『質問力』
- 2018/02/08(Thu) -
斎藤孝 『質問力』(ちくま文庫)、読了。

相手から有意義な話を引き出すための質問力。
その役割や技術を解説した本です。

前半は、主に役割の話をしていますが、
中盤から、具体事例をもとに、技術面での解説に移っていくと
役に立つ内容が満載で勉強になりました。

特に、著名人へのインタビューや対談を取り上げて解説しているところは、
その応対のテクニックについても興味深かったですが、
短い抜粋においても対話の面白さが垣間見え、
できあがった会話とは、どんなものなのかが伝わってきました。

自分はまだまだ、間が怖かったりして
時間を埋めるための質問とか無駄にしてしまう方なので、
もっとパフォーマンスを高めないといけないなと思いました。

それには、会話の技術の積み上げと、会話に入る前の準備のようなものが
両方足りていないんだろうなと思います。

技術を知った後は、結局、場数なのかなぁ。


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斎藤 孝

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『座右の諭吉』
- 2017/09/22(Fri) -
齋藤孝 『座右の諭吉』(光文社新書)、読了。

座右シリーズとでも言うものでしょうか。
ゲーテに続いて諭吉さん。

福沢諭吉のことって、意外と知らない気がします。
『学問のすゝめ』というタイトル、「天は人の上に人をつくらず」というフレーズ、
慶応大学、1万円札、そんなところじゃないでしょうか。

本作では、『福翁自伝』を中心に諭吉の言葉を題材に
諭吉の人生哲学を深堀りしていきます。

「喜怒哀楽に振り回されない」とか「非玉砕主義」だとか、
福沢の哲学に興味を感じて読み進めましたが、
途中からは、斎藤センセの言葉の方が面白くなってきました。

「一緒にやってなくてもやったかのように話を合わせられるコミュニケーション能力」

デキる人って、流行の話題にもきちんとついていきますよね。
それでいて、政治も押さえてるし、コツコツ勉強もしてるし。
例えば、話題のゲームの話、ゲーム自体を自分で体験しているのではなく、
そのゲームに関する情報を効率よく集めて、自分なりに解釈してるんだと思います。
だから話についていけるし、ゲームに費やす時間を勉強に向けられる。
そして、知識として集めた情報を知ったかぶりをするでもなく、
上手に会話の中に織り交ぜながら相手に気持ちよくしゃべらせるコミュニケーション能力。

こういう要領の良さ、手際の良さというのは、仕事にも勉強にも人生設計にも
フィールドを超えて適用できる能力だと思います。

「大学生なら物凄い速度で回転している高度な情報の海をくぐり抜ける経験を積め」

最近の大学生や高校生と話していると、
「自分が生まれ育った町に役立てるよう、地元で就職したいです」みたいなことを
言う生徒さんが多いのですが、私としては、あまり賛成できない印象です。

本当に地元の役に立ちたいと思うなら、
都会で一流の人に出会って、自分の能力をしっかり高めてから地元に戻った方が
よっぽど地元のために役立てると思います。

地元に残るという保守的な発想を、なんとか前向きな表現にしようと
ごまかしているように思えて、残念な気持ちになります。

本当は、社会人経験も都会で身に付けた方が良いと思いますが、
せめて大学生時代は都会で過ごした方が得るものは多いと思います。

齋藤先生の人生観というか、
教育観、成長論に私は共感するところが多いのだと思います。


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『1分で大切なことを伝える技術』
- 2016/12/16(Fri) -
齋藤孝 『1分で大切なことを伝える技術』(PHP新書)、通読。

齋藤センセイの本ですが、
本作はイマイチでした。

齋藤センセイじゃなくても書けるかな・・・・・という内容で、
既読感もありました。

あまり頭に残りませんでした。


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『孤独のチカラ』
- 2016/09/12(Mon) -
齋藤孝 『孤独のチカラ』(新潮文庫)、読了。

