「川喜田家と江戸」展
- 2017/08/01(Tue) -
「川喜田家と江戸」展

石水博物館に行ってきました。

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伊勢商人として、お江戸の大伝馬町で活躍した川喜田家の様子を
当時の錦絵や川喜田家に残る帳面から辿っていきます。

歌川広重が描く江戸の風景に、
普通に「菱形に川」の川喜田家の印が登場しており、
まさに江戸の活気のある町のど真ん中に店を構えていたんだなということが
良く分かります。

堅実な伊勢商人らしく、当時の帳簿が残っているのもさすがですが、
店における訓示なども、商売人としての心構えを示すもので
興味深かったです。

2階には、川喜田半泥子の焼き物が展示されていましたが、
相変わらず、焼き物の世界は、私には良く分からず・・・・(苦笑)。

でも、実業と芸術と両方を充実させた大人物だったということは
しっかりと伝わってきました。


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徳川美術館
- 2017/04/19(Wed) -
ナゴヤドームに野球観戦に行ってきました。
お昼前に名古屋に着いて、まずはドーム近くの徳川美術館へ。

尾張徳川家2代目の隠居邸宅があった場所ということで、
門は残っているようですね。

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中の建物は新しくて立派です。
園内も広い!

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尾張徳川家に伝わる品々が展示されており、
国宝なども何点かありましたが、
基本的に武具や調度品などが多く、絵画は少なめ。
というわけで、私の好みからは少し外れてましたが、
長女の結婚祝いの調度品などを眺めてると
徳川家の威力というものが良く分かります。

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企画展として『金と銀の国ジパング』を蓬左文庫で開催しており、
こちらは、まさに、金銀が煌めく宝物の数々でした。
正直こちらも、あまりキンキラキンの世界は興味がないので
芸術面ではそれほど惹かれませんでしたが、徳川の財力が伝わってきました。

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最後に、徳川園の中を散策しました。
結婚式の写真撮影が何組も行われており、
快晴の庭園内は明るく賑わっていました。

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『すばらしい三重の文化財Ⅱ』
- 2017/02/12(Sun) -
『すばらしい三重の文化財Ⅱ』

仕事で県の総合文化センターに行ったのですが、
帰りに向かいのMieMuに寄ってきました。

無料展示で『すばらし三重の文化財Ⅱ』をやっており、
そこで曽我蕭白の屏風絵が見られるというのが目的です。
伊勢あたりをうろうろしていた時期があったみたいですね。

無料展示なだけあって、会場は小さかったですが、
奥にどーんと蕭白があって、
「おお、こんなに大きな立派な作品なのか」と圧倒されました。

さらさらっと筆で描き出したような軽いタッチのように見えて、
蕭白らしい独特の表情をもつ人物たちばかりで、
見とれてしまいました。

他にも、三十六歌仙扁額などは、
和歌好きの父親が見たら喜ぶだろうなぁ・・・・・なんて思ってみたり。

短い時間でサクッと見られる展示でした。


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「奇々怪々お化け浮世絵」展
- 2016/07/31(Sun) -
「奇々怪々お化け浮世絵」展

パラミタミュージアムで開催中の「奇々怪々お化け浮世絵」展。
本日、最終日ということで、滑り込みセーフ。

あまり調べもせずにお邪魔し、
「暁斎さん居るかな?」と覗いてみた気分だったのですが、
残念ながら暁斎作品はありませんでした。

有名な「百物語」などが置かれていましたが、
個人的に気になったのは、平清盛が怪現象を見たとする場面を現した3つの作品。
歌川国芳、月岡芳年、歌川広重が描いていますが、
それぞれの「怪異」の描き方が面白く、
現代のイラスト画に通じるポップさもあり、印象に残りました。

展示数は、予想していたよりも多くて良かったのですが、
絵描きさんに偏りがあったので、もう少しバラエティ豊かにして欲しかったなというところです。


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猫まみれ展
- 2016/06/14(Tue) -
だいぶ前に見に行ってたのですが、
アップが遅くなりました。

猫好きの母に誘われ、『猫まみれ展』へ。

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平日のランチの時間帯に行ったのですが、
結構、お客様がいました。
いずれも猫好きと思われるおばさま(時々おじさま)ばかり。

絵画だけでなく、彫刻などもあり、
点数も豊富だったので、楽しめました。

絵画の中における人間と猫の関係性が、
時代によって変化してきたという解説に、なるほどぉ~。
確かに、野良猫→飼い猫→同居人というように
その地位が上がってきています(笑)。

でも、やっぱり、猫の魅力は、その我が儘さというか、
孤高な姿勢なんでしょうね。

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川喜田半泥子の旅
- 2016/03/12(Sat) -
『川喜田半泥子の旅』

