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『近代化と世間』
- 2015/04/18(Sat) -
阿部謹也 『近代化と世間』(朝日新書)、通読。

お、アベキン先生の新書だ!と思って
軽い気持ちで買ってきたら、かなり難解な内容でした・・・・。

なんだか、最近、「新書=サクッと読める」と思ってしまいがちですが、
私が大学生の頃は、新書は心して読まないと読み通せないものでした。
そういう意味では、骨のある昔ながらの新書です。

「世間」についての話は、
日本社会についての話が中心になるので、興味を持って読めるのですが、
ヨーロッパ社会の話となると、なかなか自分自身に引き寄せて読むことができず、
苦労してしまいました。というか、読み流してしまいました。

冒頭に、フーコーの「個人の成立」についての考え方を
アベキン先生なりに紹介しているパートがあり、そこは「なるほどぉ」と感じ入りました。
アベキン先生によるフーコー解説を読んでみたいなぁという気持ちになりました。


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『中世の星の下で』
- 2012/02/12(Sun) -
阿部謹也 『中世の星の下で』(ちくま文庫)、通読。

この作品は、エッセイ集ということになっていますが、
エッセイのテーマが、中世ヨーロッパにおける石の話や橋の話など、
かなりマニアックで、ちょっと読むのに苦労しました。

なかなか興味を振り向けるのが難しかったです。
自分の生活との距離感が掴みにくくて・・・・・。

というわけで、今回は、ざっと読み流すのにとどまりました。


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『日本社会で生きるということ』
- 2011/11/19(Sat) -
阿部謹也 『日本社会で生きるということ』(朝日新聞社)、読了。

「『世間とは何か』を読まねば!」と言いながら、別の講演録に手を出してしまいました。
飲み会の前の時間つぶしに、新橋の古本屋を覗いたら、100円で見つけてしまったのです。
サラリーマンの街で、こんな本に出会うとは・・・。

内容は、世間というものについて語っているので、
『世間とは何か』を、さらに噛み砕いて説明している入門書だと思います。

講演録ということで、耳で聞いて理解できる平易な説明になっていることに加え、
経世会などの時事ネタも盛り込まれており、
理解しやすいとともに、面白い!

講演録は、文字にするとつまらないものも多いと思うのですが、
アベキン学長の話は面白いんです。
一般人に向けて、自分の研究を語って聞かせるだけの伝達力を持っている
素晴らしい学者だと改めて感じました。

そして、早く、『世間とは何か』を読まなければ!!


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『世間を読み、人間を読む』
- 2010/01/06(Wed) -
阿部謹也 『世間を読み、人間を読む』(日経ビジネス人文庫)、読了。

たまたま100円で見つけたので買ってきました。
我らが学長アベキンです。

懐かしいなぁ・・・ぐらいの感覚で手に取ったのですが、
内容の面白さに引き込まれました。

「読書論」の部分が非常に興味深かったです。
本を読むという狭い意味での読書論ではなく、
いかに世の中と向き合い、世の中で自分を位置付けるか、
そういう大局観をもった論旨に、なるほどぉと唸らされました。

ちゃんと、『世間とは何か』も読まなければいけないですね。

それから、文章が非常に読みやすいということも再認識しました。
学者然とした難解な言葉の羅列ではなく、
日常生活を語るような語彙で、哲学的な問題をもやさしく説明してくれます。
この才能は素晴らしいものだと思います。
学長挨拶とか、もっとちゃんと記憶しておけばよかったなぁ。

『ハーメルンの笛吹き男』も読み返してみないといけないですね。
きっと新たな面白さを楽しめるはず!


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