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『ビジネスエリートの新論語』
- 2023/03/21(Tue) -
司馬遼太郎 『ビジネスエリートの新論語』(文春新書)、読了。

司馬遼太郎氏が産経新聞記者時代に本名の福田定一名義で書いた文章。
それを司馬遼太郎名義で発行してしまうなんて、
文藝春秋も金儲け主義だなあ・・・・・と思ってしまいました(爆)。

司馬氏の若い頃の文章って初めて読んだのですが、
かなりシニカルというか、今の時代だと放言、暴言にカテゴライズされてしまいそうな言葉も多く、
産経新聞は社員の行動におおらかだったんだねぇ。
いや、新聞記者というのは当時はゆるーい職場だったのかな。

基本的に、宮仕えのサラリーマンの姿をバカにするというか、
自分も含めて自虐的な物言いが多く、暗い笑いのように感じました。

古今東西の箴言を取り上げているので、章の冒頭は高尚な雰囲気をまとっていますが
本文の方は言いたい放題で、そのギャップが面白かったです。
ただ、自虐的というか、反語的な表現も結構あるので、
Amazonのレビューとか見ていると、読み違えてるんじゃないかな?と思われるようなコメントも多く
まぁ、読者側に「司馬遼太郎」というブランドへの思い込みもあると思うので仕方ないですが
文章を読み取るというのは難しいものだなと反面教師になりました。




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『仇敵』
- 2023/03/20(Mon) -
池井戸潤 『仇敵』(講談社文庫)、読了。

メガバンクの企画部次長まで務めた男が
行内の派閥争いの中で疑惑をかけられて自主退職させられ、
地方銀行の庶務行員(雑用係)として再雇用された先の銀行支店で起きた事件簿。

何か長編作品からのスピンオフかな?と思ったのですが、
どうやら、独立した作品の模様。
もともと短編として1本限りで発表されたものを、好評だったから連作化したのかなあ?

というのも、最初の「庶務行員」で、当該支店の融資課長の不正を
主人公と若手融資課員の2人で暴いて取引を正常化させたというストーリーなのですが、
正直、ひとつの支店の中で、こんなクーデータ的なことが発生したら、
てんやわんやの大騒ぎになると思うんですよね。
融資課長が処罰を受けるのは当然ですが、庶務行員と若手融資課員が
引き続きその支店で同じ仕事をのんびり続けられるとは思えないんですよね。
異動させたり、担当業務を変えさせたり。

2話目の「貸さぬ親切」で、その後、特に2人の仕事環境に変化がないまま
通常運転で業務にあたっている姿を見て、ここはリアリティないなぁと思ってしまいました。
特に池井戸作品が、ご自身が都市銀行の内側に数年いたことで担保されるリアリティに
面白さがあるために、こういう部分的な違和感が、結構大きな影響を与える気がします。

この後、3話目以降も、主人公と若手行員がどんどんと不正を暴き、支店の業績を助けたり
世の悪を断罪したりするのですが、2人の立場に大きな変化はなく、
最後まで気になってしまいました。

それと対をなすように、主人公の以前の勤務先であるメガバンク内で
私利私欲のために不正を行っている役員一派についても、
こんなに末端の悪事を次々と主人公に明かされて失敗を連発しているのに
それでもまだ悪事を重ねようとする姿も、リアリティがないなぁ。
メガバンクで役員にまで上り詰められるということは、善人だろうと悪人だろうと
やっぱり地金の能力はあるはずで、判断力も持ち合わせているはずです。
なのに、リスクを冒し続けてでも私利私欲に走るというのは、
ちょっと悪徳役員の判断能力にミスマッチな気がします。

というわけで、連作短編として見ると首をひねってしまう展開だったのですが、
短編1つ1つは面白かったです。
あぁ、こうやって事業者側は銀行を欺こうとするのねー、と。
そのお金のテクニックみたいなところが具体的にわかって面白かったです。
そして、その不正を銀行員側がどんな風に見つけていくのかも勉強になりました。




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『物語で読む国宝の謎1『物語で読む国宝の謎100』00』
- 2023/03/18(Sat) -
かみゆ歴史編集部 『物語で読む国宝の謎100』(イースト新書Q)、読了。

実家にあった本。

あんまり「国宝」っていう切り口で芸術品や建物などを意識したことがなかったのですが、
オールカラーで写真がたくさん載っていて
解説も完結だったので興味深く読めました。

一部写真がなかったのは、権利関係の問題なのかしら?

