『ラブ・ダイアリーズ』
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- 2010/03/29(Mon) -
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『ラブ・ダイアリーズ』
これは、めっけもんでした。 ラブ・コメディとして、 脚本が面白いし、テンポも良し、キャスティングもはまってます。 大統領選挙選という時事ネタの織り込み方も面白かったです。 クリントンのスキャンダルをギャグにするとは、 民主党寄りのハリウッドでは珍しいのではないでしょうか。 離婚の危機にある両親のよりをもどさせるため、 娘がパパに母との馴れ初めの話をするようにねだります。 でも、そこには他の2人の女性も絡んできて、 パパと3人の魅力的な女性のお話に。 パパが彼女が居ながら出会ってしまうサマーとエイプリルが 本当に素敵な笑顔の女性で、 自分の人生を生きてるんだ!というオーラが出ていて、素敵です。 離れては再会を繰り返すのですが、 時間の経過につれて、女性陣はどんどん大人になっていき、 あぁ、こうやって成長していかないといけないんだ・・・と 同性として憧れもあり、うらやましくもあり。 また、娘役のアビゲイルちゃんが、これまた可愛らしい。 名子役というか、名コメディエンヌですよね。 どの作品でも、しっかりと印象を残していく女優さんです。 残念ながら、AmazonでDVDが見つけられなかったので、 画像は無しです。 |
『幸せの1ページ』
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- 2009/09/12(Sat) -
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『幸せの1ページ』
ジョディ・フォスター主演ということで観たのですが、 あまりに子供っぽい内容でガッカリ。 というか、なぜこの作品にジョディが必要だったのか最後までわからず(苦笑)。 外出恐怖症の売れっ子作家が困難を克服する姿を描きたいのか、 火山島で父の帰りを待つ女の子の奮闘振りを描きたいのか、 どっちつかずで感情移入できず。 そして、この2人が出会うことで起きたことって、何もないし(爆)。 作家の知識が活きるとか、少女の勇気が2倍になるとかではなく、 ただ、父が自らの力で嵐の中を生還してきたというだけのこと。 この作品で、何が訴えたかったのでしょうか? あと、少女が野生の生き物と仲良く生活している姿を強調していますが、 あれは、やりすぎでしょう・・・・。 CG使って動物を動かすのって、生き物の尊厳を傷つける行為だと思います。 そして、人間と動物の間には、適切な距離があってこその共存だと思います。 変に仲のよさを強調しようとするあまり、動物のあるべき姿が失われています。 そういう点でも、がっかりな映画でした。
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『幸せのレシピ』
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- 2008/10/19(Sun) -
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『幸せのレシピ』
コメディ風味の作品かと思っていたら、 姉の事故死、引き取った姪御とのゴタゴタと、 サイドメニューのボリュームがヘビーな作品でした。 もともと、繁盛しているビストロを舞台にした作品が好きで、 きりきり舞いのスピード感が観てて楽しいんです。 本作でも、そこは楽しめたのですが、 プライベートな部分でのどんよりした重さとのギャップが凄くて、 もうちょっと軽くてもいいかなと感じてしまいました。 でも、レストランの面々のコメントが一々シニカルで面白かったです。 あと、客と喧嘩するケイト、さいこー。 一方、本作を見ながら、 「私って、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの映画、意外と見てるな・・・」 なんて感想も。 『シカゴ』はもちろん、『ターミナル』とか『ディボース・ショウ』とか。 これらが意外と皮肉の利いたコメディ・エッセンス強しだったので、 今回も期待しちゃったのかも。 また、ニック役の彼は、「どこかで見たことあるなぁ・・・」と思っていたら、 あの傑作『サンキュー・スモーキング』の半分ペテン師のような たばこ業界の広報担当! ある意味、今回も同系列のしゃべくりキャラかも。 ゾーイは、『リトル・ミス・サンシャイン』のお嬢ちゃん。 見事な配役でした。 とりあえず、最後、ハッピーエンドで終わって良かった、良かった。
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『リトル・ミス・サンシャイン』
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- 2008/05/10(Sat) -
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『リトル・ミス・サンシャイン』
淡々とした面白さと言いますか、 静かなユーモアが溢れる作品でした。 独自の勝ち組理論にのめり込んでいる父親を見て、 最初は、「なんてしんどい家庭なんだ・・・」と呆然。 自殺未遂を図ったプルースト学者の叔父を迎えた ニーチェかぶれのだんまり息子が”Weclome to Hell”とメッセージを送るのに 「その通り!!」と納得。 このだんまり息子とプルースト学者の間に流れる空気が この映画でいい味を醸し出してるんですよね~。 そして、エロ爺さんのグランパ。 まさかそんな展開になるとは・・・という後半でしたが、 モーテルでオリーブに説いた話は、なかなか味わい深いいい言葉でした。 最後、やっぱりミスコン会場では 大混乱の大団円(?)を迎えるのですが、 あのドタバタを乗り越えられるとは、オリーブは強いね。
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