『朝日のようにさわやかに』
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- 2013/02/06(Wed) -
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恩田陸 『朝日のようにさわやかに』(新潮文庫)、読了。
年末に行った古本屋に恩田作品がたくさん並んでいたせいで、 積読の恩田作品が多くなり、最近、結構な頻度で読んでます(苦笑)。 本作は短編集でした。 かなり作品の幅が広くて、最初は、まとまりの無さが気になっちゃいました。 でも、全体を通すと、いろんな恩田作品が楽しめて、お得だったかのかな。 ホラー系の作品とか、結構、新鮮な感じで面白かったです。 「淋しいお城」とか、子供に辛辣ですねぇ。 あと、同窓生が久々に集まる「楽園を追われて」などは、 最近、面白さが分かってきたような気がします。 大学卒業10年を超えると、友達の安心感みたいなものが一層感じられて、 深く納得してしまう自分が居ます。 というか、こういう飲み会がしたいという、切実な感想なのかも。 あと、ショートショートについては、 最後の一行の効果があんまり伝わってこなくて残念でした(苦笑)。 狙いは分かるのですが・・・。 他の長編小説と繋がっていそうな作品もありましたが、 ま、そこまで恩田作品に没頭しているわけでもないので、 個々の作品単位でみて、全体としては楽しめたかな・・・という感想です。
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