『アメリカン・スウィートハート』
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- 2016/07/30(Sat) -
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『アメリカン・スウィートハート』
久々に映画で息抜き。 ジュリア・ロバーツのラブコメだったのですが、 うーん、イマイチ。 「全米一のベストカップル」と呼ばれながら破局した俳優&女優カップル。 その女優の付き人をするのが、妹であるジュリア・ロバーツ。 売れっ子女優を演じるのは、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ。 破局前に撮影された映画の敏腕宣伝マン役はビリー・クリスタル。 ここまでは納得できるのですが、べスト・カップルの男性側が ジョン・キューザックというのが腑に落ちず。 彼が演じたエディという役柄は面白かったのですが、 「アメリカン・スウィートハート」の片割れにしては、 アメリカ感が乏しい男性像だなと・・・・・。 ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ビリー・クリスタル、ジョン・キューザック、 コメディとしては非常に豪華な布陣なのに、 相乗効果が感じられませんでした。 映画の宣伝とは、どれほど結果がすべての世界なのか そこが垣間見られたのは面白かったです。
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『白雪姫と鏡の女王』
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- 2013/09/20(Fri) -
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『白雪姫と鏡の女王』
最初に、女王様のジュリア・ロバーツを見て、 「この独特顔は、童話の世界の美悪女とは違ーう!」と思ってしまいました(苦笑)。 さらに、白雪姫は超極太眉だし、王子様は顔うっすー。 キャスティングに不満ブーブーです。 ところが、脚本が結構面白かったんですよね。 ちょっとした会話の妙で引き込まれたのですが、 ストーリー自体も、「毒りんご」「王子様のキス」という白雪姫2大要素を かなり大胆にアレンジしているところが、成功してたと思います。 映像の見せ方や、衣装も、凝ってました。 後から調べたら、『落下の王国』の監督さんだったんですね。 納得。 そして、段々と、白雪姫が可愛く見えてくる不思議(爆)。 ジュリア・ロバーツは、初っ端は違和感を持ちましたが、 コメディタッチに女王様を見せるなら、 この人のコメディセンスに頼ったことに納得。 非常にテンポよく悪事を進めてくれます(笑)。 「子犬用」なんていうギャグも、 なかなか欧米のセンスでは出てこないのではないでしょうか? 恐るべし、インド文化の奥深さ。 いろいろ楽しめた作品でした。
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『食べて、祈って、恋をして』
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- 2012/04/18(Wed) -
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『食べて、祈って、恋をして』
大ヒット映画ですね。 NYに始まり、ローマ、インド、バリ島へと旅をしていくのですが、 それぞれの街並みを切り取って画面に構成するところはお見事。 どの街も、それぞれの雰囲気や街の良さが感じられました。 しかし、肝心のストーリーのほうは、 なんだか「負け犬の自分探し」みたいな、地に足が着かない感じがあり、 気持ちが入り込めませんでした。 それぞれの街における現地の人々の生活を もの凄く都合よく良いとこ取りをしているように思えて、 現地の人々との心温まる交流しか描いていないところに、 不自然さを感じてしまいました。 特に、バリ島で、現地の恵まれない親子に家をプレゼントするくだりは、 なんだか、アメリカ人がアジア人の子供を養子にすることが想起され、 本当に彼らの幸せに繋がるのだろうか、これは自然なことなのだろうかと、 モヤモヤが胸に浮かびました。 最後は恋愛で解決するというのは、 この手の映画のお約束だと思いますので、さほど気にはならなかったのですが、 バリ島で魅力的な男性に出会ってからの主人公の表情のキラキラ感を見て、 腑に落ちたことがありました。 それは、インドで祈りを捧げていた彼女の表情が、ちっとも活き活きとしていなかったこと。 なんだか、神聖な場に合うように、一生懸命に自分を繕っているような感じがして、 表情のあまりのさっぱりとしたところに、腰掛けセラピー感が満載でした。 それに比べて、バリ島での彼女の活き活きとしていることといったら(笑)。 結局、そんなところに落ち着いたので、なおさら、「負け犬の~」というところが 頭に残ったのだと思います。
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『ベスト・フレンズ・ウェディング』
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- 2011/08/05(Fri) -
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『ベスト・フレンズ・ウェディング』
Yahoo!Movie では評価ガ高いようですが、 私は苦手なジャンルの作品でした。 コメディとしては上手く作っていると思いますし、 ジュリア・ロバーツ×キャメロン・ディアスというキャスティングもハマッてます。 でも、昔の彼氏を奪還するために繰り出す作戦があまりに稚拙で・・・・。 知的なはずの女性が、理性を吹っ飛ばして互いを攻撃しあうという構図に馴染めないんです。 『幸せになるための27のドレス』とか『ブライダル・ウォーズ』とか この手の作品がたくさんあることを考えると、 こういう女性のぶっ飛び感をアハハと笑えるカルチャーがあるのだと思いますが、 私は、ちょっと苦手です・・・・。 あと、女優2人は、それぞれのキャラクターを活かしてましたが、 花婿のを演じたダーモット・マルロニーに、役としても、俳優としても あまり魅力が感じられず・・・・・。 あんなにガツガツと取り合うほどの男なのかしら??? ジュリア・ロバーツの相談相手の編集者を演じるルパート・エヴェレットは 本作の良い味付けになっていて、面白かったです。 しかし、なんでアメリカ映画では、ゲイの男性の方が、いつも魅力的に描かれるんでしょうね? そう見えるのって、私だけ?
