FC2ブログ
『一橋ビジネスレビュー2019夏』
- 2020/03/30(Mon) -
『一橋ビジネスレビュー2019夏』

特集が終わるまであとちょっとというところで、ずーっと放置してしまってた巻。
もう記憶が定かではないのですが、たぶん、そこで止まってしまったのは
あんまり興味がわかなかったからではないかと推測(苦笑)。

アクティブラーニングとかの教育指導法の話よりも、
将来の日本を背負う子供たちに対して、どんな日本人像を想定してどんな教育を施していくのか
というもっと大局的な視野での論を読みたかったので、ニーズ違いだったのかなと思います。
(いや、記憶があやふやなので、大局観も論じられてたらごめんなさい)

で、後半というか、通常の連載ですが、
「ブランドとは何か」という解説が、非常に平易な文章で、かみ砕いて説明されていて
経営論文世界の人からすると「何をいまさらこんな初級の話を!?」と思われそうな内容ですが
一般ビジネス社会で右往左往している私からすると、頭の整理に非常に分かりやすかったです。

そして京大EVベンチャーのGLM社の話。
自動車産業という巨大で堅固なビジネス世界に、他分野から飛び込んだベンチャー企業の話が
非常に興味深かったです。
特に、商業生産に乗せるまでの技術的な困難がなぜ解決できないのかとか、
協力会社がなぜ見つからないのかという原因とその解決プロセスのくだりが
「なるほど、そういうところに壁があるのか」と、イメージしやすく、面白かったです。
自分が行っている事業は自動車産業とは関わりがまずないですが、
でも、既存の産業構造と新規参入者の衝突点とその克服というプロセスについて
非常に勉強になりました。

最後に、出口治明氏と米倉先生との対談。
出口さんは三重県出身なので、注目している経営者さんなのですが、
ブックオフに本があんまり出回っていないので、まだきちんと読めていない方です。
今回の対談で、言葉は柔らかいけど、指摘している内容は非常に辛辣で、
それに対する自分の改革責任の表明や、実際の行動、そして実績を読んでいると
やっぱり凄い経営者だなと思います。

出口さんの本は、これからきちんと追っていきたいと思います。




にほんブログ村 本ブログへ


この記事のURL |  一橋ビジネスレビュー | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『一橋ビジネスレビュー2018夏』
- 2019/10/17(Thu) -
『一橋ビジネスレビュー2018夏』

ずっと放置していた号が出てきたので、
参加した全然関係のないセミナーを聞きながら読んでました。

「新しい働き方の科学」という特集だったので、
現政権が進めている「働き方改革」とか、外国人労働力とか、
そういう、まさに旬のテーマが来るのかなと思いきや、
「女性の労働力活用」みたいな話が続いて、「いつの時代の話をしてるんだ!?」となってしまいました。

まぁ、今でも男女差はあると思うので、「女性活用」というような視点ももちろん大事ですが、
でも、旬じゃないよなぁ・・・・と。

この手の感想は、前にも書いたことがあります
どうしても学術論文寄りの話になると、旬の話には飛びつけないのでしょうね。
ある程度の実績が積み上げられ、観察と考察ができる対象でなければ、
論文として書き上げるのは難しいのかな。

個人的には、少子高齢化が急速に進んでいる地方において
労働力をどう確保していくのか、高齢者なのか、外国人なのか
それとも若者を地元に呼び寄せる奇策があるのか、そういう話を読みたかったです。

特集よりは、連載物の方が面白かったです。
シリコンバレーの話とか、仮想通貨の話とか、8番ラーメンの話とか、発想法の話とか。

この手の雑誌を面白くしていくのは、なかなか大変なんだろうなというのが
最終的な感想となってしまいました。




にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  一橋ビジネスレビュー | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『一橋ビジネスレビュー2019春』
- 2019/07/15(Mon) -
『一橋ビジネスレビュー2019春』

積読状態になっている号がいくつかありますが
とりあえず目についたので手に取りました。

特集は「NEXTユニコーン」ということで、
急成長したベンチャー企業を事例に、次のユニコーンを探すというモノでしたが、
事例として出てくる企業が、freeeやラクスルであり、
「あれ、ちょっと情報古くない?」と感じてしまいました。
ラクスルなんて設立して10年経ってるし。

まぁ、一定の成果を上げていないと評価しづらいという面もあるでしょうし、
そもそも日本にはユニコーン企業が少ないという点もあるので、
知ってる企業の話に収斂してしまうのは仕方が無いと思いますが、
あまり新鮮味がなかったなぁというのが本音。

