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『25歳からのひとりコングロマリットという働き方』
- 2019/08/24(Sat) -
おちまさと、本田直之 『25歳からのひとりコングロマリットという働き方』(大和書房)、通読。

「ひとりコングロマリット」というのは、要は複業推奨!ということですが、
今の自分の働き方がそうなので、自己評価・反省のために読んでみました。

私の場合は、会社経営とフリーランスの仕事と、あとは実家の家業の手伝いと
3つの仕事を掛け持ちしてます。
まだ、どれも大した規模ではないですが、3つの仕事の成果を相互に活かせるので、
うまく回っているように実感しています。

本作においても、複業は、足し算ではなく掛け算となるようにしろ!という教えでしたので、
それを目指している自分としても納得。

ただ、本作の内容は、なんだか良く分からなかったです。
初級、中級、上級と進んでいきますが、
どれも凄く抽象的な言葉ばかりで、あんまり刺さってきませんでした。
これを読んで、「自分も複業の世界に乗り出そう!」と決意する人っているのかしら?てな感じ。

そもそも、おちまさとさんと本田直之さんのどちらの文章なのかも分からないのでモヤモヤ。
もしかして、2人で適当にしゃべって、まとめたのはゴーストライター???




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『この寺社を見ずに死ねるか』
- 2019/08/23(Fri) -
島田裕巳 『この寺社を見ずに死ねるか』(角川新書)、通読。

宗教学者による寺社案内ということで買ってきたのに
内容にガッカリ。

Wikipediaを切り張りしたら、この程度の本は素人でも作れそう・・・・・
というか、Wikipediaの方がマニアックな情報が載ってて楽しめそうです。

何の捻りも付加価値もない単なるガイドブックです。

著者に高い執筆料を払って依頼しなくても、
角川の編集部にいる人材なら、この程度、簡単に書けるだろうに・・・・。




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『伝統の祭りを訪ねる』
- 2019/08/22(Thu) -
ブルーガイド編集部 『伝統の祭りを訪ねる』(実業之日本社)、読了。

こちらも図書館にて。

先ほどの写真集とは打って変わって、
観光客が有名な祭りを楽しみに出かけるためのガイドブックです。

大まかな祭りのタイムスケジュールや、重要なシーンを見られるようにここは早めに切り上げろとか、
写真を上手くとるためのポイントマップや宿泊の混雑ぶりの情報等、
旅行者に対して非常に丁寧な作りになっています。

そして、何よりも、祭りそのものについての紹介文が
魅力的に語られており、臨場感もあって、良いガイドブックだなと思いました。
観光資源化しているとはいえ、もともとの祭りの目的や、地元の人の思い、
また次世代に継いでいくための各組織の努力の様子など
地元の人々の心も映していて、すてきだと思いました。

オールカラーで、鮮やかな祭りの様子もよくわかり、
日本各地を旅したような気持ちになれるガイドブックです。




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『祭 民族文化の華』
- 2019/08/22(Thu) -
本間久善 『祭 民族文化の華』(日本写真企画)、読了。

調べ物をしに県立図書館へ。
時間が空いたので、民俗文化の棚の前をうろうろしてたら、
お祭りを紹介した写真集があったので、ペラペラ眺めてました。

サブタイトルに「民俗文化」とあるように、
観光資源化された有名なお祭りではなく、
その地域の生活の中に根付いた土着のお祭りを軸に紹介しています。

私の地元の三重県のお祭り、特に伊勢志摩方面のお祭りが豊富に収録されていましたが
名前を知っているお祭りは半分もなく、本当に、地元の人だけが参加するような
こじんまりとしながらも、熱量の高いお祭りばかりなのだろうなと想像します。

地域的には中部地方のものがほとんどで、
全国のお祭りが眺められるのかと期待してしまっていたので、そこは残念でした。
タイトルで「中部」とか「東海」とか触れてくれたらよかったのにと思ってしまいました。

構成は、祭りの写真1枚(まれに2枚)と、お祭りの名前と地域名と開催時期という
必要最小限の情報しか載っていないので、祭りの趣旨を1行でも良いから
説明してほしかったと思う反面、何もわからないので、写真から祭りの意味合いを想像しようという
意欲が掻き立てられました。

わが町・津市の唐人踊りも掲載されていて、
他の町の祭りの写真に遜色ないユニークさと躍動感のあるお祭りを
誇らしく思いました。




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『東京あの時ここで』
- 2019/08/21(Wed) -
共同通信社編 『東京あの時ここで』(新潮文庫)、読了。

