『ギフト』
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- 2014/06/13(Fri) -
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『ギフト』
サム・ライミ監督作品!というWOWOWの謳い文句に乗せられてみてみましたが、 私にはイマイチでした。 ホラーとかが好きに人にはタマラナイのかなぁ・・・・。 暴力男とか、精神衰弱男とか、男性依存女とか、尻軽女とか、 とにかく出てくる人間が気持ち悪いんですよねー。 そして、その気持ち悪い人間同士が作る人間関係が、輪をかけて気持ち悪い。 閉鎖的な田舎の村で、こんなに重たい人間関係の中に入れられたら、 それこそ発狂してしまいそうですわ。 カード占いで生計を立てている女という主人公も、 冷静に考えたら気持ち悪いんですよ。 主人公だから見ていられますけど、脇役だったら、それこそ魔女のポジションですよ、これは。 まぁ、気持ち悪くて仕方がないというのは、 この作品で言えば成功しているということなのかもしれませんが、 私の好みには合いませんでした。 俳優陣の演技は良かったです。
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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
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- 2010/05/08(Sat) -
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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
わかっていたことですが、長い、長いよぉ。 老いた状態で生まれ、だんだんと若返っていく男。 彼の人生を追いかけることで、その数奇な運命に翻弄された彼と 彼が愛した女性の苦悩を見ていくことになりますが、 ただ、観終わった後に、これといったものが残らなかったのも正直なところ。 この数奇な人生を送った中で、 彼が最後にたどりついた結論というか、人生観みたいなものが ちょっと見えにくかったせいかもしれません。 それは、ブラッド・ピットが演じた老年~青年期の話が中心になり、 最後の最後、加速度的に幼くなっていく部分が ほとんど描かれなかったせいかと思います。 「なんだ、特殊メイクの技術が見せたかったのか・・・」みたいな。 子供の姿になれば、自分が今幾つぐらいの年齢に当たるかを推測できるようになり、 そうなると、後どれだけ生きられるかがだいたい読めてしまうようになります。 そのとき感じる死の恐怖というものを、どのように扱うのか期待していたのですが、 彼は早々に認知症になってしまい、その恐怖は描かれないまま終わってしまいました。 ここが省かれたことで、 「あぁ、この作品は、人生観の話ではなく、変わった形の恋愛話だったのか」 という結論が、私の中に出来てしまいました。 ちょっと私の嗜好とずれていたのが残念でしたが、 ケイト・ブランシェットは、それぞれの年代を上手く演じていたと 印象に残りました。
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『エリザベス ゴールデン・エイジ』
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- 2009/03/01(Sun) -
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『エリザベス ゴールデン・エイジ』
やっぱり英国王室ものは面白いですね。 歴史と実権と両方を兼ね備えているので、 物語として厚みがあります。 ケイト・ブランシェット演じるエリザベス一世は 気品、教養、意志、苦悩、情熱がほとばしる女性で、圧巻です。 また、脇を固める俳優陣の演技も見事。 侍女ベスを演じたアビー・コーニッシュ、素晴らしい美人さんです。 この映画での女王と侍女の描き方では ちょっとレズビアンの香りが漂ってきますが、 実際の処女女王は旦那らしき男性がたくさん居たみたいですね。 いずれにしろ、 ここぞというときの女王の決断力と統率力は、 どの作品で見ても惚れ惚れしますね。
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