ただ、事業設立や成長の経緯を追うだけでなく、
経営者の生い立ちにも迫っているのは興味深く読みました。

また、製造業の事例は、やはり技術的な土台が最も重要ということで、
いかに技術を社内に蓄積していくか、逃げないように囲っておくか、
つまりは人材の確保が大事なんだなと実感しました。

後半の記事は、正直あまり刺さってくるものがなく、
流し読みとなりました。




にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  一橋ビジネスレビュー | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『一橋ビジネスレビュー65巻4号』
- 2018/09/05(Wed) -
『一橋ビジネスレビュー65巻4号』

特集が航空機産業ということで、
興味がない分野だったので、長い間、積読状態でした。
台風直撃で仕事ができないので、その間に読もうと手に取りました。

で、実際読んでみて、やっぱり航空機産業には興味がわかず(苦笑)。
でも、世界初の民間航空機を製造したイギリスのデ・ハビランド社が、
コメット機の連続事故により運航停止に追い込まれ、
設計見直しなどにより機体を改善するも、ブランドが失墜した状況を覆せず
経営悪化により買収されるという流れを知り、
旅客産業の厳しさを実感しました。

飛行機は、自動車などに比べて事故率は格段に低い安全な乗り物だとされています。
一方で、万が一事故に遭ったら、死ぬ確率が非常に高いという面もあります。
そして、事故の場合は一度に多くの方が亡くなるという悲劇。
自動車の安全確保の技術とは異なる次元で、
安全性を確保しないと、会社の経営が危ぶまれるという立場です。

学生時代、村上陽一郎先生の『安全学』という本で、安全の考え方を学びましたが、
リスクとベネフィットのバランス、リスクとコストのバランスをとることの難しさを
改めて、この航空機産業の話で実感しました。

ただ、事故や安全に関する経済的な分析が本誌ではあまり行われなかったのが残念。
まぁ、国産ジェットを後押しするような趣旨の特集ですから、
ネガティブ面の掘り起こしはし難かったのかな。

特集記事以外では、富士メガネの難民キャンプでの検眼活動が印象に残りました。
やはり、思いがしっかりしている企業は強いですよね。
35年間にわたって、世界各地の難民キャンプで検眼を行っているという実績だけで、
本体の眼鏡屋としての事業が非常にうまくいってるからこそ続けられる
ボランティアなんだろうなと分かります。
そんな企業に入社してくる従業員は、もちろん、このミッションに共感しているでしょうし、
組織がどっしり安定しているのだろうなと思いました。

他には、デザイン会社ziba tokyoが行ったランドセル製造の提案の物語。
発想の手順について解説した記事でしたが、
私はそれよりも、プレゼンテーション力の方に興味を持ちました。
私的なパーティに呼ばれ、パーティまでの3日間でコンセプトを詰め、
そして「当日ちょっと時間をください」と言って、簡単なプレゼンをさせてもらう、
それにより、会場にいる人の心を一気に鷲掴みにするストーリー。
勉強になりました。


一橋ビジネスレビュー 2018年SPR.65巻4号: 次世代産業としての航空機産業一橋ビジネスレビュー 2018年SPR.65巻4号: 次世代産業としての航空機産業
一橋大学イノベーション研究センター

東洋経済新報社 2018-03-19
売り上げランキング : 266820

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  一橋ビジネスレビュー | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『一橋ビジネスレビュー65巻2号』
- 2017/10/06(Fri) -
『一橋ビジネスレビュー65巻2号』

今回の特集は「健康・医療戦略のパラダイムシフト」なのですが、
どうにも、このジャンルの話って、興味が持てないんですよねー。

なぜなんだろうか?と思いながら本誌を読んでいたのですが、
どうやら、大局的な戦略を語るのではなく、個々の戦術を語る話ばかりだからかなと。
大局観がないからつまらないのかなと。

この特集でも、長寿とか、病院経営とか、ヘルス・インバウンドとか
そういう個々の施策の話にすぐ落ちて行ってしまうので、
あんまり広がりがないように思えてしまいます。

まぁ、医療行政とか大きく括ったときに
あまりに考えるべきことが多すぎて大局観が語れないレベルになっているのかもしれませんし
読んでいる私も、行間から戦略を読み解く力が不足してるんだと思います。

というわけで、今回の特集は、かなり流し読みでした。

後半の連載の方では、米倉先生とタニタの谷田社長との対談が面白かったです。
こちらもヘルスケア業界の方ではありますが、
あまり「健康とは」みたいなPRの仕方をせず、
「ヘルスメーターの専門会社です」という割り切ったスタンスが面白いなと。
タニタ食堂で一世を風靡しましたが、その誕生経緯も興味深かったです。

あと、今回から始まったフィンテック特集。
以前、金融業界に身を置いていたので、やっぱりこういう特集はワクワクしますね。
次号にも期待です!


