『イビサ』
- 2017/03/11(Sat) -
村上龍 『イビサ』(講談社文庫)、通読。

途中で、「なんで私、この本を読んでいるのだろう?」と
自問自答を繰り返す羽目になりました。
挫折寸前の読書。

近所のおばちゃんが貸してくれた本の中の一冊なのですが、
まさか、こんなセクシャルな本が混ざっているとは思わず、
軽い気持ちで読み始めてしまい、早々に後悔。
そこで、読むのを止めるという判断ができないのが私の往生際の悪いところで・・・・・。

主人公の女性の境遇にも、
行動にも、価値観にも、
共感できる部分が見つけられませんでした。


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村上 龍

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『逃げる中高年、欲望のない若者たち』
- 2015/11/17(Tue) -
村上龍 『逃げる中高年、欲望のない若者たち』(KKベストセラーズ)、読了。

「挑発エッセイ」との帯にあるとおり、
確かに、毒のある表現がポンポン飛び出して、容赦ないです。

でも、個々の事象への評価は容赦ないのですが、
だからどう行動すべきかという将来への提言については
あまり意見を押しつけてくる感じではなく、
読者に思考を促してきます。

そこが物足りないような気もするし、
そこは自分で考えないといけないような気もします。

でも、挑発的な表現が飛び交った割には
主張が控えめなので、着地が少し居心地悪いような印象の読書になりました。


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村上 龍

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『おじいさんは山へ金儲けに』
- 2015/03/19(Thu) -
村上龍 『おじいさんは山へ金儲けに』(NHK出版)、読了。

村上龍が、昔話をモチーフに、投資の解説本を書いたようだ・・・・・
というわけで、店頭で見つけて即買ってきたのですが、
正直、期待はずれでした。

うーん、期待はずれというか、昔話を下敷きに村上龍が短編に仕上げているのですが、
その話で何が言いたいのか、正直よく分からない話が多いです。

短編の後に、山崎元氏や北野一氏が投資に関する解説を添えているのですが、
短編と解説とが、こじつけのように感じられて、一冊の本になっている意義を
あまり感じられません。

出来が悪いとか言うのではなく、
よく分からなかったというのが、正直な感想です。

最後に収録されている三氏の鼎談の方が
スッキリ整理されていて、読み応えがありました。


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『カンブリア宮殿2』
- 2014/12/06(Sat) -
村上龍×経済人 『カンブリア宮殿2』(日本経済新聞社)、読了。

シリーズ2作目。
今回も、大企業のトップから、ユニークな中小企業の創業者まで
多彩な面々が登場して、面白かったです。

改めて、一口に「成功した経営者」と言っても、
様々なタイプの人が居るんだなぁと実感しました。
とても丁寧で謙遜深い話し方をする人もいれば、
従業員に「死ね!」というぐらいの勢いでモノを言う経営者もいて、
きっと社風も経営者の数だけあるんだろうなと思いました。

しかし、どんなタイプの人であれ、自分の会社のことについては
しっかりと語る言葉を持っており、それが自社の事業の自信だったり誇りだったり
従業員に対する信頼だったりを現しているように感じました。

収録語の村上龍氏のコメントの中で、
収録日にスタジオに付いてきた会社の面々の印象が述べられているところがあったのですが、
当人である経営者を介さずに、村上龍氏が従業員に話しかけたいと思える会社であること、
また、従業員側も堂々と村上龍氏に回答を返してくるところなどを思うと、
従業員自身も会社のことや経営者のことが好きなんだろうなと感じます。

自分も、勤務先との関係や、経営者&上司との関係を、
そんな風に情熱的なものにしていきたいなと思いを新たにしました。


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『日本経済に関する7年間の疑問』
- 2014/07/20(Sun) -
村上龍 『日本経済に関する7年間の疑問』(生活人新書)、読了。

引き続き本日も鼻の調子が悪いです・・・・。
くしゅん、くしゅん、ズルズル、といった感じで。
鼻炎薬飲んだから、眠くなりそうだなぁ・・・・。

さて、龍さんが、日本経済に関して一体どんな疑問を投げかけているのだろうか?と
期待しながら読み始めたのですが、
自らが主催するメルマガ「JMM」に書いたコラムを集めた内容で、
肝心の疑問は巻末に一覧化して載っているけど、
それに対する専門家の答えは未掲載・・・・・看板に偽り有!!(怒ッ)
でも、疑問自体は載せているから、タイトルは嘘ではないか・・・・・・・詐欺的?