一応、Q&A方式ということになってますが、
正直、各設問にきちんと回答を出しているかというと、ピンボケだったり
ズレていたりするものも多いので、なんでこんな構成にしたのかな?という疑問はややあり。

「これも国宝だったのか」と思うようなものもあれば、
「これは国宝じゃないのか」と驚くものもあり、面白かったです。




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『働く気持ちに火をつける』
- 2023/03/17(Fri) -
齋藤孝 『働く気持ちに火をつける』(文藝春秋)、読了。

今までに読んだ齋藤センセの本で、一番しっくり来たかも。

仕事に向き合う心得のようなものを解説しているのですが、
「ミッション、パッション、ハイテンション!」の3つのフレーズで表現しています。
これだけを聞くと軽そうなのですが(苦笑)、
その3つのフレーズが表す考え方というかモノゴトへの取り組み姿勢は
非常に納得できるものでした。

納得出来る、というか、たぶん、齋藤センセと私の行動原理がかなり似てるのかなと思いました。

まず、仕事をする意義について、生活するためのお金を稼げるということも大事ですが、
それ以上に、社会に必要とされているということを実感できるところに意味があるという指摘。
私も、例えば年に1日働いて1千万円稼ぐ人と、毎日働いて日給1万円を稼ぐ人では、
年収では大きな差がありますが、やりがいとか、充実感からすると、後者の方が
幸せな人生なのじゃないかなと思っています。
どんなに、その1日の働きの成果を認められようと、残り364日は社会から無視されている人生は
よっぽど他人に興味のない人でないと、苦しいんじゃないかなと。

そして、3つのフレーズについて、
ミッション=仕事を常に自分に対する使命だと引き付けて考える技
パッション=ネガティブな体験や不愉快な感情をエネルギーの起爆剤に変える方法
ハイテンション=どんな時でも上機嫌で仕事に向かう力
このように解説しています。

3つとも、非常に納得できるものですが、1つ目、2つ目は、いろんな本で触れられている話かなと思います。
しかし、3つ目が、実は一番大事じゃないかなと思います。
サラリーマン時代、経営企画部に居た時は、大きなプロジェクトが動き始めると
毎日終電を逃すような状態に陥ることがあったのですが、
夜中25時とか26時に、ちょっと重苦しくなった空気の中で先輩が冗談を飛ばして、
若手も含めてみんなでバカ笑い出来る、そんな雰囲気だったので、前向きに乗り越えていけました。
まぁ、今だと、26時に会社に居るということだけでブラック認定されて批判されそうですが。
明るいこと、著者の言う上機嫌であることは、強さの象徴のように思います。

今は、ブラックな職場かどうかを、労働時間に直結させて評価するような感じになってしまっているので
私のようなワーカホリック的なタイプの人間には働きにくい社会になってしまっているのですが、
本当は、時間で単純に測るのではなく、個々の従業員にミッションを与えられているか、
困難にぶつかったときに乗り越えようという気持ちにさせられるビジョンを与えられているか、
従業員みんながそれぞれの立場で明るく元気に働けているか、
そういう点で評価すべきだと思うんですよねー。
でも、客観的な評価が難しいから、数値化できる「時間」で測らざるを得なくなっちゃうんでしょうけど。

結局、チーム内に不平不満の大きい人が居ると空気が澱んでしまうので、
優秀で前向きな人材が揃っている組織に自分が入っていけるように努力する、
選ばれる人材になるってことが、一番早道なのかなと思います。
他人の不平不満を取り除いてあげるのって、難しいですからね。

優しくノリの良い言葉で読者のモチベーションアップを図ろうとしている本ですが、
本質の部分では、労働者に対して、厳しい現実を突きつけているように感じました。




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『大局観』
- 2023/03/16(Thu) -
出口治明 『大局観』(日経ビジネス人文庫)、読了。