地元の石水博物館に初めてお邪魔しました。

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川喜田半泥子は陶芸家なので、陶芸にあまり興味がない私としては触手が動かなかったのですが、
今回の企画展は、半泥子がヨーロッパやジャワに旅行をした際に描き溜めたスケッチなどの
絵画作品が中心ということで、試しに見に行ってみました。

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ヨーロッパ旅行では、水彩画で街の様子をスケッチしています。
サラサラッと描いた感じですが、透明感のある素敵な絵だと感じました。

ジャワ旅行では、パステル画を多数描いていますが、
「パステル画って面白いな!」と思わせる情緒ある作品が多く、
お土産に絵葉書セットを買ってしまったほどです。
正直、自分でも描いてみたいなと感じて、パステル画の描き方を検索してみましたが、
なんだか初心者には複雑な解説だったので、色鉛筆のスケッチから始めるのが無難かな・・・・・
なーんて、考えてみたり。

その他、ホームムービーとして、ジャワ旅行に半泥子と息子2人の3人で行った際の様子が
動画で残っており、テレビを独占して全部見てしまいました(ま、他にお客様が居なかっただけですが・・・)。
昭和一桁代で、旅先にビデオカメラを持っていき、現地の目玉の観光地だけではく、
何気ない家族の様子を撮り収めようとする姿勢に、進んでいる人だったんだなという印象を持ちました。

年表も見ましたが、百五銀行の頭取だけでなく、三重県内の諸銀行の役員を務め、
政治家としても活躍し、芸術家としても後世名を残す、傑出した人物だったのだと再認識しました。
「津市の渋沢栄一」なのではないかと思ってしまうほど。
三重県民たるもの、きちんと伝記でその功績を勉強しなければと思いました。

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肉筆浮世絵 美の競艶
- 2015/12/27(Sun) -
『肉筆浮世絵 美の競艶』

展覧会の年内見納めは、お初となる上野の森美術館に行ってきました。

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肉筆浮世絵がテーマということで、メインは美人画の数々なのですが、
私は河鍋暁斎の『一休禅師地獄太夫図』がお目当てです。

一休和尚が踊り、骸骨が騒ぎまくるこの作品は、
今回の展示会の中では甚だ異色なのですが、
それでも、美人画だけを見比べると、その技法の高さは群を抜いていると思います。

今回、たくさんの美人画を見ることができましたが、
やはり技術の高い傑作は、今の時代に眺めても美人だと思えます。
反対に、拙い技術では、絵師の感動が上手く伝わってきません。

あと、市中の様子を細々と描写した作品では、
豆粒のような人々のサイズなのに、その表情の豊かさに引き込まれます。
江戸の市中の人々は、総じてにこやかで、怒っていてもひょうきんさがあり、
暗くジメジメしていないので、人々にとって概ね幸せな時代だったんだろうなと思います。

江戸の街の大きさや、建物の集中度合い、人々の活気など、
その当時の世界で見ても、随一の賑やかさだったのではないかと思います。
今の東京もあやかりたいものです。

他に印象に残ったのは、葛飾北斎の、早描きのようなササッとした筆捌きによる美人画2点でした。
肩の力は抜けているのに、その存在感が素晴らしかったです。
絵葉書で部屋に飾りたかったのですが、
残念ながら販売されていませんでした。

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隣の小部屋で関連展示も行われていたので見てきました。
川瀬 巴水も良いですねぇ。

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鈴木理策写真展『意識の流れ』
- 2015/09/06(Sun) -
鈴木理策写真展 『意識の流れ』

先日行った河鍋暁斎の美術展でもらったチラシ。
写真展はあまり馴染みがなかったのですが、
急に2時間ほど時間が空いたのでふらっと行ってみました。

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写真って、絵画と違って、作者の伝えたいことを形にすることよりも、
目の前に存在しているものをどう切り取るのかに関心が行ってしまうので、
「なぜ、この瞬間を、この角度で切り取ろうとしたのだろうか?」という思いが
どの写真にもついて回りました。

見た瞬間、「おっ、きれいな写真だな!」と感動する作品ももちろんあるのですが
それよりも、「なぜ、これなんだろうか?」という気持ちになるものが多く、
上手く鑑賞できないものが多かったです。
まだ、私が写真展に慣れていないからでしょうか。

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↑この作品とかは、まるで油絵のような不思議な印象を与えてくれて、面白いなと感じました。
雪の結晶とか、素直にきれいだと思います。

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本展示と同時に、水彩画の展示も別フロアで行われていました。
水彩画も、普段、私が見に行く日本画の世界とは異なるので、馴染みがありません。

