『ツイスター』
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- 2011/11/06(Sun) -
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『ツイスター』
気象好きには堪らない作品でした。 何と言っても、竜巻のCGが素晴らしい! 被害に遭った街の様子の再現も、見事な出来です。 ただ、ちょっと、ストーリーのほうが雑だったかな・・・。 観測装置「ドロシー」で、竜巻内部のデータを取ろうとするのは分かるとして、 そのドロシーの設置の段取りが悪過ぎでしょう(苦笑)。 確かに、竜巻の進路予想は難しいですし、 そもそも発生予想が大変な現象ですから、 直前にバタバタと動かざるを得ないのは仕方が無いとして、 それだけしか時間がないと分かっている割には、 トラックの荷台から人力で降ろさなきゃいけないとか、機動性悪過ぎ(爆)。 主人公たちが、あの巻き込まれっぷりで大した怪我なく生還するのも ちょっと都合良過ぎな気がします。 あれだけ「F4は凄い、F5は神の領域だ!」と煽っておきながら・・・・・ねぇ。 それと、恋愛ドラマのほうは、味付けとして成功していたのかどうか微妙なところ。 主人公と離婚協議中の旦那の新しい彼女(婚約者?)を登場させることで、 気象研究の素人を現場に立ち合わせて 彼らの研究内容を解説する自然な場面を作ったという意味では、 見やすくなってたと思います。 でも、前半での主人公と旦那の言い争いは、あまり愉快ではなかったかも。 どちらも自分勝手で・・・。 で、最後は、やっぱりそうなっちゃうの!?というエンディング(苦笑)。 この作品は、むしろ、サイエンス・ノンフィクションみたいな作品にして、 トルネード・ハンターの活動に迫る!みたいなほうが、 私個人の興味関心にはジャスト・フィット!だったかも。 ま、その手の番組は、NHKに期待しますか・・・・。 米国内陸地域での竜巻被害というのは、 日本における台風被害や地震被害のような感覚なんでしょうかね? 竜巻に遭遇したらこう行動しろ!みたいな教育や訓練とかしてそうですよね。 災害教育・訓練の浸透も大事ですが、 その裏側では、観測・予測の研究が日々続いていることに 感謝しなければいけませんね。
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『いとしい人』
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- 2010/09/26(Sun) -
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『いとしい人』
ノリ切れないまま終わってしまいました。 なんだか、どんどん物語が展開していってしまうので、取り残された感。 旦那のベンが家を出て行く経緯が良く分からないし、 旦那が出て行った日に、生徒の父親に言い寄られているのも唐突だし、 養母が死んだら急に実母がしゃしゃり出てくるし・・・。 その実母は口から生まれてきたような人だし。 こんな状況になったら、大混乱に陥ってしまいそうなのに、 主人公エイプリルは、イライラするだけで、なんとなく状況に押し流されていく・・・。 生徒の父親が、混乱している時にそっと寄り添ってくれて、 そこに惹かれていくのは分かるのですが、 あんなに「ダメ男」とののしっていた旦那ともあっさり寝てしまうなんて。 しかも、39歳で初めて妊娠できて、6週目の検診を 旦那と新カレとで病院に受けに行った帰りに・・・。 主人公に共感できなかったのが、非常に残念。 ところどころで、「その苦しみ、わかるわー」と思いたくなるシーンもあるのですが、 肝心なところの判断が、なんかズレてるんです、この人。 実母を演じるベッド・ミドラーがいい味を出していただけに、 なんとも残念な感じの仕上がりでした。 あと、本筋とは関係ないのですが、 白人夫婦が養子にアジア人の子供をもらうのって、 やっぱり違和感を感じてしまうのですが、これはもう、時代遅れの感覚なんですかね? なるべく近しいところから養子をとった方が、子どもにとっても幸せな気がするのですが。 こうやって、民族や文化の壁を超えた、「アメリカ人」が誕生していくのでしょうか?
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『恋愛小説家』
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- 2009/06/06(Sat) -
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『恋愛小説家』
ジャック・ニコルソン率が高まっている今日この頃ですが、 本作でも偏屈オヤジを演じ切ってます。 まー板についた奇人ぶり。 でも、このヒトの吐く毒舌はどんどん聞きたくなるんですよね。 本作では、ヘレン・ハントという好敵手を見つけて すさまじい会話の応酬。 キャロルの心の動きは、正直よく理解できないところもありましたが、 困難な状況を笑い飛ばして上手くあしらう術を知っているところは 凄く魅力的な女性だと感じました。 さて、その2人に押され気味な隣人さん。 どこかで見たことのある顔だなーと思っていたら、 『リトル・ミス・サンシャイン』のお父さんでした! 情けないシーンが多かったですが、 キャロルのヌードを描くシーンでのイキイキとした演技が印象に残りました。
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