著者の本は何冊か読みましたが、本作が一番面白く感じました。
仕事に向き合う姿勢の、本質的な部分がまっすぐ書かれていて、
背筋が伸びる思いでした。

著者は同郷の三重県出身なので、三重県知事との対談イベントを観覧に行ったことがあるのですが
お話されている姿は穏やかなオジサマという印象だったのですが、
本作を読むと、かなり仕事には厳しそうです。

ご自身が若い頃は上司や取引先に向かって、思うところをズバッと物申していたようですし、
トップになってからは部下に高い水準を求めているように見えました。
しかし、ご本人がこれだけ自制した日々を送り、
自らに高い目標を課している人であれば、周囲は納得せざるを得ないですよねー。

著者の場合は、特に歴史を持ち出して説明するところが特徴ですが、
しかし、遠い過去に学ぶだけでなく、ご自身の経験が土台にあって、
経験と歴史のつながりの中から自らの哲学を編み出しているんだろうなと感じました。

巻末に参考図書も紹介されており、読みたい本も見つかったので
また探していきたいと思います。




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『菅政権 東大話法とやってる感政治』
- 2023/03/14(Tue) -
宇佐美典也 『菅政権 東大話法とやってる感政治』(星海社新書)、読了。

ブックオフで、「あ、宇佐美さん、本出してるんだー」と目に留まり、
タイトルを見て、「菅さんって法政大学出身だよなー、ブレインに東大の人で有名な人っていたっけ?」
と疑問を持ちつつ、宇佐美さんが菅さんをどう評価しているのか知りたくて買ってきました。

まず、そもそもの「東大話法」という言葉ですが、
3.11直後の枝野官房長官の原発事故に関する情報発信の内容について、
安冨歩氏が言い出した用語とのこと。
東大出身者が使う話法というよりは、当時の原発事故に関する情報統制の在り方を
象徴する用語として、発言者や専門家が東大出身者に偏っていたことから
「東大話法」と名付けたようです。
まぁ、世間の東大エリートへの反感を利用した用語だと思いますが、
本質を表すなら「東大話法」ではなく「官房長官話法」なのではないかと疑問符。

ただ、その話法については興味深く読みました。
確かに、安冨氏が指摘している話法、そして宇佐美氏が例に挙げている菅さんの口癖は
まさにその通りだと思います。

「菅官房長官 vs 望月記者」では、菅さんのバッサリ切って捨てて何も回答しない姿勢を
評価する保守系言論人やネトウヨの方々が目立ちましたが、
まぁ、でも、丁寧な政治の在り方ではないですよね。
望月記者がキワモノ系だったので、丁寧に答える価値ナシという風に見えてしまって
菅さんの姿勢が肯定的に捉えられた面がありますが、
もう少しまともな記者の質疑にも同じ話法で答えているとなると、
メディアと政治が無駄に対立するような火種になりかねないし、
それにより世論がまとまっていかない原因にもなりそうだなと思いました。

そして、本作では、「東大話法」よりも「やってる感政治」の指摘の方が興味深かったです。
安倍政権の直後に出てきたので、菅政権は、やっぱり国家観、ビジョンが感じられないという
物足りなさは発足当時から感じていました。
ただ、コロナ禍真っただ中で、とにかくコロナ対策と経済対策を何とかしないといけないという
世情においては、実務家肌の菅さんがトップに立っていたのは、短期的には良いことだったのでは
ないかなと思います。実際に短期登板でしたし。

そんなコロナ禍において、なんで印鑑廃止の話なんかが盛り上がってるんだよ!と
私はイライラしながら報道を見ていたところがありましたが、
「やってる感政治」というキーワードで、あえて菅政権がそういう方法論を採用したのだと理解でき
腑に落ちました。

小泉政権から菅政権までの、直近の日本の政治の流れを把握するには
良い本だったと思います。
ただ、タイトルから想起されるイメージと中身にズレがあるように思うので、
もうちょっと編集者の方は、読者がガッカリしないタイトルを付けてほしいなと思いました。