『水につながる』というタイトルの美術展でしたが、
この展示を通して、私が水彩画に馴染めない理由がわかりました。
タイトルから連想できるように、「にじみ」を活かした作品が多かったのですが、
どうやら、私は、この「にじむ」という水彩画の特性が苦手なようです。

なんだか、非常に不安定な感じを受け、気持ちが不安になるというか、暗くなるというか。
日本画の、くっきり明瞭な色使いと対極にあるのが水彩画なのかも・・・・と思いました。
しかも、抽象画となると、なおさら解釈が難しく、心が落ち着きをなくしてしまいました。

作品としては、野坂徹夫氏の作品が、
暖かな色使いと柔らかい世界観で、ほっと一息つけました。

3つ目の美術展として、最後に『Project N』という
西村有さんの油絵の展示があったのですが、
こちらは、初っ端の「緑の中を行く車」という作品が面白かったです。

今日は、いつもと違う美術体験ができました。

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画鬼暁斎
- 2015/08/16(Sun) -
仕事でしょっちゅう丸ビルに行くのですが、
始まる前からポスターなどで気になっていました。

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100円引き招待券もゲットし、ようやくお盆に訪問。
やっぱり混んでました。

三菱一号館美術館には初めて行きましたが、丸の内に相応しいお洒落な建物ですねぇ。
中庭でソフトクリームを食べながら読書をしている人たちを見ると、
さすが都会人だなぁ・・・・・と思ってしまいます(苦笑)。

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この展示では、河鍋暁斎とその弟子としてのジョサイア・コンドルを扱っています。
三菱一号館を設計したコンドルですから、この美術館が取り上げるのも納得。

そして、数々の明治時代の有名な建築物を手がけたお雇い外国人が
自ら弟子入りしたという河鍋暁斎。

暁斎の作品の素晴らしさは、十分、これまでの美術展で理解してきたつもりなので、
この展示会では、日本人の師匠と外国人の弟子という人間関係に興味を持っていました。

そんな中での「暁斎日記」。
日々の出来事を絵日記でつづっているというだけでも興味深いのですが、
その中に度々登場してくる「コンデール」さんが、まさにコンドル氏。
毎度筆で書いていたら大変というので、途中からスタンプになっちゃってます(笑)。
こういうお茶目なところが暁斎らしいですし、
また、ここまでの人間関係をコンドル氏との間で築いているということにも感心しました。

暁斎の作品も多数置かれていましたが、
あまりのジャンルの幅広さを、律儀に一つ一つ追おうとするので
残念ながらどれも中途半端な印象で終わってしまいました。

もっと凄い作品がいっぱいあるのに!!!と、暁斎ファンとしては歯痒い思いに。

暁斎の作品は、テーマを絞って、そのジャンルの作品をたくさん見たほうが、
インパクトがあって、楽しめると思います。

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また、暁斎美術館に行きたくなっちゃったなぁ。


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浮世絵の戦争画
- 2015/07/27(Mon) -
久々に日曜がぽっかり空いたので、
お散歩がてら原宿の大田記念美術館に行ってきました。

相変わらず、原宿という街は異質な感じで苦手です・・・・・。
が、館内は落ち着いた客層でほっと一安心。
今日が最終日だったのですが、そこまで混んでいなくて、じっくり観られました。

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戦争をテーマにした浮世絵の展示ということで、
古くは源平合戦の様子から、近いところでは日清・日露戦争あたりまで、
明治以降の浮世絵師たちの作品が並びます。

面白いと思ったのは、幕末の混乱期の様子を幕府の圧力により直接描写できないからということで、
源平合戦や蒙古襲来などの舞台を借りながら、しかし同時代の人が見れば
今の時事ネタを扱っているんだと分かる風刺画の数々。
謎解きのような一面と、風刺が持つアイロニーが描かれた人々の愛嬌ある表情に出ている一面と、
その多面的な面白さに惹かれました。

時代が新しくなり、戦争報道という意味合いが強くなってくると、
そのあたりの愛くるしさや、斜に構えたような姿勢の余裕がなくなり、
写実的な描写と重苦しい表情で、あまり面白みがありません。

そんな中、日清・日露戦争を描いた小林清親の作品が、
その光と影の使い方のモダンな感じに強く惹かれました。
もっと他の作品、戦争画以外の作品も観てみたいと感じました。

小林清親は、光と影、黄味を帯びた白と闇の黒の対比でしたが、
それ以外の作品では、浮世絵独特の朱色が戦争の場面に勢いを添える役割を果たしており、
非常に「赤」が目に残る展示でした。

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