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『不正会計の真実』
- 2019/09/10(Tue) -
清水昭男、小川集 『不正会計の真実』(パンローリング・ライブラリ)、読了。

ドカ買いしてきた中の一冊。
不正会計の事例をいろいろ紹介しているのかな?と思いきや、
エンロン社の不正会計に関わっていたアーサー・アンダーセン社が
なぜ、そのような事態に陥ったのかを解説した本でした。
しかもマンガ(笑)。

主人公は、AA社内で監査を担当している一従業員。
エンロン担当ではなく、あくまで一般従業員なので、
エンロン事件により職を失った被害者的な立場で登場します。

不正会計をどうやって行ってきたのかという技術的、組織的企みの部分に興味があったので
AA社の従業員の悩みについては、あんまり共感できませんでした。

具体的な不正会計の内幕よりも、なぜ、米国最大の監査法人だたAA社が
そのような不正に加担しなければならなかったのかという監査法人業界の
大きな流れについて説明がされており、そこは分かりやすかったです。
監査法人といえども民間企業なので、売上をあげ、利益を出していくことが
求められてしまったということですね。

監査対象の企業から報酬をもらうという構造になっている以上、
監査法人の中立性・公平性というものを保つのはむつかしいような気がします。
徹底的にそれらを求めるなら、税金の形で各企業から監査業務税を納税させ、
それを原資に国家が監査法人を雇って、各企業の監査に当たらせるしかないように思います。

そういう気づきが得られた点では、面白い本でした。
ただ、マンガにする積極的な効果はなかったように思います。
逆に、情報量が少なくなりすぎた感があります。




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『経営を変える戦略会計のしくみ』
- 2013/10/31(Thu) -
アンダーセンコンサルティング 『経営を変える戦略会計のしくみ』(東洋経済新報社)、再読。

会計の勉強の一環で買ってきたら、
前に会社の本棚から借りて読んでましたわ(爆)。

しかも、管理会計の具体的なノウハウの部分に重きを置いていて、
あんまり財務・会計の知識を得ることはできませんでした。

ま、なんだか最近、社内で「原価計算」という言葉が飛び交っていて
そのチームに組み入れられそうな臭いがプンプン漂ってくるので、
さらにもう一回読み込まないといけなくなるかも(苦笑)。


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『図解 ナレッジマネジメント』
- 2011/05/01(Sun) -
アーサーアンダーセンビジネスコンサルティング
 『図解 ナレッジマネジメント』(東洋経済新報社)、通読。

あんまり目新しい発見は無いままに終わってしまいました。
さほど、事例が詳しいわけでもなく。

どこか一社の事例を詳しく解説してくれるような本が
理解しやすいように感じます。


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『統合的M&A戦略』
- 2010/09/05(Sun) -
アンダーセン 『統合的M&A戦略』(ダイヤモンド社)、通読。

会社で捨てられそうになっていたので、もらってきました。
M&Aについての指南書。

プロセスごとに作業目的や注意事項がまとめられていて、
非常にすっきりとわかりやすく解説されています。

一つ残念だったのは、
「今更、この本読んでても、しゃーないやろ」と自己ツッコミが必要なこと(爆)。

うちの会社は2年も前に、親会社の事業再編でできた会社で、
現在、システム統合などを一生懸命やっている段階です。
もう、統合プロセス後半になっちゃってます(苦笑)。

親会社側では、再編前にいろいろスキームを描いていたのはわかっているのですが、
再編後に生まれた当の会社において、あんまり統合プロセスをどうすすめるかという
議論が自主的になされてこなかったので、どうも従業員の士気が陰っているように
思われるんですよねー。

それを何とかしなきゃいけないのが、私のいる部署なのですが(悲)。

当時、この本を会社で購入して(もしくはアンダーセンにもらったのかしら?)、
誰かが読んでいる形跡(鉛筆の跡)があるのですが、
読んで理解したことは、どう活かされたんだろう????


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『経営を変える戦略会計のしくみ』
- 2008/05/07(Wed) -
アンダーセンコンサルティング 『経営を変える戦略会計のしくみ』(東洋経済新報社)、読了。

GW前からチョロチョロ読んでいたのですが、
遊んでばかりで読み終わるのに時間かかっちゃいました(苦笑)。

さて、内容はというと、
「この戦略をとれば大成功できますよー」一本やりではなく、
会社の企業会計の成熟度のステージに合わせて
どのステージならどの戦略が最適かということを念頭に置いて
戦略導入を進めています。

これなら、無理して背伸びせずに
必要な戦略を理解することができます。

でも、戦略導入(コンサル導入)で成功するかどうかって、
依頼者側のユーザー次第なんですよねぇ。
使いこなせないツールを導入して、
結局1回限りの試用で終わってしまう運命・・・・・・。

その点を本作ではどう克服するかと言うと、
「ユーザー側に如何にリーダーシップのとれる責任者を置くか」。

そんなデキル人がそもそも居たら、ちゃんとコンサル活用できてますがな。
結局、この点の有効な解決点はないのね。
それとも、そこが解決されてしまったら、
コンサルとしての稼ぎポイントが無くなっちゃうか?


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『ミッションマネジメント』
- 2007/04/29(Sun) -
アーサーアンダーセン『ミッションマネジメント』(生産性出版)、読了。

抽象的で難しかったです。
素人には「お題目」が並んでいるように感じました。

具体的な事例が紹介されていると興味が湧くのですが、残念でした。


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