『インサイド・マン』
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- 2014/04/20(Sun) -
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『インサイド・マン』
銀行強盗モノ。 こういう、冷静で頭の回転が早い強盗のテクニックは、見ていてスカッとしますわねー。 完全に警察は後手に回ってます。 非常に訓練された印象を持つ犯人グループと、 リーダーの指示にきちんと従う組織力に、 何らかの「意図」を持った犯行という印象を持ちます。 例えば、政治的なテロとか、怨恨を晴らすためとか・・・。 そこで絡んでくるのがジョディ・フォスター演じる敏腕弁護士。 銀行の会長や、NY市長を相手に、颯爽と取引を行います。 うーん、悪カッコいい(笑)。 ここまでくると、最後、犯人グループが銀行に対して どのような懲罰を与えるのかが気になるところですが、 結局、そこまで踏み込んだ見せ方はせずに、単なる金銭目当ての犯行で終わらせます。 犯人グループの中に、ユダヤ系を示唆する人が入っていたので、 まぁ、同胞の恨みを晴らす!というのが真の目的なのでしょうが、 ちょっと格好つけすぎかな。 だって、警察機構やNY行政側に揉み消される懸念も大きいわけですから。 ま、いずれにしても、この邦題はどうなのかと!?(爆) ストレート過ぎない???
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『パニック・ルーム』
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- 2011/06/03(Fri) -
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『パニック・ルーム』
J・フォスターのサスペンス映画。 よく考えたら、2度目でした(苦笑)。忘れてた。 引っ越したばかりの豪邸に、強盗3人組が押し入ってきて 母子は緊急避難用「パニック・ルーム」に飛び込む・・・。 密室という環境は、いやでも恐怖心が湧きますね。 でも、パニックルームは、防御構造がしっかりしているので、 「どこか隙間から侵入してくるのでは?」というヒタヒタと迫る恐怖は薄いですね。 なので、どこかしら安心して見ていられました。 (2度目だからかしら?) 強盗3人組は、典型的なチグハグトリオ。 特に、ジュニアのキャラ設定が、捻りなしのお馬鹿さん。 ラウールも、覆面つけている間は、なかなか冷静&冷酷な悪党だったのに、 顔を見られたら一気にお馬鹿度アップ。 あれ?ヒト入れ替わった??っていうぐらいに(苦笑)。 バーナムだけは頭のついた人間でしたが、 あれだけ専門知識を持ってるなら、 犯罪者にならずに、防犯の専門家の道を究めたほうが良かったのでは? そんなに養育費が大変なのでしょうか? それにしても、4階建ての大豪邸に住む主人公親子。 もし、強盗に入られずに、あのまま素直に豪邸に住めたとしても、 決して幸せにはなれなかったような・・・・。 だだっ広い家の3階と4階で、一人さびしく眠るシーンに、 とてつもない不安と不幸せを感じて、寒々しく思いました。
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『羊たちの沈黙』
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- 2010/09/24(Fri) -
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『羊たちの沈黙』
言わずと知れたサイコ・スリラーの傑作。 何度見ても、アンソニー・ホプキンス、凄いわ。 徹頭徹尾、キャラクター作りが完璧! そして、ジョディ・フォスターも、知的で野暮ったい感じが出てて好演。 犯人探しという観点では、ちょっと展開を端折りすぎな気がします。 唐突な進展に戸惑うこともしばしば。 きっと、原作ではきちんと書かれているんだろうなぁ。 でも、映画作品としては、やはり持っている雰囲気が素晴らしいと思います。 特に、ハンニバル・レクター博士を視覚的に造形することに成功していることは 特筆すべきことだと思います。 さらに、逃走劇における、鳥かごに見立てた殺人装飾。 この視覚インパクトは強烈です。 これらだけでも、十分に観る価値ありの作品かと思います。 最後、続編が作られる雰囲気満載のまま、 続編まで10年を要したのは、ジョディ・フォスターが受けなかったからなのかしら? でも、10年という年月が、これまた『ハンニバル』に 特別な空気を纏わせたようにも感じます。 あと、スカーペッタ・シリーズを読んでいたので、 「クワンティコ」とか「バージニア」とかの地名に反応してしまいました。 きっと、日本人が、「桜田門」とか「市ヶ谷」とか 地名で呼ぶのと似たような感覚なんでしょうね。
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