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『100億稼ぐ仕事術』
- 2020/09/25(Fri) -
堀江貴文 『100億稼ぐ仕事術』(SB文庫)、読了。

2003年の発行なので、プロ野球球団の買収騒ぎとかよりも前の時代のもので、
ほんとうに出始めのあたりのホリエモン本だと思います。

タイトルは仰々しいというか、大見得をきっている感じですが、
中身は、かなり具体的な仕事のテクニックというか、
著者自身が日々の仕事やビジネスにどのように向き合ってどう対処しているかということを
非常にブレイクダウンして書いてあるので、参考にしやすい良書だと思います。

1個1個のテクニックが良いか悪いかということよりも、
各テクニックの考え方の裏側に一本筋が通っていることがわかり、
ホリエモン流の仕事の仕方の仕組みづくりについて本質が見えるようになっています。

そして、自身が起業してから、多くの部下をマネジメントしてきた経験を振り返り
特に初期のころは、自分の会議における時間の使い方が下手だったとか、
部下の本心を汲み取る仕組みが弱かったとか、素直な反省の弁が述べられており、
当時、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長をし始めた企業の経営者として、
この反省力は凄いなと思いました。
結果、PDCAがきちんと回せていたから、その後の快進撃に繋がったのかなと思います。

私自身、丁寧に優しく部下の気持ちに沿ってマネジメントしてあげるという能力に
欠けているところがあるので(苦笑)、ホリエモン流の解決策に学ぶところが大きかったです。




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『本音で生きる』
- 2020/05/17(Sun) -
堀江貴文 『本音で生きる』(SB新書)、読了。

カバー写真を見ると、ひろゆきさんとの対談かと勘違いしてしまいますが、
堀江さんの本です。

上司を怖がったり、同僚に変な気遣いをしたりせずに、
自分の思うように仕事をできるように主張したら、
業績も伸びるし自分も成長できるという、至極まっとうな内容でした。

ホリエモンって、書籍の主張内容は私は納得できることが多いですし、
Youtube動画とかで時事問題の解説や私見を述べているのを見ても
私は共感できるものが多いのですが、
Twitterでのやりとりは、なんであんなに暴言のような物言いになっちゃうんでしょうかね(苦笑)。

頭の悪い人が嫌いなんだというのは分かりますが、
HIUの生徒さんのやり取りをちょろっと見た感じでは、
やる気はあるけど空回りしているような感じの生徒さんに対しても
かなり優しく指導しているように見えて、若者教育に熱心なことには意外さを覚えてました。

HIU生徒さんとTwitter民との違いは何かと言えば、
結局は、堀江さんを慕っている(上下関係)か、対等な立場でモノを言ってくるか(フラット関係)かの
違いなのかなと勘ぐってしまいます。

堀江さんがYoutube等で展開している社会の仕組みの解説は
私には非常に勉強になるものなので、よく視聴していますが、
世の中一般の人にとっては、Twitterで炎上しているというニュースしか知らない人も多く、
最近のコロナ自粛の関係でも、「口の悪い人」「傲慢な人」「他人の意見に耳を傾けない人」というような
印象を与えてしまってて、もったいないなと思います。

動画を見ている限り、基本的にゲストに対して敬意をもって対応されてますし、
(ゲストの質が低いと塩対応なこともありますが・苦笑)
熱意ある若者への思いも感じられます。

堀江さんにしてみたら、「Twitterでバカな意見を言ってくる奴なんて切り捨てていいんだよ」
ということなのかもしれませんが、炎上ニュースを見て社会が堀江さんから距離を置いてしまうように
なったら、もったいないことだなと思います。




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『傷だらけ日本経済につけるクスリ』
- 2020/01/02(Thu) -
堀江貴文 『傷だらけ日本経済につけるクスリ』(アートデイズ)、読了。