あと、安富氏の本は読んでみたいと思います。






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『思い通りに人をあやつる101の心理テクニック』
- 2023/03/13(Mon) -
神岡真司 『思い通りに人をあやつる101の心理テクニック』(フォレスト2545新書)、読了。

こういう風に心理学の理論を使うとコミュニケーションがうまく取れたり
営業実績が上がったりするよ!という教えが101個書かれているのですが、
まー、コンサルが理論を要約しただけで、内実が伴わない本だなー、という
この手の本にはありがちな感想で終わっちゃいました。

まぁ、確かに、うまく使えば営業実績をあげられそうな理論もありますが、
参考事例として挙げられている会話事例をそのまま実行したら
即ハブになりそうな自分勝手なものもあり、
著者はどれだけ実社会の経験があるんだろう?と思ってしまいます。

でも、200ページちょっとの本に101ものテクニックが紹介されていて、
それで人の心を操れると思ってしまう読者側が、反省すべきなのかもしれませんね。




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『人間はすごいな』
- 2023/03/12(Sun) -
日本エッセイスト・クラブ編 『人間はすごいな』(文春文庫)、読了。

日本エッセイスト・クラブの2011年度版ベストエッセイ集。
2010年度版を以前に読みましたが、同じように本魚が物書きの人から主婦まで
様々な立場の人が書いたエッセイの詰め合わせです。

物書きさんのエッセイは、やっぱり最初に作者名が目に入ってしまうので、
ちょっと読む側もある種のイメージというか思い込みを持って読んじゃいますね。
「こんな作品を書く作家さんだけど、さて、その人の年間ベストエッセイとは何ぞや!?」と。

そういう目で見ちゃうから、あんまり素直に楽しめないのかなぁ・・・・。
内田樹先生とか、著作は大好きなのですが、本作に収録されたエッセイは
左翼的思考にかぶれて退学する様子を語ったものでした。
エッセイでは自主退学という形で書いていますが、「へー、高校退学してるんだ」と思い
Wikiで裏取りしたら、どちらかというと「素行不良で退学処分」というニュアンスの書き方で、
「自主退学と退学処分ではえらい違いではないか!?」とモヤモヤ。
当人からしたら世界の激動の中での自分の行動だったのでしょうけれど、
高校側から見たら単なる問題児だったのかな。
このエッセイに象徴されるように、著名人のエッセイはいまいち楽しめず。

唯一心に残ったのは、楊逸さんの「犬と棒」。
「犬も歩けば棒に当たる」のことわざを引き合いに出して、
「あなたは犬?とれとも棒?」と問いかけます。
このことわざで、自分を「棒」側に据える視点って、私は全く持っていませんでした。
そうか、自分が災難に遭遇するパターンばかり考えていたけど、
自分が誰かにとっての災難になっちゃってる場合もあるのか!と、目からウロコこでした。
その導入部から、「ウソついたら針千本飲~ます」となり、中国共産党の文化大革命へと
話が展開していきます。
この流れるような世界観の広がりというか変転が、素晴らしいです。
芥川賞受賞作へのイメージから、まだ受賞作の『時が滲む朝』は読んでないですが、
こりゃ読んだ方が良いかな。

一般人の方のエッセイは、その着眼点や、肩ひじ張ってない感じの日常生活の切取り方が
爽やかに感じで楽しく読めすものが多かったです。

山登りを趣味にされている方が、日本百名山の踏破を目指す終盤の山行を描いたエッセイがあったのですが
現地のツアーガイドの指揮のもと、現地で知り合ったツアー参加者たちの山での様子が
素直に描かれていて、「あー、こういう人いるよなー」という気持ちで読みました。
私はスキューバダイビング派なので山行は全くの素人ですが、
プロガイドのもとで、その日のツアーに参加した知らない人たちが一緒に行動するというスタイルは一緒です。
みんながガイドさんの言うことをきちんと聞けば良いのですが、結構、ワガママなんですよねー。
自分のペースで勝手に行ってしまう人とか、自分の能力への自信からガイドが苦笑するような動きを
しまてしまう人とか。
あるあるだなー、と思いつつ、私はガイドという仕事はできないなと、ガイド業の方に感嘆。
多少のワガママには目をつぶりつつ、リスク管理のためはみ出す人にはやんわり注意し
角が立たないようにうまくまとめていくという、これは人間力と胆力がないとできない仕事ですわ。
こういうプロの仕事が垣間見えるのも、素人さんのエッセイの良いところですね。