一橋ビジネスレビュー 2017年AUT.65巻2号一橋ビジネスレビュー 2017年AUT.65巻2号
一橋大学イノベーション研究センター

東洋経済新報社 2017-09-15
売り上げランキング : 9231

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ


この記事のURL |  一橋ビジネスレビュー | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『一橋ビジネスレビュー65巻1号』
- 2017/09/01(Fri) -
『一橋ビジネスレビュー65巻1号』

特集は、「ノーベル賞と基礎研究」ということで、
社会科学系の大学から出る本としては何だかピンと来なかったところがあり、
しばらく読まずに放置してました(苦笑)。

長時間の電車移動があったので、そのお供に持って行ったのですが、
読み始めたら、「ノーベル賞を獲るにはどうやったら良いか」
「ノーベル賞を獲る前と獲った後では業績はどう変わるか」というような
あくまでノーベル賞の効用の部分に絞った論述が多く、
神聖化していないところが、ノーベル賞と縁がなさそうなヒトツバシらしいなと(爆)。

平和賞とか物議を醸す選出も多い昨今ですが、
経済学賞は、もともとのノーベル賞にはなかったスウェーデン中央銀行資金の賞だとか、
アメリカからの受賞者の偏りの現実とか、
そういうアレコレを知るにつけ、普遍的で神聖な賞なのではなく
あくまで一つの価値観のもとに選ばれる賞なんだということが明確になり、
こういう視点は、もっと日本人全体に知らしめるべきだと感じました。

一方で、ノーベル賞の日本人受賞者を2050年までに30人輩出するという政府目標は、
研究分野への投資効果を測定する1つの指標としては、
有効なのではないだろうかと思いました。

基礎研究に莫大なお金が必要となる現状において、
政府が相応の体制で支援しなければ、研究成果も出てこないでしょうし、
その1つの具体的かつ象徴的な目標としてノーベル賞があげられるのは、
分かりやすいと思いました。
ま、このおかげで最近の社会科学の分野は、優先順位が下げられて
苦汁を舐めさせられているという点は残念ですが・・・・・。

ただ、世界の頂点を狙えるような研究分野は、
やはり、国の歴史や文化の影響を多大に受ける人文科学や社会科学よりも
自然科学分野の方が期待が持てるでしょうし、
日本のこれまでの実績からしても、国策の設定の仕方としては
納得性が高いかなと思います。

本誌では、ノーベル賞受賞者の野依先生が、米倉先生らと対談して、
政府目標を受けて国が示すべきビジョンとか、研究者の在り方とかを議論していますが、
こういう受賞者の視点と、枠外の社会学者の視点と
両方をバランスよく政策の中に盛り込んでほしいなと願います。

というわけで、当初の期待の薄さとは異なり、
非常に面白い特集でした、。

他にも、知的障害者支援施設のこころみ学園の物語とか、
ビジネスの「当り前」を疑うブラケティングの話だとか、
興味深い記事がたくさんありました。


一橋ビジネスレビュー 2017年SUM.65巻1号一橋ビジネスレビュー 2017年SUM.65巻1号
一橋大学イノベーション研究センター

東洋経済新報社 2017-06-16
売り上げランキング : 204212

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  一橋ビジネスレビュー | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『一橋ビジネスレビュー64巻3号』
- 2017/02/22(Wed) -
『一橋ビジネスレビュー64巻3号』

今回は戦略論の特集でしたが、
以前に比べて、こういうテーマに興味を持てなくなっている自分が居ます(苦笑)。

大きい企業には、戦略論は重要ですし、
小さい企業にとってもビジョンと計画は重要ですが、
でも、自分が小さいビジネスに携わるようになった今、
大きな視野の戦略論よりも、小回りの良さやスピード感の方に
気持ちが向かって行ってしまっています。