まえがきもなしに、いきなり食糧自給率の話から始まるので唐突感を覚え、
しかも語り口調がそのまま文章に落とされているの読みづらいと感じましたが、
短めの文量の1章ごとにテーマが変わっていくので、
「あぁ、ホリエモンチャンネルを文字おこししたようなものか」と思い当たれば、
その後は、それほど苦にせず読めました。

さすがに国政選挙に打って出ただけあって、
一通りの社会問題に関して勉強していると感じられ、
特に、「なぜ現在そんな状態になってしまっているのか」という歴史を押さえているので
「なぜ簡単に変えられないのか」という点で説得力があります。

本作でも、コンビニの銀行ATMは、銀行機能自体よりも
コンビニの日々の稼ぎの現金を安全に保管する場所としてATMの中を活用しているとか、
競馬や競輪がある地域は、原則的に戦争で空襲に遭った地域の復興策だったとか、
「へ~、なるほどなぁ」という視点がいろいろ得られました。

ただ、「たぶんそうなんだけど」的な逃げを打つので、
そこは編集さん、ちゃんと裏取ってよ~、と思ってしまいました。
まぁ、「語り下ろし、そのまんまホリエモン」というのが売りなんでしょうけれど。
ついでに言うと、やっぱり口語と文章は違うので、
もうちょっと読みやすいように語尾をきれいにしてほしかったです。
それでホリエモンの情報発信の価値が落ちることはないと思いますから。

最近、ホリエモンチャンネルを良く見ているのですが、
とあるビジネスが上手くいってたり、上手くいかなくなったりという原因の構造的な部分を
解説してくれたり、政治的な利権構造の解説をしてくれたり、
社会の仕組みを知ることができるので、勉強になります。

本作は、わざわざ本で読む話ではないようなレベルかもしれませんが、
こういう話を動画でもっと学びたいと思うような内容です。




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『もう国家はいらない』
- 2019/10/03(Thu) -
田原総一朗、堀江貴文 『もう国家はいらない』(ポプラ新書)、読了。

マスコミの大御所と新時代のリーダー(になり損ねた?いやまだ途中か?)の対談本。

私が、あまり田原総一朗氏の思想を知らないので、
なんだか最近ネットニュースで揶揄的に語られているイメージが強くて
この対談はうまくいくのかな?と心配しながらの読書となりました。

しかし、読み始めてみると、田原氏がホリエモンに対して質問を重ね、
ホリエモンの思考回路を分かりやすく読者に示そうと努力されている様子が分かり、
また時には、(多分知っているであろうことを)知らないふりをして質問を投げかけたりと
分かりやすく伝えるということと、本質に迫るということを意識しているのだろうなと感じました。

そのため、対談というよりは、田原氏によるホリエモンへのインタビューのような印象です。
それが、私の知りたかった「ホリエモンは日本社会や国家に対して何を考えているのだろう」
ということがシンプルに浮き出されていて、面白かったです。

田原氏のジャーナリストとしての力量が見えた対談だと思いました。
そういえば、学生時代に、田原総一朗氏の『原子力戦争』という本を読み、
その取材力に感銘を受けたことを覚えています。

読み終わってから、田原氏の評価を少しネットで検索してみましたが、
右からも、左からも、保守からも、リベラルからも批判をされるジャーナリストということで、
「ホンモノ」と評価されているようですね。
まぁ、お年を召してからの行動は、炎上してるものもあるようですが。

個人的には、なぜホリエモンが、国会議員になろうとしたのかということが
私の中でずーっと疑問で、これまでのホリエモンの著作でも、
この問題に答えることは上手くかわして、あまり本質を答えてこなかったように感じます。
田原氏も、そこを質問してましたが、「技術で日本を変えたいと思った」という
今の心境の方にフォーカスして話が進んでしまったので、
当時、ホリエモンがどういう判断をして政治家を目指したのかは分からずじまい。

