『ブルー 初めての空へ』
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- 2013/08/14(Wed) -
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『ブルー 初めての空へ』
なんで、この作品、日本では劇場公開されなかったのでしょうか? ストーリーはシンプル、 それぞれのキャラクターはしっかりと作られていて、 リオのカーニバルをはじめとする音楽や映像美も満点。 良くできたCGアニメだと思います。 やや、ストーリーがシンプルすぎて、 ミュージックビデオのような気分になる時もありましたが(笑)、 映像美に酔いしれるには却って良かったかもしれません。 ラストも、ありきたりと言えばありきたりですが、 でも、不自然な人間都合のラストでなくてほっと安心。 ブラジル人がみんな英語をしゃべれるという不自然さはありましたが、 良い作品だと思います。
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『ブライダル・ウォーズ』
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- 2010/11/12(Fri) -
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『ブライダル・ウォーズ』
20年来のの親友同士が結婚式場がバッティングしたことで大ゲンカ。 その顛末を描いたどたばたコメディ。 「結婚」というイベントに舞い上がってしまい、 理性が吹っ飛んでしまう女性の物語は、どうも苦手なようです(苦笑)。 「嫌がらせ」とか「復讐」とかが前面に出てきて、笑えない・・・ というか不快な気持ちになっちゃいます。 本作では、真面目でお人好しな先生のはずのアン・ハサウェイが 見事にイッちゃってます。その「周りが見えてません!」行動に どうにも共感ができないんですよね。 特に、アンの「私、余裕がありません!」顔が、ちょい苦手。 一方、敵役のケイト・ハドソンは、コメディエンヌの表情と動きがバッチリで、 こちらは笑える範囲内に収まってます。 ただ、お顔の調子が良くなかったみたいで(苦笑)、 アンと並ぶと、どうにも画面の釣り合いがとれていない感じがして残念でした。 ストーリーとしては、結婚式の展開が予想していたものと違いましたが、 なかなか面白い味付けだったと思います。 あと、脇を固める友人たちの台詞が、ウィットに富んでて面白かったです。
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『レイチェルの結婚』
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- 2010/10/24(Sun) -
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『レイチェルの結婚』
わたくし、てっきりコメディだと思い込んで観始めたのですが、 超ヘビーな内容でした (@_@;) うっかりにも程があるわ! 薬物依存やアルコール依存などの問題を抱えた施設に入っているキムは、 姉レイチェルの結婚式に出席するため、一時帰宅を許される。 しかし、9か月ぶりに戻ってきた彼女は、家での居心地が悪く、 また、家族たちも上手く受け入れることができずに、 ちょっとしたことで本音がぶつかり合います。 でも、みんな結婚式を台無しにしたくないため、すぐに本音に蓋をして、 表面的には穏やかな関係を取り繕う・・・・・。 なんとも緊張感ビンビンのストレスフルなシーンが続くんです。 家族同様、見ている側も、ひと時も息つく暇がない。 一見幸せそうな空気が流れているようで、 その裏側では腹の探り合い、気の使い合い、心配で気が気じゃないという 緊張の糸がピーンと張られた状況です。 終盤に向けて、みんな段々本音が出てくるようになるのですが、 出尽くして大団円!とならないところが、これまたリアル。 エンディングが物悲しかったです。 アン・ハサウェイは、薬物中毒から立ち直ろうとしている問題児を熱演。 コメディエンヌの印象が強かったのですが、見事な成長っぷりですね。 (あぁ、この作品をコメディだと思い込んだのは、アンのせいかも) ショートカットも似合ってて、格好良かったです。
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『パッセンジャーズ』
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- 2010/09/27(Mon) -
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『パッセンジャーズ』
う~ん、こりゃ、ないわ。 多分、作っている側は、「こんな発想思いつくなんて、俺たち凄~い」と ノリノリだったのではないかと推測するのですが、 観ている側はポカーン・・・みたいな。 最後まで観れば、言わんとしていることはわかるんですが、 そこにたどり着くまでの1時間20分が、なんとも冗長で耐えがたいんです。 謎はポコポコ出てくるのですが、ちっとも解決されないし、 主人公もきちんと解決しようという姿勢に欠けているし、 会う人会う人、みんな、意味不明な言動があるし。 叙述トリックが好きな人は、大好きな映画になるかもしれません。 でも、私は、たったひとつの仕掛けのために、作品の大半が前振りになるのが どうにも好きになれないんですよねー。 好みの問題だから、仕方無いんですけど。 全てが繋がる一瞬の快感よりも、 全編を通しての納得のいく展開を、私は希望します。
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