というわけで、戦略そのものよりも
戦略をいかに実行していくかの方に目が行きがちなので、
清水勝彦先生の「良い失敗とコミュニケーション」が興味深かったです。
あとは、特集の稿ではないですが、井上達彦先生の「良い模倣と悪い模倣」。

結局、経営とは、いかに実行し継続していくかが鍵のような気がします。


一橋ビジネスレビュー 2016年WIN.64巻3号一橋ビジネスレビュー 2016年WIN.64巻3号
一橋大学イノベーション研究センター

東洋経済新報社 2016-12-09
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  一橋ビジネスレビュー | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『一橋ビジネスレビュー64巻2号』
- 2017/02/16(Thu) -
『一橋ビジネスレビュー64巻2号』

かなり積読状態だったのですが、
読み始めたらベンチャービジネスのエネルギーに当てられ、
特集を一気に読んじゃいました。

やっぱり、新しいビジネスを興していこうという人々のエネルギーは凄まじいですね。
そして、常識が覆され、新たなビジネスモデルが提起される新鮮さ。
目からウロコの指摘も多く、読んでいてワクワクしました。

連載モノでは、相変わらず無印良品が本音が混じってて面白かったのと、
雪国まいたけのドタバタぶりに驚きました。


一橋ビジネスレビュー 2016 Autumn(64巻2号) [雑誌]一橋ビジネスレビュー 2016 Autumn(64巻2号) [雑誌]
一橋大学イノベーション研究センター

東洋経済新報社 2016-09-09
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ



この記事のURL |  一橋ビジネスレビュー | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『一橋ビジネスレビュー63巻3号』
- 2016/01/25(Mon) -
『一橋ビジネスレビュー63巻3号』

特集は「中国モデルの破壊と創造」ということですが、
「中国経済」ではなく、「中国でのビジネスモデル」という観点で捉えています。

なぜ、中国がこれほどまでに経済成長できるのか、
また、世界経済に影響力が持てるのか、
それを、ビジネスモデルで解説しているので、「仕組み」が分かって面白かったです。

そして、連載されている無印良品の話。
セゾングループって、センスの良さと人間のドロドロさとが混じり合っていて、
不思議な企業だなぁと思います。
堤清二の強さなのか、特異さなのか、異様さなのか。
その下で働いてきた人々が、異様さを分かりながら直接的には堤氏の批判をせず、
その後を継いだ経営者たちの批判は厳しく行うところが、何とも外目には面白いです。

次号の知財戦略の話も、あまり意識したことがない分野なので楽しみです。


一橋ビジネスレビュー2015年WIN.63巻3号―中国モデルの破壊と創造一橋ビジネスレビュー2015年WIN.63巻3号―中国モデルの破壊と創造
一橋大学イノベーション研究センター

東洋経済新報社 2015-12-11
売り上げランキング : 183287

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  一橋ビジネスレビュー | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『一橋ビジネスレビュー63巻2号』
- 2015/09/26(Sat) -
『一橋ビジネスレビュー63巻2号』

ただいま中小企業診断士の資格を勉強中の身としては、
今回の「ファミリービジネス」特殊は興味深く読みました。

さすがに研究対象ともなると、ファミリービジネスとはいえ大企業が多いので、
そのまま中小企業に当てはまるわけではないものもありますが、
しかし、経営者のマインドのようなものは、共通する部分が多いのではないかと思いました。

「4Cモデル」なんて言うと小難しく聞こえますが、
Continuity、Community、Connection、Commandの組み合わせにより
ファミリービジネスが成り立っているというところは大納得。

やっぱり、家業の継続性というところを大切にされていますし、
家族的経営な温かみのある会社が多いです。
そして、近隣とのお付き合いを大切にし、使命感に燃えている。
うーん、まさに活力のある中小企業の姿のように思います。

最近、中小企業の方たちと触れる機会を重ねるにつれ、
中小企業という事業体の活力や、その経営の面白さのようなものを感じます。
私は、今は大企業の一員ですが、中小企業で働く自分を想像してみたりしちゃってます。

今号では、他に、無印良品の連載や、JINについてのケーススタディが面白かったです。


一橋ビジネスレビュー 2015年AUT.63巻2号: ファミリービジネス その強さとリスク一橋ビジネスレビュー 2015年AUT.63巻2号: ファミリービジネス その強さとリスク
一橋大学イノベーション研究センター

東洋経済新報社 2015-09-11
売り上げランキング : 8535

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  一橋ビジネスレビュー | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン | 次ページ