渡辺美樹氏の当選の時も感じたのですが、大きな企業の経営者をやった人が、
国会の中のたった1票分しか決定権を持てない立場になるというのは
仕組みとして、とても耐えられないことのように思うのですが、
それに甘んじてでも、政治家になると得られるものがあるのでしょうか。
それとも、政治で社会を変えるということを本当に追求しようとしていたのでしょうか。

有名経営者が選挙に勝って政治家になろうとする目的を
誰かルポルタージュとかでまとめてくれませんかねぇ。




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『死ぬってどういうことですか?』
- 2019/09/11(Wed) -
瀬戸内寂聴、堀江貴文 『死ぬってどういうことですか?』(角川フォレスタ)、読了。

寂聴さんとホリエモンの対談。
4回にわたって対談した内容をまとめたということですが、
タイトル通り死について語っているのは、初回の対談のみ。

ホリエモンの死生観が知りたかったのですが、
寂聴さんにしゃべらせようと、話題の振り役になってる感じで、
ホリエモン自身は断片的にしか話してくれなかったので、ちょっと残念。
大人な対応のホリエモンが見られます(笑)。

対談を重ねるにつれて、ホリエモンもいつもの調子で
バッサリ切り捨てるような発言を見せるようになり、
ホリエモンはこれじゃなくちゃね、って感じです。

世の中の人が抱える漠然とした不安を、結構まともに受け止めてしまう寂聴さんと、
自分の価値判断で「興味ない」とか「起きえない」とか切り捨ててしまうホリエモン。

「安倍政権は戦争をやりたがってる!」と言い張る寂聴さんに対し、
「戦争をやるメリットはないから起きない」と冷静に判断するホリエモン。
寂聴さんは、太平洋戦争前の政治状況と似ていると懸念してますが、
私としては、むしろ、世の中の雰囲気に流されてしまっている世論という点が似ている気がします。

軍備を整えたり、自衛隊員を訓練で鍛えたりというのは、そのまま日本の資産になりますが、
いざ戦争を起こしてしまったら、軍備は消費されるし、自衛隊員も死傷してしまうし、
それで昔のように戦争で国土が広がることもなく、国際的な立場は却って非難を浴びることになり、
日本には戦争を起こすメリットがないと思います。

戦争を起こすことよりも、軍備を整えて、国際社会での発言力を保つことに
政治面だけでなく、経済面などでもメリットがあるのではないでしょうか。


ホリエモンの戦争に対する考察は私には納得できるものでしたが、
寂聴さんのように漠然と不安を感じて「怖い怖い」と騒ぐ人には
ホリエモンのような考察をどれだけ説明しても、あまり効果がないのだなということが
この対談でよくわかりました。
だって、話がかみ合ってないんだもの(爆)。

原発問題にしても、やっぱりかみ合ってない。
理路整然と説明する人と、情緒的に怖いという人の話がかみ合うことって、
どこまで行ってもないんでしょうね。

理路整然と説明してしまうには、どこかでリスクに線引きして
「ここまで発生可能性が低いものについては考慮しない!」と割り切る頭が必要になりますが、
情緒的に「どんなに可能性が小さくても、起きてしまったらどうするんだ!」と詰め寄られたら
もう対話のしようがないですよね。

世の中の諸問題が、解決できないというか、議論が深まらない状況を
象徴的にこの本の中で見た気がしました。




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『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』
- 2019/02/18(Mon) -
堀江貴文 『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』(徳間書店)、読了。

ホリエモン仮出所後第一弾として出版された本のようです。
内容は、ホリエモンが新たな収益源として生まれたアイデアを披露し、
また有料メール会員からの質問に答えた内容をまとめたもの。

まあ、これが著作物なのか?と言われると微妙な内容のものばかりですが、
ホリエモンが延髄反射的に回答して言うという点で価値があるように思えます。

ホリエモンシンパの人たちから寄せられるQuestionsについは、
正直なところ、「そんな程度の質問しか出ないのか・・・・・」と
がっかりしてしまったのが真実。

「どうすればいいのですか?」「私の計画を評価してください」みたいな
全てをホリエモンに投げてしう質問ばかりで、
「あぁ、これじゃあ、日本はダメだわ」と思ってしまう始末。
せっかホリエモンにダイレクトに質問できる権利を持っているのに、
そんな丸投げな質問しか出てこないのかとガッカリ。

