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『般若心経に学ぶ人生』
- 2020/03/26(Thu) -
ひろさちや 『般若心経に学ぶ人生』(すずき出版)、読了。

久々のひろさちや氏。

タイトル通り、般若心経について、
経典の内容や用語、そもそもの釈迦の教え、その教えに基づき日々の暮らしを送ること、
これらの基本的な内容について分かりやすく解説した本でした。

初心者にはやさしい本ですが、
あんまり深みがなく総花的です。

仏教に興味を持って最初に読むには、良い本かなと思います。




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『面白いほどよくわかる聖書のすべて』
- 2016/11/06(Sun) -
中見利男、ひろさちや監修 『面白いほどよくわかる聖書のすべて』(日本文芸社)、読了。

普段なら敬遠するタイプの本ですが、
ひろさちや氏の名前があったので読んでみました。

旧約聖書、新約聖書の内容を、
1つ1つのエピソードごとに簡潔に要約していて、
すっきりと分かりやすい構成になっています。

分かりやすいのですが、
仏教徒の私からすると、聖書の内容というのは、
なんだか腑に落ちないところが多く、
結局、今回の読書でも、違和感ばかりが目について
キリスト教徒の距離は縮まらずに終わってしまいました。

どうにも、神が怒ったり、好んだりする姿に、
不公平さを感じてしまうというか、贔屓を感じてしまうというか、
何だかとても人間的な存在に見えてしまうのです。

まぁ、仏教にしても、「蜘蛛の糸」等の話は、
「カンダタの、小さな善行に目をとめて助けてやるのは良いが、
 他に蜘蛛を助けた人間も同じように救われているのか?」ということが
気になるところではありますが(苦笑)。

神が助けたり、怒ったりする対象の事項が
例えば多くの民を救う行為だったり、地位有るものが犯した罪だったりすれば
納得感があるのですが、「そんな小さなことで?」と思ってしまう話もちらほら。

まぁ、小さな事案にも神の目が光っているということにしなければ、
一般民衆への統制力がなくなってしまうという事情があるのでしょうけれど・・・・。

神は神として、ある意味、遠く神聖な存在であってほしいなぁと思ってしまうのは、
異教徒から見た勝手な感想なのでしょうかね。


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『狂いのすすめ』
- 2011/07/17(Sun) -
ひろさちや 『狂いのすすめ』(集英社新書)、通読。

この方の書く宗教解説はわかりやすいので好きなのですが、
何かの解説ではなく、本人の人生哲学の紹介となった本作は、
ちょっと自分的には辛い読書となりました。

まず、タイトル先行で、中身が追いついていないです。
「狂い」を「勧める」という斬新さを前面に出すために、
本文でも、何度も「狂い」という言葉が出てくるのですが、
その使い方が、なんとも甘いという印象を受けました。
キャッチーさを出そうとして、言葉に振り回されている感じ。
軽いんです。

そして、話の内容も、確かに正論かもしれませんが、
大人の世界で大事なのは、正論を振りかざすことではなく、
正論と現実社会との折り合いをどうやって付けていくのかということだと思います。
その視点がスッポリと抜け落ちてます。
だから、主張も空疎に聞こえてしまいます。

宗教の知識をはじめ、博学なところは面白かったので、
そこが活かされていないことが、いろいろ残念でした。


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『冠婚葬祭礼』
- 2010/05/22(Sat) -
ひろさちや 『冠婚葬祭礼』(文春文庫)、読了。

世界各地の冠婚葬祭礼に見られる文化や風習を紹介するエッセイ。
雑誌のコラムの総集編かな?と思わせる内容です。

一つのお題に2ページずつ。
世界の風習の紹介ならば、お気楽エッセイとしてちょうど良い分量ですが、
日本の文化を知るには、やっぱり物足りない。

霊魂のことをどう考えていたのか、
仏事のしきたりの意味は何か、
慣習として残っているものは、仏教由来か、神道由来か、はたまた。

もっと知りたい事項が、いろいろ生まれてしまいました。


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『歴史にはウラがある』
- 2009/02/21(Sat) -
ひろさちや 『歴史にはウラがある』(新潮文庫)、読了。