齋藤センセの本ですが、
いつもの明快に小気味良く進めていく筆とは違って、
本作では、自分の内面についての告白が続きます。

大学入試に失敗して浪人してから大学で職を得るまでの10年間が、
著者にとっては暗黒の時代であったという。

境遇が不遇というのではなく、
自身の思考の結果、周囲と馴染むことを拒否し、
自ら孤独を求めていってしまった10年間。

その暗さや閉塞感に驚かされます。
今、テレビなどで見かける著者の爽やかさとの繋がりが見いだせないほど。

しかし、だんだんと読み進めていくと、
今の著者の歯切れのよいコメントや会話の切り替えしのバランス感覚などを構成しているのは
この暗黒の時代に積み上げた膨大な知識の土台。
そして、自分の暗さや孤独を肯定し、受け入れる力強さ。

著者は、誰もがこのような孤独に向き合うと言いますが、
ここまでの孤独を、孤独として認め、受け入れられる人は
そうそう居るものではないと思います。

こんな土台を持っているとわかってしまうと、
あの笑顔は、仮面のような気がして、少し怖いものさえ感じてしまいますが、
しかし、大人な空気も感じ取れます。

孤独を受け入れた著者には、
世界を飲み込むような凄みがあると思いました。


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『雑談力が上がる話し方』
- 2015/07/13(Mon) -
齋藤孝 『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)、読了。

私は雑談が苦手です。

打合せのときのアイスブレークができない。
用件が終わった後の、ちょっとしたやりとりができない。
電車で移動中とかの会話ができない。

相手から話を振ってもらえると、まだ広げようと努力できるのですが、
自分から何を話しかけて良いのか分からず・・・・・結果、沈黙。

上司の課長は、雑談が上手です。
唐突に「このスマホアプリ知ってる?」なんて質問してきます。
客観的に見ると、何の脈略もないし、押しの強さで強制的に答えを求める雰囲気も醸し出しているのですが、
話の接ぎ穂ができて、なんとなくホッとして答えてしまうことが多々あります。
で、こうやって小さな小さな情報をたくさん集めて、
何かを見つけると、また上司は別の人との雑談でネタに使っているようです。
うーん、ビッグデータみたいな人です(笑)。

この上司の強引さは、私の性格的に模倣できなさそうなのですが(苦笑)、
話の糸口を与えるスキルは学びたいなと常々思っていました。
でも、何から学べば良いのかつかめておらず、足踏み状態。

で、本作を読んでみたら、雑談というのは、理路整然さとか、起承転結とか、
そもそも結論を求めてはいけないのだということが書かれていて、なるほどぉ。

私は、すぐに、「何のためにこの話をしているのか」を考えてしまい、
他人から振られた雑談は、「場を盛り上げるために気を使ってもらったんだな」と好意的に捉えるのに
自分の振った話題には「場つなぎだとばれちゃってるよなぁ・・・・」と否定的な評価をしてしまいがちです。
同じことをやっていても、こんな風に感じてしまうということは、
自分への自信のなさの表れなんでしょうね。

とにかく最初は、修行だと思って、どんどん自分から話題を振って、
くだらない質問でもよいので、相手の言葉を引き出してみることなんでしょうね。
何十発も撃つ中で、一発、二発当たるようになれば、それが自信につながっていくのだと希望しながら。


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『使える!「徒然草」』
- 2014/11/24(Mon) -
齋藤孝 『使える!「徒然草」』(PHP新書)、読了。

『徒然草』は、中学校だか高校だかの古典の授業で学んだときに、
毒の入ったユーモアを面白いと感じたのを思い出し、
齋藤センセなら読みやすいだろうと、試しに買ってきてみました。

最初の章で思ったのは、
齋藤センセって、国語学者じゃなかったのか!?
という、本筋とは関係ないこと(苦笑)。誤解してました。
教育学や身体論が専門なんですね。

さて、本題の方ですが、
徒然草の中から、齋藤センセがピックアップした文章を掲げて、
それに対する解説や具体的な適用例を紹介しています。
このあたり構成の上手さは、いわずもがな。

ただ、どうしても、ピックアップした紹介になってしまうので、
『徒然草』全体への理解という点では、物足りなさが残ります。
もちろん、齋藤センセが重要だと思う部分から順にピックアップしていると思うので
一番大事な要素は詰まっているのだと思いますが・・・・。