それを見てると、ホリエモンの露悪趣味は、
日本の根本的改革とは無関係なレベルの人々を活性化させただけなのかなと
残念な感想を持たざるを得ません。

そういう階層の人の考え方ではダメだ!と渇を入れているはずなのですが、
そういう方向に議論が伸びていかないことが残念です。




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『新・資本論』
- 2018/10/30(Tue) -
堀江貴文 『新・資本論』(宝島社新書)、読了。

大きく出たタイトルですが、
別に『資本論』の向こうを張るわけでも、
社会構造の変化を体系的に分析したわけでもないのですが、
まぁ、ホリエモンのしゃべってる内容は面白かったです。

井上トシユキ氏との対談形式で進んでいきますが、
読みやすく交通整理されていたと思います。

ホリエモンの他の著作と比較して、
何か目新しいことが述べられているわけではないように感じましたが、
ところどころ、「そういうことなんだよね~」と大きくうなずける発言が。

選挙に出馬した時に、いわゆる「日本の支配階級」が考えていることを
そのまま口にして「国民たちよ、こういう社会構造になってるんだ、気を付けろ」
警鐘を鳴らしたために、結果的にそういう人たちの力で潰されてしまったというのは、
それだけが彼が転落した理由でないにしても、大きな理由の一つかなとは思います。
露悪的というか、変な正義感というか。

だから、彼の言葉は、棘のある表現を濾過しながら読む必要がありますが、
支配側に近いところにいる人間が本音を見せているという点で
読んでいて興味深く思います。

金融界が巨万の富を得ているのは、彼らがずるいことをしているのではなく、
それだけのビジネスモデルを築き上げて育ててきたからだと評価するのは、
私も、その通りだと思います。
そのビジネスモデルに対して、自分が搾取される側になるか、搾取する側になるか、
搾取する側の傍でおこぼれをもらえるようになるか、無関係な位置取りを決め込むか、
それは個人の能力と判断力の成果だと思うんですよね。
自分が社会のことを知ろうという努力をせずに、ただ「搾取された!」と叫んでいるのは
ある意味、可哀相だなと感じます。
一方で、社会を知るという大変な作業に自分の時間を投資せずに、
他のもっと楽しいことに時間を投資するという判断も、
それはそれでありだと思うので、結局は、今流行りの「自己責任」かなと(笑)。

「自己責任だよ」と上から社会を見ている階層の本音を
そのまま公の場で口にしちゃうところが、ホリエモンのホリエモンたるところなんでしょうね。




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『99%の会社はいらない』
- 2017/10/26(Thu) -
堀江貴文 『99%の会社はいらない』(ベスト新書)、読了。

タイトルの印象から、日本の企業の時代遅れなところを糾弾する本かと思いきや、
サラリーマンという組織に飼われる生活を脱して、
自らが主体的に動く人間になれという啓発本でした。

私自身、脱サラして地方で起業したので、
ホリエモンの「自ら動け!」「楽しいことだけをする人生を送ろう!」というメッセージは、
背中を押してくれているようで、読んでいて心地よかったです。

サラリーマン時代は、今でいうブラック企業的な働き方をしていて、
まじめに時間外労働を記録してたら、月200時間ぐらいついたと思いますが、
その時ですら、仕事の内容によっては、充実した日々でした。

言われた仕事をやっているだけだと苦痛なのですが、
例えば、日本に新しい金融テクノロジーを導入するために
深夜残業あり、土日も毎週出勤が半年ぐらい続いた時期がありましたが、
その時は、「日本のリテール市場が大きく変わるかも」という期待感があり
また、少数精鋭チームで動かしているスピード感もあり、
肉体的にはしんどい時もありましたが、気持ちは充実していました。