無料メルマガのようなので、本にしても売上云々には影響なさそうなのに・・・。
でも、どんなことが書いてあるのだろうか?と、とりあえずメルマガ登録してしまったので(爆)、
会員獲得には有効な策なのかも。

で、コラムの方ですが、時事問題を中心に思うことを述べてます。
ただ、きっと本文的なものがメルマガの方にあり、
その編集後記的な印象の文章なので、肝の部分が良く分からず、残念。

編集後記的な位置づけのせいなのか、著者の言論スタンスのせいなのか分からないのですが、
重大な時事問題や政治問題に対して、
「総論賛成各論反対」ではなく、「総論の意見表明は留保、各論に斜めからイチャモン」みたいな
レベルで話が終わってしまっているのは残念でした。

分析の視点や、本質の突き方は面白いので、
もっときちんとした内容を読んでみたいと思いました。


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『カンブリア宮殿』
- 2012/12/04(Tue) -
村上龍×経済人 『カンブリア宮殿』(日本経済新聞出版社)、読了。

TV番組を本にまとめたもの。
時々、テレビを点けたときにやっていれば、見てしまう番組です。
ただ、テレビをつけることがあまりないので、偶然見る感じです(苦笑)。

最初の章には、大企業のトップが並んでいるため、
正直、紙面の量が少ないなぁと物足りなく感じたのですが、
ユニークな中堅企業に移っていくと、
普段目につくような経営論とは着眼点が違っていて、
エッセンスだけでも十分に興味深く読めました。

ちょっと今、自分自身、仕事で壁にぶつかっているのですが、
この本を読みながら、なんで自分は壁を乗り越えられないんだろう・・・
と考えてしまいました。

で、「会社の計画を書いても、実行者が自分じゃないから身が入らないんだ!」と気づき・・・。
会社批判、経営批判になってしまいそうな自分。
なんで長期計画を、一担当が書いて役員にお伺いを立ててるんだろうか???

頭を転換しようと、「自分がお店を持ったら・・・」と空想し始めたら、
あまりに楽しくて眠れなくなっちゃいました(爆)。
今日の仕事は眠かった。

自分で計画して、自分で実行できる、それが経営者の醍醐味かもしれませんね。


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『悲しき熱帯』
- 2012/10/25(Thu) -
村上龍 『悲しき熱帯』(角川文庫)、読了。

レヴィ=ストロースかと思いきや、まさかの龍さん。
勝手にエッセイだと思い込んで買ってきたら、短編集でした(爆)。

初っ端の「フィリピン」が、あまり改行もないまま、
誰の視点かもよくわからないまま、どんどん言葉が繰り出されてきます。
読んでいる私は、置いてきぼり、ぽつーん。

「スリーピー・ラグーン」に至っては、全く改行なし(苦笑)。
ただ、こちらはダイビングのお話で、かつストーリーも掴みやすかったので
付いていくことはできました。

面白かったのは、「ハワイアン・ラプソディ」かな。
老いて飛べなくなったスーパーマンが、生まれ故郷の星に帰ろうとして、
でも飛べずに海に落ち続ける話。
荒唐無稽な話かもしれませんが、なんだかホンワカした気持ちになりました。
ただ、エンディングは結構グロイです・・・。



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『空港にて』
- 2011/04/10(Sun) -
村上龍 『空港にて』(文春文庫)、読了。

ジャケット買いしてしまった作品。

「○○にて」となっている作品たちですが、
○○に居る時の瞬間の風景を事細かに描きつつも、
主人公の頭の中は、過去の世界へと飛んで行っている・・・。

他人とある空間を共有しているのに、
一人だけ別のことを考えている時ってあるよなー、なんて思いながら読みました。

最初の「コンビニにて、2つ目の「居酒屋にて」などは、
この手法が面白くて、しかも主人公の置かれた立場なども上手く組み込まれてて、
楽しんで読めたのですが、途中から飽きてきちゃったかな・・・。