一度、齋藤センセによる『徒然草』全訳というか、
全体を通した解説書を読んでみたいなと感じました。


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『かなしみの名前 中原中也の言葉』
- 2014/11/14(Fri) -
齋藤孝 編 『かなしみの名前 中原中也の言葉』(だいわ文庫)、読了。

中原中也の詩の中から印象的なフレーズを取り出し、
写真とともにレイアウトした一冊。

すーっと心に染みてくる日本語ってありますよね。

こういう形で改めて中也の詩に触れると、
日本語の持つ心地よさを感じることができます。

そして、齋藤センセー、相変わらずビジネスがお上手!とも思ってしまいます(苦笑)


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中原 中也 斎藤 孝

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『コメント力』
- 2013/07/11(Thu) -
齋藤孝 『コメント力』(筑摩書房)、読了。

第一章の「コメント力とは何か?」を読み、
これまでに読んだ齋藤先生の本の中で、最も内容が薄いとガッカリ。
なんだか、同じことをクドクド書いているように思えました。

ただ、それで終わらないのが齋藤センセの斎藤センセたる所以。
きちんと売れるツボを押さえてます。

それは、偉人たちのコメント力を多数載せるという力技。
確かに興味を持てます。そして、説得力も高い。

直前に読んだ本になかったのは、この説得力の高さ、というか現実感。

忙しい合間に本を書いても、一定の印象を残す方法を学びました(爆)。


コメント力コメント力
斎藤 孝

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『人を10分ひきつける話す力』
- 2012/11/04(Sun) -
斎藤孝 『人を10分ひきつける話す力』(大和書房)、読了。

「質問力」の次は、「話す力」です(笑)。

こちらは、多作の斎藤センセの本ということで、
もともと然程体系だった書き振りではないだろうと期待していなかったので、
何かを伝えようとした場合のヒントが得られればいいなというぐらいの気持ちで読みました。

非常に具体的な1つ1つの行動のヒントに、結構、参考になりました。
自分ならこんな時に、こんな風に使えそうだなと
シチュエーションをイメージできるんです。
やっぱり、この方は、教え方が上手いですね。

それと、明治大学における講義の様子が描かれていて、
自分の大学生のころには体験したことのない講義の様子だったので、
そこも興味深く読みました。

こういう先生に学生時代に会えると、
また自分の成長具合も違ってくるでしょうね。


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『「できる人」はどこがちがうのか』
- 2012/03/16(Fri) -
斎藤孝 『「できる人」はどこがちがうのか』(ちくま新書)、読了。

タイトルからして、かなり軽い本を想像していたら、
しっかりとした内容に、姿勢を正して読む羽目になりました(苦笑)。

「できる人」とは、ものごとを上達する自分なりのプロセスを獲得している人、
といったところでしょうか。
この考え方は、自分が今まで思っていたこととジャストフィットです。

例えば、仕事のできる男の人はモテます。
これは、単なる経済力の高さを証明しているだけではなく、
遊びに行くときの段取りの良さとか、親戚づきあいの上手さとか、
生活設計の信頼性とか、社会ルールを守るとか、
そういう多方面での能力の高さを象徴するものなんだと思います。
だからこそ、信頼される男性と判断されるのであり、モテるのだと。

同じように、要領よく家事をこなす主婦は、
きっと会社勤めをしても、テキパキ仕事をこなせるのではないかと想像します。

そういう、課題解決力とか、成果の実現力のような
汎用的な能力(この本で言うところの「型」)を持っている人は、
何をやるにも能力が高いということなのだと思います。

自分を振り返ってみると、まだまだですね・・・。
例えば、試験を通るノウハウや懇親会などで初対面の人と打ち解けるノウハウ等
いくつかのパターンは自分なりに持っているつもりですが、
それらを統合した汎用的な型にまで広げることが出来ていません。

汎用化、標準化、普遍化みたいなところを意識しながら
スキルを身につけていく必要があるのでしょうね。


「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)
斎藤 孝

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