『東洋脳×西洋脳』
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- 2015/06/27(Sat) -
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茂木健一郎、加藤徹 『東洋脳×西洋脳』(中公新書ラクレ)、読了。
モギケン先生と漢文学者の加藤先生の対談です。 最初は、中国文化と日本文化の対比のようなところから始まるのですが、 段々と中国や日本を含む東洋の思想と、西洋の思想との対比に広がっていくところが 面白かったです。 そして、中国文化に影響を受け続けたかのように感じてしまう日本文化も、 結局は、受け入れられる部分だけと効率よく吸収して、 合わない部分は排除してしまうという日本の「柔軟性」により、 臣下の国とはまた違った影響受け方をしてきたのだなぁと再認識。 いすれにしても、はやり中国の文化がもつ影響力なり浸透力、破壊力というのは 凄まじいものだと思います。 そこは素直に受け止めないとね。 いつか、中国の歴史というものを、きちんと学んでみたいなと思います。
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『それでも脳はたくらむ』
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- 2012/05/10(Thu) -
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茂木健一郎 『それでも脳はたくらむ』(中公新書ラクレ)、読了。
雑誌のコラムをまとめたものだそうで・・・・・ 新書だから、もうちょっと体系だった話になっているかと期待した分、残念。 ま、気軽に読めるエッセイです。 テーマは脳科学的なものを扱ってますが、 そんなに踏み込んだ専門的な話はなく、 「モギケンだからこそ書ける」という内容には至ってないと思います。 内容で印象に残ったのは、 子供の遊びは、自分たちでルール作りをすることが大事なんだという主張。 確かに、これは、TVゲームには無い要素ですよね。 こういう視点の話が、もっと読みたかったです。
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『欲望する脳』
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- 2012/01/05(Thu) -
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茂木健一郎 『欲望する脳』(集英社新書)、読了。
ブックオフの割引券が期限切れ目前でピンチ!というときに あまり考えもせずに買った中の一冊(苦笑)。 今更感のあるモギケン本です。 社会ダーウィニズムとか、利己的な遺伝子とか、 話題に上る言葉は、興味関心の強いものがいろいろあったのですが、 それらを使って「欲望する脳」を語っている著者の文章に あまりピンと来るものがありませんでした・・・・・残念。 脳科学的なものへの私の関心が低いということなのかなぁ。 それとも、モギケン先生の論の進め方が好みじゃないのかなぁ。 これがモギケン本2冊目ですが、まだ、手触り感がないです。
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『ひらめき脳』
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- 2011/07/05(Tue) -
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茂木健一郎 『ひらめき脳』(新潮新書)、読了。
かのブームは去り、やや批判的な意見も出がちな今日この頃ですが、 やっとモギケンの著作を読みました。 対談が面白かったので。 本作が、最も売れた著作にあたるのでしょうか? とにかく、素人が読んでも楽しめるように工夫されているエンタメ性と 身近な例示で伝えていく説得力、 キャッチーなネーミングをできる才能など、 ある意味、プレゼンテーションの教材として良い本でした。 他の脳科学者からは批判も出ているようですが、 本作に関して言えば、科学を論理的に話すところまで至らない超入門書のような内容なので 書かれている内容にも特に違和感を持ちませんでした。 脳について考えてみようという気持ちを 多くの読者に持たせたことは、やはり、この人の功績ではないでしょうか。 ところで、アハ・ピクチャーの一つが、答えを見ても、なんとなくしか見えてこないのですが、 これはもう、一生、私には見えない絵なんでしょうかね・・・・。 ![]()
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