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『参謀』
- 2023/03/09(Thu) -
森繁和 『参謀』(講談社文庫)、読了。

WBCが始まりましたねー。
こういう大きな大会が始まると、サッカーでもそうですけど、
以前からのコアなファンと急増したにわかファンと、それぞれの視点が露わになり、
面白く、ときにはイラっとしながら眺めています。

何か野球の本、それも野球理論がしっかりしていそうな人の本はないかなと
積読の中を探したら、野村克也氏の本に紛れて本作が出てきました。

著者の現役時代のことは知らないので、印象は、
「ドラゴンズのヤクザっぽい風貌のコーチ」「南米に謎のコネクションがある人」
というこれまた謎のイメージです(爆)。

あの落合監督の右腕として仕えたコーチだから、
そうとう理論派なんだろうとは思ってましたが、
やっぱり読んでいて面白く、納得できました。

自分のコーチ法が、今のご時世からするとやや古いという自覚を持ちつつ、
でも、なぜそう考えるのかをきちんと監督とコミュニケーションを取り、選手に伝え、
みんなが納得の上でコーチングしていく姿は、さすが優勝を何度もしたチームのコーチだと
腑に落ちました。

特に、監督との意思疎通の図り方、役割分担、選手との向き合い方、
このあたりは、野球という世界だけじゃなく、ビジネスマン全員が学べる姿勢かと。

そして、森コーチの立場から見た落合監督の采配について。
ときに「非情」と呼ばれた落合采配ですが、とくに山井投手の完全試合未達成事件について
投手コーチとしての考え方を軸に全てを明らかにしてくれて、
そういうことだったのかー、と納得。

あれだけの世論の非難を受けた後も、監督・コーチ双方が無言を貫き
批判をそのまま受け止めた我慢強さも凄いなと感じました。

こういう人たちに指揮されたら、世論やマスコミが「非情」と外野からヤイヤイ言ってきても
選手も納得してプレーできたんでしょうね。
実際に良くまとまったチームで、強かったですし。

やっぱり野球は、監督やコーチの目線で裏側を語ってもらうのが一番面白いですね。




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『知れば知るほど得する税金の本』
- 2023/03/08(Wed) -
出口秀樹 『知れば知るほど得する税金の本』(知的生きかた文庫)、読了。

先日、確定申告を終えました。
複数の法人から報酬や給与をもらってるから確定申告が必要になるだけなので、
経費申請とかの面倒な作業はなくて30分ぐらいで終わるのですが、
毎年、ちょっとでも節税できないかなぁ・・・・・と思いつつ、何もしてない状況です。

で、確定申告終わってから読んでも仕方ないのですが(苦笑)、
手元に積読だった本作を読んでみました。

とりあえず、サラリーマンにとって関係ありそうな税金の話と
節税になる事項を簡潔にまとめてあって、分かりやすかったです。

こういう本をきっかけに、1つ1つきちんと税金の仕組みを理解していけば、
それなりの額が節税できそうですね。
でも、数千円の違いなら、時間モッタイナイから結局勉強しなさそうですけど(苦笑)。
マンションを買うとか、そういう大きなお金の移動がある人は、
しっかり税金の仕組みを学んで対応すると、結構差が出そうですね。

とりあえず、iDecoは最低額でしかやってなかったので、
金額増やそうと思いました。
キッシーの「新しい資本主義」に乗っかって投資だー!(爆)

でも、税金の仕組みは、現政権がどういうことを国民に求めているのか、
国民を誘導しようとしているのかが具体的に表れているので、
政治経済を勉強するのにもちょうどよいテーマですよね。
4月からの新年度では、税金の話も勉強していこうかな。




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