これだけ会社の仕事のために自分の時間や労力、能力を提供できるなら、
独立しても頑張れるかなと思って、会社を辞めて起業しましたが、
働き方は変わらず、今も休みなしで働いてます。

でも、パートさんを数人使いながら経営判断は自分1人でやっているので、
ほぼ全てのことを自分で決めることができ、やりがいがあります。
優先順位付けやスケジュール管理も自分でコントロールできるので
周囲から見ると凄く忙しいように見えるようですが、
私自身は、上手く回っていると感じていて、精神的な負担感は会社員時代よりも減りました。

こういう経験をしている真っ最中なので、
本作で著者が言っている内容、特にまえがきの部分は、
非常に納得ができ、すんなりと頭に入ってきました。

中盤以降は、著者が運営しているサロンの宣伝の要素も大きくなっていて、
そういうところが嫌な読者も多いかもしれませんが、
著者の人を巻き込み動かす仕組みづくりの能力、もしくは金儲け能力について
この宣伝を通して勉強できるので、それも面白いなと思いながら読めました。

私の結論としては、会社員でも、自ら起業するでも良いのですが、
納得のいく仕事を主体的にやれば、人生は本当に面白いということに尽きます。

それは、金儲けという側面だけでなく、
自分のやりたいことが自分のやりたいようにできるのか、自分に権限があるのか、
取引相手は自分の存在価値を認めてくれているのか、
自分は社会に必要とされているのか、必要としてくれる人が居てくれるのか、
そういう充実感の面で、仕事が自分に与えてくれる満足度は大きいです。

これからも頑張ろう!という気持ちになりました。


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『拝金』
- 2015/04/25(Sat) -
堀江貴文 『拝金』(徳間文庫)、読了。

ホリエモン、またまた、露悪趣味なタイトルの本を書いてるなぁ・・・・・と思ったら、
何と小説でした!?

ライブドアの急成長~ニッポン放送買収事件~逮捕と続く
ホリエモンの半生(といってもたかだか数年)を下地にした私小説というか暴露本?
いや、これは、言い訳本かも。

株式会社伝書鳩の話は、素直に面白いと思っちゃいました。
単なる時間つぶしのゲームというだけではなく、
自分自身が遠くに出向いて鳩を放つというアクションがある点や、
ユーザー同士の交流があったり(しかもランダムに)、
あえて通信ネットワークとしてノイズを入れてみたりと、アイデア満載。

こういうところを見ていると、やっぱりホリエモンは、
最初は自分の頭の力で出てきた人なんだなと感じます。

しかし、物語が進み、主人公の経営する会社が一定の大きさになってくると、
(創業から、この一定の大きさになるまでの間が結構端折られているのがそもそも不満・・・・)
話の軸がアイデアやひらめきから、闘争というものに変わってきて、
ビジネス感覚としての面白さが失われていきます。ただの戦争。

実際の事件をモチーフにしているので、
こういう見せられ方をすると、かなり言い訳がましく聞こえてしまいます。
敗軍の将、くどくどと過去を振り返る・・・・みたいな。
しかも、主人公の黒幕に、「チーフデザイナー」という存在を置いてしまう設定が、
なおさら責任逃れのように思えてしまいました。

ただ、最後のフジテレビ批判というか、フジテレビの将来を予言したところは興味深かったです。
現に今、フジテレビがボロボロになってしまっているのは、
ライブドアとの闘争において多額の資金を使い果たしてしまい、
節約に節約を重ねた結果の番組の質の急低下なんだなと。

ホリエモン、こんなに自分を露悪的に見せる必要ないのに・・・・と感じることが良くあります。
もう、病気みたいなものなのかもしれませんが。
根は、ちゃんと社会を捉えている人だと思うのですが。