一年ぶりのひろさちや先生です。

歴史の隠れたエピソードを紹介した本。
「このように周知されているが、研究者の間では・・・・」
という類の話が面白かったです。

同時代を生きた洋の東西の人物を取り上げてセットで紹介するという章は、
企画趣旨は面白いのですが、内容が伴っていないようで残念。
あまり東西の2名を比較した記述がなく、ただ並列されているように感じたので。


宗教啓蒙家であられるので、
歴史に登場するお坊さんの話に特化しても面白かったかもしれませんね。


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『般若心経の読み方』
- 2008/02/24(Sun) -
ひろさちや 『般若心経の読み方』(日本実業出版社)、読了。

半年ぶりのひろさちや先生の本。
本作は、少し硬めの仏教解説の本でした。

般若心経というお経を題材にしてしまうと、
やはり「この用語はこういう意味で・・・」という解説がついてしまうので、
どうしてもお堅い内容になってしまうんでしょうね。

ところどころに、ひろさちや先生お得意の仏教説話や
日常の一場面で仏教の教えをやさしく解説してくださる挿話があり、
なるべくわかりやすく書かれていたとはいえ、
やはり仏教学のようなところもあり・・・。

まぁ、壮大な教えを伝えようとすると、
概念的になってしまうのは、仕方がないことなのかもしれません。


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『これが仏教』
- 2007/10/23(Tue) -
ひろさちや 『これが仏教』(PHP研究所)、読了。

ちょっと最近、宗教づいてます。
今回は、仏教を題材にした幸せに生きる知恵の本。

ひろさちや氏の本は安心して読めるのがありがたいです。
やっぱり宗教系の本となると、作家さんの背景が気になりますから。

本作では、経典に出てくるお話からお坊さんたちのエピソードまで、
様々な仏教的出来事がふんだんに盛り込まれており
単純に読み物として面白かったです。

ただ、解釈が人によって分かれそうな話も結構あって、
何が正しいのかを押し付けてこないところが日本人には合うのかな
なんて考えてみたりもしました。


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『一番わかりやすい禅入門』
- 2006/06/24(Sat) -
ひろさちや 『一番わかりやすい禅入門』(三笠書房)、読了。

禅問答、難解なり。

言葉遊びやつむじ曲がりのようにも感じられる禅問答。
しかし、それは受け止める側の心の状態によるのかな?とも。

通勤電車の中で読んでいたのですが、
日によって「なるほどねぇ」と思えるときもあれば、
「なに屁理屈言ってんだ」と反発を覚える日も。
それは、その時に自分の心に余裕が有るか無いかを反映しているのだと思いました。

禅問答を読んで「そういう考え方もあるのね」と
いつ何時でも平然としていられるような余裕綽々の心を持ちたいものです。

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『昔話にはウラがある』
- 2006/03/29(Wed) -
ひろさちや 『昔話にはウラがある』(新潮文庫)、読了。

この著者は宗教の啓蒙家だとばかり思い込んでいたのですが、
意外や意外、下世話な話を山盛り詰め込んだ作品でした。

仏教を平易な言葉で説きながら、こんな本も書かれるとは。
その懐の広さに感服しつつ、爆笑。

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『仏教に学ぶ 八十八の智恵』
- 2005/09/06(Tue) -
ひろさちや 『仏教に学ぶ 八十八の智恵』(PHP文庫)、読了。

仏教の各種法要の意味を知りたくて、
ブックオフに探しに行ったが、
残念ながら100円コーナーには相応しい本が無かった。

で、たまたま手にしたこの本が、
仏教用語を踏まえつつ平易な説明がなされているようだったので
とりあえず購入してみた。

六波羅蜜の考えを、説話などを加えて、わかりやすく
説き下しているため、仏教が非常に身近な哲学として
感じられた。

この秋、仏教哲学にはまってみるのも面白いかも。

仏教に学ぶ八十八の知恵
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