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『愛に迷った時』
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- 2010/10/11(Mon) -
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『愛に迷った時』
ジュリア・ロバーツ、キレまくり(爆)。 理性の失くしっぷりが凄まじいです。 ジュリア・ロバーツ演じるグレイスのような 常に仕事に家事に子育てに主婦の集いにテンパっている女性だと、 旦那としては、つまらん毎日だろうな~、 そりゃ、浮気もしちゃうわなぁ・・・と、女の私でも思っちゃいます。 一方、その旦那の方も、キレまくる妻をなだめられるほどの忍耐はなく、 結局、口論になって終わるという繰り返し。 ま、似た者夫婦なのかもしれません。 これだけだと、どこにも面白みのない作品なのですが、 グレイスの家族の面々がナイスキャラ! 特に、お姉さんエマ・レイがウィットに富んだジョークを放てて、頭の回転も速い。 グレイスが、獣医になることを諦めたことを結婚のせいにしたとき、 それを姉として叱り飛ばしたシーンは、すっきりしました。 他にも、お父さんとお母さんの本気の夫婦げんかも面白かったし、 それを野次馬的に部屋の窓から眺める娘たち&叔母も最高。 この家族は、どこかユーモアがあって、素敵でした。 本作は、夫婦の映画というのではなく、 その妻側の家族を描いた映画として捉えれば、結構、面白かったです。
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『デュプリシティ』
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- 2010/09/25(Sat) -
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『デュプリシティ』
うーん、イマイチ乗り切れない作品でした。 一流スパイ同士の恋愛モノということで、 硬軟の違いはあるけど『Mr&Mrsスミス』みたいなものかと思ってました。 なのに、常に女の方が一枚上手な感じで、男は良いように翻弄されています。 対等な感じがしないので、どうにも応酬が物足りない感じがするんです。 計算高さでは男<女なんだと言いたかったのか、 それともMI6<CIAだと匂わせたかったのか・・・・。 もうちょっとレイがしっかりしてくれてたら、 クレアがレイに惚れた理由も納得出来たんだと思うのですが、 「なぜ彼女がこの男に・・・」という感が拭えず。 最後のどんでん返しも、最近のハリウッドによくあるパターン。 結局、情報戦にうつつを抜かして喜んでいるのは、 実体のない金融操作であぶく銭を作り出しているのと同じぐらい、 むなしい企業活動だと思うのですが・・・・ねぇ。
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『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
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- 2009/05/18(Mon) -
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『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
この作品を「コメディタッチ」と紹介するには ちょっと中途半端かな?と思います。 もうちょっと会話に捻りとテンポが欲しかったです。 そして、チャーリー・ウィルソンという人物に 全く知識が無いので、ちょっと人物像が捉えにくかったです。 ただのお調子者かと思いきや、予算を動かす権限を持っている。 その立場がよく掴めませんでした。 アメリカ人ならみんな知ってるヒトなんですかね? 例えば、日本のカネマルシンさんのように。 ただ、ソ連のアフガン侵攻と、アメリカの武器援助という構図は この作品を通して理解が進みました。 それが、現在のアフガンの泥沼を生んだのだと思うと、 ラストシーンの表彰式での拍手喝采も皮肉なものです。
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