近所のおっちゃんにもらった本。

戦後60年を記念して、共同通信社が発信した連載企画。
昭和史に残る出来事を、それが起きた場所と絡め、
その場所が「今」どうなっているかも含めて紹介していきます。

どの事件も知っている、聞いたことがあるものでしたが、
改めて簡潔に昭和という時代を振り返ることができて興味深かったですし、
当時の事件の写真と、現在の様子の写真、さらには現地の簡単な地図も載っていて
今と繋げて昭和という時代に思いを馳せることができる良い企画だと思いました。

最初に手に取ったときは、ちょっと分厚いなと思ってしまいましたが、
写真がふんだんに使われていたせいか、テンポよく読むことができました。

もう、昭和という時代も、2つ前の時代になってしまい、
なんだか遠く離れた感じを受けるようになりましたね。




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『全国アホ・バカ分布考』
- 2019/08/20(Tue) -
松本修 『全国アホ・バカ分布考』(新潮文庫)、読了。

ブックオフで見つけて、そのタイトルに惹かれたものの、
結構分厚い本で、ちょっと購入を躊躇いました。
しかし、裏表紙を見ると『探偵!ナイトスクープ』の企画とのことで、
それなら面白く読めるだろうと思って買ってみました。

冒頭、そもそも番組の立ち上げの経緯から始まり、
肝心の「アホとバカの境界はどこ?」という質問に対するロケの様子も
意外とあっさりと綴られていきます。

「え!?こんなレベルの調査で、どうやったらこのボリュームの本になるの?」
と懐疑的になってしまいましたが、この第1回目のアホ・バカ調査ロケの最中に、
名古屋で「タワケ」という言葉が登場してきたという変化球には興味を覚えました。
さらに、九州ではバカというという話がスタジオで登場。
西のアホと東のバカという簡単な区分ではないことも分かり、
この問題にどうやって番組が挑戦していくのか、読み進めてみました。

まず、人気番組ということで、番組を見た全国各地の出身者が、
自分の生まれた地域での「アホ」「バカ」に当たる言葉を手紙で情報提供してきます。
このお手紙が、皆さん郷土愛に溢れてて良かったです。
視聴者参加型番組なんだということも良く分かりました。

そして、これらの情報から番組の構成会議を開いたところ、
ディレクターから、「蝸牛考や!」と、柳田国男の方言周圏論が飛び出してきます。
そう、昔のテレビマンって、インテリが多いんですよね。
旧帝大卒や早慶卒とか。
著者も京大法学部出身のようですし。
そういう知性の土台がある人たちが作るバラエティって、やっぱり奥行きがあるというか
土台がしっかりしているので、くだらないことやってても、本質の部分では興味深いですよね。

今回の、「アホ・バカ」分布調査も、著者のインテリ熱に火がついて、
調査に没頭した感じが伝わってきて、番組を超えて、すごい熱意だなと圧倒されました。
全国の教育委員会宛にアンケートを送るという調査が基本になっていますが、
その間に、方言に関する様々な専門書を読んで、自分なりの仮説を立てたり、
方言業界で定説とされている考え方に疑問をもったり、素晴らしい批判能力だと思います。

書面郵送による調査と、番組視聴者からの自主的な情報提供を軸に
「アホ・バカ」分布図を作成していきますが、SNSが発達した現在、同じ取り組みをするなら
アプローチ方法が大きく変わってきそうで、そういう想像をするのも面白かったです。
Twitterでつぶやかれているワードを拾ってきて、ビッグデータとして処理したり。
ただ、Twitterだと、年齢の偏りが出ちゃうかな。
あと、口語とTwitterの書き言葉は、また違いそうですね。

あとがきで、「アホ」「バカ」という単語だけでなく、
アクセントも方言周圏論が適用できると仮説をのべています。
平安時代をイメージするとき、たおやかな京言葉でしゃべっているように思ってしまいますが、
実は東京弁みたいなアクセントだったという可能性もあるんですかね?
ここは感覚的に腑に落ちない部分がありました。

本作は、ひとつの方言研究の本として、非常に魅力的なものでしたが、
一方で、番組の方は、バラエティとして面白く味付けして完成しているでしょうから、
そちらも見てみたいなと思いました。




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『目からウロコの幕末維新』
- 2019/08/18(Sun) -
山村竜也 『目からウロコの幕末維新』(PHP文庫)、読了。

