会学や経済学のあり方を批判する部分に入ってくると その指摘内容はナルホドと思えるもので、面白かったです。 ただ、ご本人は面白さを追求して、この文体になっているようですが、 お笑いのセンスがどれほどあるのかはちょっと疑問。 クドイ。 でも、土屋賢二先生の本もくどいですし、 学者先生のお笑いセンスはこういう方向性なのかも。 他の作品も挑戦してみたいと思います。
![]() |
||||||||||||
| メイン |
|