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『儲けたいなら科学なんじゃないの?』
- 2014/09/21(Sun) -
堀江貴文、成毛眞 『儲けたいなら科学なんじゃないの?』(朝日新聞出版社)、読了。

2人による対談です。
タイトルをみて、「そうだよねー、やっぱ科学だよねー」と思って買ってきました。

ちなみに、私としては、
「科学技術を日常生活に上手く取り込めば素晴らしい商品・サービスができる」
という積極的な意味での肯定と
「みんな『科学』って無防備に信じるから、ブーム作れば騙しやすいよね」
という否定的な意味での肯定と、両方感じています。

で、対談では、「科学」とか「科学信仰」についてテーマ的に深掘りはされてませんが、
2人とも上記の私の2つの意見を近いところで認識しているように感じました。
言葉の端々に、社会に対する批判的な言葉が出てきます。

「ホリエモンが宇宙開発に投資する!」というニュースを聞いたときに、
世間は「一個人に何ができんの?」「また変なこと考えて~」みたいな反応だったと記憶してますが、
私は、「お、一体どういう風にこれまでの事業のビジョンと繋がるんだろう!?」と興味を持ちました。
ま、興味を持っただけで調べなかったのですが・・・・・(苦笑)。

本作で、それは、「如何に低価格で人間を宇宙に送ることができるかを追求する」
「世界の優秀な人材が宇宙を感じれば、新しい何かを閃き世界を変えるきっかけになるかも」
という発想のようです。

あ、これって面白い!と思いました。
キレイごととしてまとめてしまえば、
WEB世界に多くの人を連れ込んで、知識の積極的な探求と出会いを起こさせるポータルサイトの役目と
同じだとも言えますよね。
(単なる金儲け目的だろう!というツッコミは、ここでは無しで・笑)

とにかく、本当に実現できるのか、
ホリエモンの私財と時間と頭脳を投じて、追究してもらいたいですわ。

それにしても自然科学のお話って、ワクワクしますよねー。
経済や政治の話にはないワクワク感があります。
きっと、社会科学は、足元の世界で見えていなかったことを見えるようにするための道具なのであり、
自然科学は、知らない世界を見えるようにするための道具であるという違いが、
このワクワク感の違いなのかなぁと思います。
社会科学のお話は、「そういうことなのか!」という納得感としての気持ち良さの方を
私は強く感じるんですよねー。これはこれで爽快、痛快な体験ですが。

それと、自然科学の話って、突き詰めると哲学や人生観みたいなところに行っちゃうのが
これまた面白いなぁと思います。
この対談でも、「ガンとは一体どういう状態なのか」「進化はそもそも必要なのか」という話から、
キリスト教的に表現すると、「そもそも神は世界をどのような設計図で作ったのか」というような
「この世界がある意味」みたいな話にまで広がっていきました。
この、事実の積み重ねをしていったら、最後はそれをどう捉えるかの価値観の問題に行き着くという
一気に視野が広がり、高みに昇る瞬間が好きです。

対談なので、テーマが流れていく感は否めませんが、
でも、両名とも、「(事実はまだ解明されていないけれども)僕はこう思う!」と明言するところが
非常に読みやすかったです。しかも結構、2人の意見が分かれるので面白かったです。

ビジネスの世界で成功する人って、社会的に評価が決まっている「事実」や「常識」だけでなく
いろんな考え方が可能なことに対しても「僕はこう思う、だって~~なんだから」と
スタンスをハッキリさせる傾向にあると思います。
この判断力と、外に向けて言い切ってしまう勇気と自分への自信、
このあたりが、成功することにとって大きく寄与してるんだろうな、
反対に、そういうことができない人は雇われ社長みたいなスタッフ社長なんだろうなと思います。

自然科学から人文科学、社会科学まで、
いろいろ考えるきっかけとなる面白い対談でした。

ちょっと成毛氏の口が悪いのは、最初、読み心地が悪かったですが・・・・・・。


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堀江貴文 成毛 眞

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