そして、「三十年に及ぶ作家生活で最高の短編」と紹介された
表題作の「空港にて」は、私には、そこまでの感慨を持っては読めませんでした。

どうも、この短編集で登場してくる女性の主人公たちが、
イマイチしっくりこない感じで・・・・・。
何がどうとは、上手く説明できないのですが。

過去に読んだ龍作品の感想を眺めていても、
あんまり女性の登場人物に共感した覚えがないんですよね・・・。
ちょっと視点が違うのかも。


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『希望の国のエクソダス』
- 2010/02/24(Wed) -
村上龍 『希望の国のエクソダス』(文春文庫)、読了。

読み応えのある作品で、非常に面白かったです。

中学生が学校を捨てて、自分たちの国ともいえるネットワークを作っていく・・・
中学生にそこまでの組織力や団結力があるのかというような疑問を持ってしまうと
どこまでも荒唐無稽な作品に思えてしまうかもしれません。

でも、「もし日本という国に失望して、日本という社会を捨てるのは誰か?」
という設問を考えると、
既成社会に頼りきった大人は無理、
自分という個人の目先のことしか考えていない大学生にはそんな気概はない、
高校生も大学受験しか見えていない、
小学生は、まだ大人である親にどっぷり依存している、
ということで、一番可能性があるのは中学生な気がします。

親の庇護を受ける子供の状況からは脱し始めていて、
でも、自分が大人になったときの姿を、現実より理想に寄って描いてしまう年代。

そんな中学生の姿を、ある意味、ファンタジーの力で持って底上げしたのが、
この作品なのかなと思います。

そこで描かれているのは、中学生が秘める可能性などではなく、
いかに日本の大人がダメなのかという反省であると思います。

毎日に流され、先のことなど何も考えずに、
ただ、今だけを目に映して生きている大人たち。
自分も含め日本人は、危機感がリアルに描けない状況にあるんだろうなと感じました。

もう、何がどうなってしまうのか把握できないほどに
世界の動きが早くなり、大きくなり、広がってしまっているという。

本作で描かれた、経済のお話は、
ちょっと私の知識ではついていけないレベルだったのですが、
新聞の国際経済面で記事にされているのは、
この手のことなんでしょうね。
記事を書いている方も、読んでいる方も、本質が分かっているのか掴めない世界。
なんとなく、記事を読むことで、そんな世界を知った気になれてしまう。

誰も知らないところで、大きな変革、もしくは大崩壊が近づいているのではないかと
背筋が凍る作品でした。

希望の国のエクソダス (文春文庫)
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おすすめ平均
stars預言書
stars真面目だった村上龍
starsバカな大人が中学生を焚きつけるために書いた空疎な本
stars中学生の設定から間違っている、ご都合主義の、どうしようもないクズ小説
stars「僕らの七日間戦争」頭いいバージョン

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『昭和歌謡大全集』
- 2009/11/03(Tue) -
村上龍 『昭和歌謡大全集』(集英社文庫)、読了。

本作は、映画化されたときに映画館で観ました。
そして今回は原作本を。

「あぁ、こんなシーンあったなぁ」と映像の記憶がちらつきながらの読書でしたが、
かなり原作に忠実に映像化されていたのではないでしょうか?

若者グループの無意味な時間の過ごし方と
おばさんグループの無意味な時間の過ごし方。
それぞれの違いを際立たせながら描写していくところがオツです。

若者vsおばさんの殺人合戦が
フツーの街の中で淡々と繰り広げられる異常さが
たまらなく面白い作品です。


昭和歌謡大全集 (集英社文庫)
昭和歌謡大全集 (集英社文庫)
おすすめ平均
stars「半島を出よ」から戻ってきて読むと、また違った感慨です
starsよくも悪くもエンターテイメント小説
stars個人的には好き。
starsギャグか風刺か
starsあぁー

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昭和歌謡大全集 [DVD]
昭和歌謡大全集 [DVD]村上龍

おすすめ平均
stars観る人を選ぶ映画だと思うが、このチャレンジは面白い!
stars昭和歌謡に導かれ
stars深くは考えずに…
starsいかにも村上龍らしい。
starsはっきり言って駄作だと思います。

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