このタイトルと表紙イラストの感じから、
お手軽読書として手に取ったのですが、
思いの他しっかりした内容で面白かったです。

だいたい、こういう雰囲気の本って、
数ページで1つのトピックスを扱い、各トピックスがバラバラの話をしているので、
面白そうなネタを寄せ集めただけという印象に終わることが多いのですが、
本作では、各トピックスが前のトピックス、後のトピックスとの関係を受けて
時系列に沿ってきちんと書かれているので、当時の世の中の動きというものが
とても理解しやすかったです。

幕末から明治維新にかけてという時代は、
今の日本を語るには超重要な時期にもかかわらず、
学校で学ぶ歴史の授業では時間が足りずに端折り気味だったり、
そもそも教科書の記載も表面的なものに終わってしまったりして
あんまり良く理解できなかったという人が多いのではないかと思います。
自分もその一人。

本作では、シンプルに余計なネタには触れず、
その時代の一番中心となる軸に絞って書いてあるので、スッキリ分かりやすいです。

あと、一番印象に残ったのは、日本人って、ほんと環境に合わせて自分を変えられる
変幻自在な民族だよなぁ・・・・ということ。
尊王攘夷に燃えていた人々が、政府を担うようになったら一転開国主義になったというような
目立つ部分の話だけでなく、例えば攘夷派の人も舶来の写真というもので肖像を残していたりするのが
自分にプラスなることは利用しちゃう強かさがあったりして、
そこが日本人の底堅さかなとも思えたりしました。

ちょうど隣国で、”NO JAPAN”と騒いでいるので、
何でもNGにしてしまう原理主義的な考え方と、使えるものは使ってしまう便益重視の考え方と
好対照だなと感じました。




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『不良妻権』
- 2019/08/17(Sat) -
土屋賢二 『不良妻権』(文春文庫)、読了。

飽きたと言いながら、ブックオフで見つけてしまうと、つい買ってしまうツチヤ先生。
結局、疲れた時に気軽に読める本として適当なんですよね。

本作も台風でゴーゴー唸っている中で事務仕事して心身ともに疲れた頭で読んだら
結構楽しめました。

退官されてから助手とのバトルがないのが物足りないのですが
本作では、かつての教え子との懇親会(ツチヤ氏の全おごり)でのやりとりが
何パターンか収録されており、もっと欲しいけど、あるだけましかな。

どうしても奥さんとのやり取りが増えてしまうのは仕方がないですが
先生の日常の中で、ネタにできる人は意外と少ないんですね。




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『歴史をさわがせた女たち 庶民編』
- 2019/08/16(Fri) -
永井路子 『歴史をさわがせた女たち 庶民編』(文春文庫)、読了。

お手軽読書のお供に買ってきたのですが、シリーズものの第3弾のようです。
日本の歴史に登場する女性、世界史に登場する女性と書いてきて、
この庶民編が第3弾。
しかし、この本が一番面白そうな気がします。

実際、面白かったです。
低級貴族の娘、農婦、職人の嫁など、歴史の表舞台には登場してこない人々だからこそ
その日常が垣間見れて興味深かったです。
なんの飾り気も、自分を大きく見せようとする装飾もない、
素の状態の人間たちが活き活きと動いていて、面白いなと。

そして、こういう庶民の様子を文章に書き残した文筆家が居たり、
はたまた庶民自身が日記をつけて記録していたりと、
教育水準の高さと興味関心の視野の広さが日本人らしいなと。

著者の文章もリズムが良くて読みやすいです。




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『宮大工と歩く千年の古寺』
- 2019/08/13(Tue) -
松浦昭次 『宮大工と歩く千年の古寺』(祥伝社黄金文庫)、読了。

宮大工の著者が、古寺の見どころについて宮大工らしい視点で解説した本。

真面目にマニアックな本ですが、
でも文章は読みやすく、読者が無理なく参拝できるコースを配慮するなど
素人に対して優しさ溢れています。

個人的には、奈良時代、平安時代、鎌倉時代で、
どんな風に古寺の建築技術なり装飾文化なりが変化していったのかが
興味深かったです。
そこに合理的な理由があったり、時代や環境に迫られた理由があったりで
日本史の教科書で表面的に習う建築文化の変遷とは違った目線で
建築の哲学を知ることができ面白かったです。

地図や写真も思いのほか収録されていて、
文章では伝わりにくい部分も分かりやすく解説されています。




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